Nicotto Town


エレウシス


イメージ修繕

別の日記でルイ16世とマリーアントワネットのことに触れたので
歴史上の人物像を書いておこう。

アベノバカ夫妻と雲泥の差なのでね。


まず、ルイ16世。

外見からイメージ違います。
身長190cm超の筋肉質。大谷翔平レベルです。
ポッチャリ二重顎ではありません。
あれは処刑間近、晩年の姿です。

威圧的な体型ですが、読書好きで穏やかな性格。
当時最先端の精密機器であった錠前や家具造りが趣味。
とても聡明で家庭教師からも絶賛されていました。

今で言えば、自作PCで研究しまくり。
ガンプラ作るオタク系理系スポーツマンでしょうか。

人権思想にも造詣が深く、
アメリカ独立戦争を支援、人権宣言も追認してます。
拷問を禁止し、死刑囚が苦しまないようギロチンに移行。
様々な階級の意見を聞くため、お忍びで散歩を繰り返し
三部会を開きます。

こんな国王ですから、国民は自分たちのことを想ってくれる
慈悲深い国王だとして、歴代最高クラスに人気がありました。

・・・ヴァレンヌ逃亡事件までは。

革命に人道を外す動きが出て、
ラファイエット等が権力闘争に明け暮れるようになったため
ルイ16世は国外に亡命し、外国の力を借りようとします。

その途中で捕まる。

これが国民からは「裏切り」と捉えられ、
今までの熱狂的な支持の反動で処刑しろとの運動となります。

そして、自ら開発を指示したギロチンで処刑される前に
有名な言葉を発します。

 「私は私の死を作り出した者を許す。
 私の血が二度とフランスに落ちることのないように神に祈りたい」

最後までフランスとフランス人民を想った一生でした。


一方、マリーアントワネット。

この人が基本お嬢様で、ズレてたのは間違いないんですが、
それでも、嫁いできてから、
接見儀礼の簡略化、王妃への賄賂の禁止等
貴族の無駄遣いを窘めています。

ただ、近代的な“自立した”女性を目指した彼女は
貴族とも民衆とも軋轢をもたらします。

貴族に対しては、男性に遜らず、女性の権利を述べ
庶民に対しては、“啓蒙活動”の選択肢として
演劇や清潔な建造物、芸術作品などを使います。

しかし、それは当時では、傲慢で浪費家のように映りました。

母であるマリア=テレジアは、
「娘は非常に偉大な存在になるか、さもなければ非常に不幸になる」
と述べたといいます。

結果、ヴァレンヌ逃亡事件の主犯として、ギロチンにかけられます。

後世では愚鈍な王、傲慢な王妃として描かれますが、
実際は国と国民の生活をより良くしようとする二人でした。

貴族の権力を減らし、国民の生活を向上させようとしましたが
既得権を守ろうとする貴族と
貴族への復讐を誓う庶民の闘争に巻き込まれ
悲劇的な死を迎えた二人です。

分断が深まるとこのように、善意の人たちが悲劇を迎える結末になります。
だから、格差社会を認めてはいけないのです。

格差拡大をしようとする財界、与党に、NO。

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2020/04/16 22:42
☆蜜翡 さん
 ちなみに、「パンがないならお菓子を・・」の件も捏造。
 さらに、中国の晋でも「米が無いなら肉粥を・・・」という話があったりします。
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2020/04/16 22:34
☆みいちゃん さん
 フランス革命期の本では「死刑執行人サンソン」が近来の名著。
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2020/04/16 10:51
エレさん♪
あら?もしかして
     私のさり気ないお願いrequest?に、乗って下さったのかしら??♪
 だとしたら、神ね♪。。。違うんだったら、紙ね。
     食料がないなら、パンを食べたら、いいじゃない♪
                 エレさんは、今日も納豆でしょう?♪ねばねばーぎぶあっぷ♪
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2020/04/16 07:48
おはようございます。
ベルばらしか知らなかったので、興味深く読ませていただきました(゚д゚)(。_。)



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