みずほ雑感
- カテゴリ：30代以上
- 2021/08/25 08:56:11
みずほ銀行のシステムトラブルの件。
三行合併以降の２０年、金融システムとして
酷いレベルが続いてる状態なので
「まあ、みずほだし」
としか思わないのだけれど。
それにしても今回の発表は恥ずかしいものであった。
読売新聞の記事によるとバックアップのトラブルだそうで、
「データそのものに異常が発生したため、
データが予備機に適切に移行されず、
バックアップ機能が働かなかった」
とのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22c2a834875e4baf3a0904eef906cce874514ff0
これねー。
サラリと流せないほど酷い話なのだ。
読売の記事みたいな書き方すると、
バックアップシステムの問題と見えちゃうけど、さにあらず。
開発能力の問題なのだ。
まず「データそのものに異常が発生」ってのが
特殊な状況ではないのです。
忘れがちな話なのだけれど。
デジタルデータは０と１の数字で成り立っている。
で、０と１の違いは何かってーと電流が流れるかどうか
で判断をしている。
デジタルの大元は物理的作用なのである。
そうすると、電圧の変化、停電、部品の劣化などにより
電流が流れるべきところで流れなかったり
流れてはいけないところで流れたりし得る。
これが異常データ作成を引き起こす原因なのだ。
異常データは普通に発生し得る。
だから、異常データが発生した場合
どう対応するかのプログラムは必ず作るしテストも行う。
それが安定稼働を要するシステムを作る際の“常識”なのだ。
読売新聞の記事を信じるなら、
その基本的なことすらできていなかったことになる。
こんな開発観念、テスト能力で作られたシステムなら
これからもどんどんトラブルは発生するだろう。
直そうと思っても全プログラムを見直すしかない。
経営陣が単なるシステムトラブルだと認識しているなら
みずほのシステムは終わり、であろう。
ちなみにみずほ凋落の真の原因は
三行合併時、勢力争いで変なシステム統合をした
当時の経営陣であり、
その中心となったのは現ＮＨＫ会長です。
籾井さんの時といい、自民党に擦り寄る無能な人間しか
ＮＨＫ会長になれんのか、とも思っちゃう。
