回想、スペシャルドラマ「坂の上の雲」
- カテゴリ:テレビ
- 2012/02/04 00:02:58
完結して早一月。未だに「坂の上の雲」の余韻に浸っています。
このスペシャルドラマ「坂の上の雲」は自分にとって20代最大の事件といっても過言ではなく製作発表から完結まで自分の中の大半を「坂の上の雲」で占められてました。
製作発表が行われたのが自分が高三の時、もう八年以上前になるんですよね。発表と同時に原作にPRの帯がめぐらされたのを今でも覚えてます。「坂の上の雲」との出会いはこのときでした。
当初は日露戦争開戦100年目に当たる2004年の放送予定でしたが相次ぐNHKの不祥事や脚本担当の野沢尚(「破線のマリス」「叛乱のボヤージュ」など)の自殺(書きかけのまま自殺したため残りは大河製作経験者たちが完成させる。)などのトラブルに巻き込まれ放送予定が延びに延びて3年前の2009年に放送開始と相成りました。
そのなかで絶対に観るから絶対に出演すると気持ちに変化が現れ現在に至ったわけで今にして思えばよくやったなーとこの時期の自分の行動力に改めて驚かされます。実際「坂の上の雲」のエキストラ参加はトータルで2週間もなくやった役も学生(書生)・人足・着物の通行人・右翼のやくざ幹部・軍人といろいろありますが群集に紛れたり映ったのにカットされたりと完成映像にはきり映ってるのは少ないんですが参加してるときは毎日がお祭りのようでした。
主演のモックンに着付けを直してもらったり、声を張り上げすぎて血が出たりとたくさん思い出があります。
「坂の上の雲」は永遠に不滅です!!
ロケ場所によって役者さんとの接触が禁じられてる所があり役者さんとの距離って結構難しいところなんですが禁じられてる場所でも一人でポツンがさみしいのか役者さんから話しかけてくる場合もありました。モックンのエピソードはその一つでそれまでモックンに対して持っていた鉄仮面的なイメージが一変しました。
エキストラでの役者との接触で一番うれしかったのは「天地人」で高嶋政信との接触でした。櫓上で高嶋政信を囲んでお菓子を食べたり高嶋政伸が出演してた大河「太平記」や「秀吉」の話で盛り上がったり…
役者さん的には、そういう人がいる方が楽なのかなあ。
しかも芸能人に無頓着で(大河未経験役者に対しては人気だろうとほとんど無知なわけで…)なにげなく話した女優さんが常盤貴子だったり(「天地人」。同じ衣裳来たスタントマンがいたためどっちが本物かわからなかったわけで…知り合いに話したら失礼だと怒られました。)越後屋っぽい悪役商人がダチョウ倶楽部の上島竜平だってことに最後まで気づかなかったり(NHK時代劇「オトコマエ!」。放送時になって初めて知り驚きました。龍ちゃんだって知らずに話してましたよ。)…
ロケ中役者さんに迷惑かけてないだろうか…
すごい 本分をわきまえたエキストラさんだー(^^)
自分の場合は時代劇で着る衣装目当てでやってたので(出演してる芸能人にほとんど無頓着でした。)ありふれたものを着る現代劇は退屈極まりなかったです。
もう りっぱな俳優さんですね(^^)