Nicotto Town


エレウシス


恥ずかしかった話

今朝の「スッキリ!」で。

廃校跡の校庭でサッカーをやっていた小6の子供たち。
児童相談所の増設に伴い、空き地縮小、ボール遊びが禁止となる。

子供たちはビックリ。
大人たちに聞くと、その件は知っている。説明会もあった、とのこと。

子供たちは立ち上がる。
「どうして、実際に使っている僕たちに何の説明もなく、
 大人たちに説明しただけで決まっちゃうの?」

子供たちは代表3人で役場に質問に行く。
ここで、門前払いしなかった窓口担当も偉かった。
「区長に手紙を書いてはどうだろう。
 ボールで遊びたい気持ちが伝わるかも」

子供たちは一生懸命文章を考えて、区長に手紙を出した。
「ボール遊びができる場所が無いんです。
 僕たちはサッカーが上手くなりたいんです。」

それに対し、区長の返答は。
「近くのここにボール遊びができる場所があるよ。」

子供たちはそれを信じ行ってみると。
確かにボール遊びは禁止されていないが、
公園を囲むネットにボールを当てるの禁止。
狭くて人数も多く来る。
そのうえ近くの幼稚園の子も来るので、
ボール遊びなど到底できる環境ではない。

近くの児童ボランティアセンターの元職員の人に相談すると
皆で話し合おうということになる。
この人も「自分が動く」のではなく
子供の自主性を尊重したのが素晴らしかった。

そして、区長個人でなく、
議会で検討してもらえるよう、
正式な「陳情書」を出そうということになる。

僕たちの遊び場だし、僕たちが受益者なのだから。

子供たちは考える。
僕たちはボール遊びがしたいけど、できないのは理由があるはず。
そこもお互いに尊重しないと、
僕たちの主張は認められないだろう。

そして、自分たちで調査を始める。
なぜ、使えないか。どこが使えるか。
今、使ってる人達は何のために使っているのか。

問題点をまとめ、譲れるところは譲り、
公園を閉める時間を1時間延ばす、
校庭貸し切りの曜日を限定して、それ以外は開放する、
など5つの提案陳情書を提出した。

そして彼らは、その陳情書について
「5つのうち、一つでも通れば前向きに考えられる」
「とりあえず継続審議でも良い」
「僕らは来年中学生になるけど、今、低学年とか幼稚園の
 次の世代のために、是非通ってほしい。」
と大人たちのインタビューに答える。


・・・もうね。

感動したって人多いけど。

恥ずかしいだろ、大人として。

オレは恥ずかしかった。

小学生が幼稚園児のために動いてるんだぜ?
大人は子供のために動いてるのか?

この子達が素晴らしい、じゃなくて。
いや、素晴らしいけども。

この子達の世代に、遊び場すら残せていない
我々大人たちが恥ずかしいと思おうよ。

次の世代のために。

これは全ての大人が行動の基本にしなければならないことだ。

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2019/12/01 18:37
☆そら さん
 大人は忘れちゃいけないことですよ。
 自分のためでなく、次の世代のため。
 これを忘れると社会は終わる。
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2019/12/01 18:36
☆らなん さん
 人も生物である以上、「次の世代」のためを考えるのが基本だと思うのです。
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2019/11/23 17:54
大人が忘れてた事を再認識させてくれたのですね^^
子供の方がしっかりしてるってなんだろう・・w 
子供の欲や慣れ合いに染まって無い瞳って素敵ですね。
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2019/11/22 21:05
私も見たみたー!
使用してないおとなたちが使用してないおとなの都合で決めちゃうのおかしいよね。。。



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