Nicotto Town


エレウシス


オーウェルに学んで

ジョージ=オーウェルと言えば
何度もリバイバルされる「1984」や「動物農場」が有名。
太宰や夏目漱石、星新一らと伍して
若い頃に一度は目を通す小説でもあり、
今の日本でこそ求められる作家と言える。

1984で扱われる独裁政党のスローガン

 WAR IS PEACE
 FREEDAM IS SLAVERY
 IGNORANCE IS STRANGTH

などは自民ネトサポのスローガンかと見紛うようだ。

そんなオーウェルの短文
「ファシズムとは何か」を読んだ。

https://open-shelf.appspot.com/WhatIsFascism/chapter1.html

この中でのファシズムの説明

  おおざっぱに言えば何か残酷なもの、
  不公正で尊大で蒙昧で、
  反自由主義、反労働者階級的なもの

はまさに現政権与党や維新の有り様だし、親和性があるから
麻生さんがナチスに傾倒するのもわかるよね。

で、この文章で一番響いたのがこれ。

 「ファシスト」の同義語が「弱い者いじめをする者」
 であると言われて納得するだろう。

ああ、そうか、と。
(麻生やああ創価と掛けたわけではない)

運動系部活動、いじめ問題、こういうのを放置してきたことが
今に繋がっているんだなぁ、と。

 成績さえ上げれば名将と称えられる甲子園。
 上下関係の厳しさを美徳とする運動部。
 いじめを「子供のすることだからそのうち仲良くなる」と
 放置してしまう小学校教師。

子供の頃、「弱い者いじめ」を強く叱られてこなかった子たちが
大人になってファシストになっていく。
また、いじめられた子供が立場を逆転するため
大人になってファシストになっていく。

そう考えれば、今の状況にも説明がつく。
となれば、オリンピックを強行した人たち、
小山田圭吾を採用・擁護しようとした人たち、
これらは皆「ファシスト的」なのだ。

「子供の躾け」の甘さはここまで響いてくる。
近所の子供も叱る「コワいオヤジ」の減少が
この事態を齎したのではなかろーか。

今後も公共の場所で大騒ぎする子供や
それを放置する親たちを注意できる
オヤジであり続けようと思った。




月別アーカイブ

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.