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つくしのつれづれノート


ジュブナイル

この間山崎貴監督の「ALWAS 三丁目の夕日64」を観たということで久々に山崎監督のデビュー作「ジュブナイル」を観たわけですが…

内容は林間学校で見つけた謎の球体ロボット「テトラ」と子供たちのひと夏の冒険を描いた作品で子供主体の映画に見えながらかつて子供だった大人たちも当時を懐かしみながら楽しめるスタイルは後の「ALWAYS」シリーズに受け継がれていきます。
大冒険の末30代になった主人公たちがとある出来事をきっかけにテトラと出会った夏の出来事が何を意味していたかに気付きラストでヒロインがつぶやく「ここから始まったんだね」というセリフに思わずホロリときました。(このセリフなんとなく今回の「ALWAYS 三丁目の夕日64」のラストにリンクしてるように見えます。)

もう10年以上前の作品で映像技術の差もあるんですが内容は10代の少年少女の夢・初恋冒険を一本の軸に詰め込んだすごくピュアなストーリーに仕立てられているのでいくつものエピソードを一本の作品にまとめた「ALWAYS」シリーズよりも面白いと思います。

この「ジュブナイル」は映画では割愛したエピソードなど組み込んだ監督自らが執筆したライトノベルバージョンも存在し(監督曰く「ジュブナイル1.2バージョン」)映画と一緒に読むと世界観がさらに深くなります。

しかしこの作品驚いたのは原案がかつて著作権問題になり都市伝説でささやかれるようになったいわゆる「ドラえもんの最終回」いわれる同人誌だそうでラストのエンドクレジットでに藤子・F・不二雄と同人誌の作者の名前が登場するそうです。(藤子・F・不二雄の名前は確認できました。)
この「ドラえもんの最終回」Youtubeで見たことがありますが「ジュブナイル」の主軸そのものでした。

実写版「宇宙戦艦ヤマト」を観て思ったのですが駄作にになりかねない難しい題材をきちんと筋の通った作品に仕上げる(決して良作と呼べるシロモノではないのですが他の監督が作っていればもっと酷いことになってたのは明らかだったと思います。)山崎監督の力量には本当に驚かされます。
その力量は邦画復活の救世主のようにも見え山崎監督の今後の活躍に大いに期待してます!

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2012/02/13 21:45
「ジュブナイル」何となく観た事があります(^^ゞ

でも、殆ど忘れてますけど・・・・www




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