Nicotto Town


つくしのつれづれノート


南北朝大好き!!

明治と同じくらい大好きなのが鎌倉時代と室町時代をはさんだ南北朝時代(その時代中に
すでに室町幕府が存在してるので室町時代の始まりって結構あいまいだったりします。)なんです。

概要としては多くの武士の支持を失った鎌倉幕府が後醍醐天皇が挙兵したことから始まった1333年の元弘の乱で滅びたあと後醍醐天皇主導で建武の新政が開始されるもやはり武士の支持を得られず武士の最大勢力足利尊氏の離反により瓦解し朝廷が後醍醐天皇派の南朝と足利尊氏ら後の室町幕府が擁立する北朝に分裂して60年近く争う大動乱の時代です。

正直言ってこの時代は多くの人からみるとマイナーなのですが結構コアなファンが多く日本史好きが最後にたどり着く時代といわれたことがあります。

マイナーなのはいくつか理由があり
・日本史の中でも特に社会が混乱したために誰が敵やら味方やら分かりにくい裏切りまくりの時代であり相関図がややこしいのです。室町幕府の創始者である足利尊氏一人をとってみても鎌倉幕府を裏切り、後醍醐天皇の建武政権を離反し(室町幕府作るために皇統の別系統から北朝を立ち上げるわけです。)、弟や息子と対立し戦います。(そのために北朝側のトップであるにもかかわらず一時的に南朝に降伏します。)
・皇室が二つに分裂した異常な時代であり、室町幕府主体でこの時代を見ても(今の皇室とつながっていないものの)天皇に弓を引いた構図になってしまいタブー視されているということ。特に水戸黄門(徳川光圀)が編纂を始めた南朝を正統とする「大日本史」が後に明治政府を主導する幕末の志士たちのバイブルとなりそこから戦前の「皇国史観」(南朝を正統としてるため当時の最大勢力である室町幕府をとことん悪役にしてます。)に発展するためその「皇国史観」の根源となっている南北朝時代は忌避される傾向が強かったのです。(戦後の思想解放から「皇国史観」とは違うこの時代の研究がさかんになっているものの、時代小説の大家である司馬遼太郎は「皇国史観」の中行われた戦争の体験から南北朝時代を忌避しておりこの時代を描いた小説をひとつも書いておりません。)

そういう理由なためこの時代の映像作品というものは極端に少なく大河ドラマでも「太平記」一作品のみとなっています。(その延長の純粋な室町大河も「花の乱」のみ)

とはいうもののこの時代は平和な時代なら友として笑いあえる仲になれたはずが混乱した動乱のためにお互いを認めつつもそれぞれのの信念を貫き通すために敵対し生死を分かつ戦で雌雄を決する熱い人物たちが多数登場する(足利尊氏・足利直義・高師直・楠正成・北条高時…どれをとってもその個性は強烈。)時代でもあるためはまる人はとことんハマるわけです。

正直言って南北朝大河が「太平記」ひとつなのが大いに不満です!
かなうことならば南北朝合一を実現することになる室町幕府三代将軍足利義満の大河があったっていいじゃないか!
そう強く主張する次第であります!

以上!終わり!!

アバター
2012/03/11 22:33
確かに尊氏は源頼朝・足利尊氏・徳川家康の3人の幕府創設者の中で最も低い評価をせざるを得ない人物です。南北朝動乱自体尊氏の優柔不断で決断をあいまいにするあまりに60年近くも続いたともいえるわけで(不敬だと思いますが湊川合戦後に一度は捕えた後醍醐天皇を北朝の名において処刑するなり二度と戻れない場所に流刑してしまえば皇統のトラブルによる内乱だけは早くおさめることがができたはずなのです。もちろん絶対的な逆賊の汚名は免れませんが…)政治家としては日本史上最低とは言いませんが決して高くはありません。実際ドラマ「太平記」ではあいまいさが招いた結果足利幕府内(後の室町幕府)の派閥抗争による内乱・観応の擾乱で腹心の高師直(直義派に殺害)・無二の弟足利直義(尊氏自ら泣く泣く毒殺)を失い(ショックで重病を患う)それでも反抗する長男足利直冬を討つため重病状態で輿に乗って迎え撃つというあまりにも痛々しい最終回が展開されます。(幕府創始者の中では最低なのですがそれゆえに最も人間臭いともいえ幕府創始者のドラマとしては最もおもしろい題材だと思ってます。だって頼朝も家康も天下国家に関わることについては常人のの域を越えるほど私情を排してるわけでドラマとしてはつまらないと思います。)
大河「太平記」は確かに尊氏(真田広之)が主役ですが尊氏よりも弟直義(高島政伸)高師直(柄本明)楠正成(武田鉄矢)新田義貞(根津甚八)北条高時(片岡鶴太郎)一色右馬介(大地康雄)など尊氏を取り巻く脇役たちの支えで成り立っているともいえ尊氏のワンマンショーではこの大河の人気はあり得ません。(とにかくキャスト歴代大河の中でも豪華なうえに骨太ドラマなので2000年以降の大河は太刀打ちできないと思います。)
アバター
2012/03/11 22:22
では、太平記も見てみます。。。

足利尊氏が、真田博之っていうのはいいね~面白そうだね^^
アバター
2012/03/11 21:31
少年漫画のような、爽快感が無いですからね・・・。なんで仲良さげなのにそうなるの?!と叫びたくなる流れが。尊氏のあたりの話は気分が暗くなりがちで、本読んでると時々閉じたくなります。

義満さんのは見てみたいですね♪気分が盛り上がりそう~
アバター
2012/03/11 02:05
南北朝がマイナーなため関係人物も知られていないのが現状なのですが紐解いてみると大変荒廃した社会史システムの中でさまざまな人間が理想郷を思い描いてその実現のためにときに手を組み時に対立するという時代なのです。なので敵同士とはいえ己の信念のために戦うもの同士としてお互いを認め合ってるところがあり知れば知るほど深く感じるのです。(戦国時代のように天下平定するだけでは乱世を鎮められる時代ではないため理想郷の実現のための葛藤がすさまじいのです。)

このを描いた唯一の大河として91年「太平記」があるのですがこの作品歴代大河の中でも特に評価の高い作品として大変お勧めします。(主人公:足利尊氏→真田広之)この作品は鎌倉幕府滅亡・建武の政権の発足と崩壊・南北朝動乱における足利幕府(後の室町幕府)の発足とその内部対立による骨肉の争いを足利尊氏の視点から描いたもので本来複雑怪奇な南北朝時代を要点をうまくおさえている上に敵味方問わず大変魅力的に描かれているので各登場人物の死のシーンは恐らく大河史上で最も印象的なものだと思ってます。
そして何より鎌倉幕府滅亡を描いた回である22回「鎌倉炎上」はその完成度の高さから歴代大河史上最高傑作と評価する人が多数いるとのことです。自分個人としてはこの「太平記」を越える大河はここ10数年出てないと思ってます。
この「太平記」は別にブログでさらに詳しく書くつもりなのでそちらを参照してください。
アバター
2012/03/11 01:18
あ、誤解しないでね悪く言ってるわけではないのよ。。。

もう少し面白いとこを知りたいと思ってね^^
アバター
2012/03/11 01:05
なる、私はやはりわかりやすくドラマチックな戦国時代が好きなのですが、

この時代がドラマチックな仕上げにできる所ってあるのですかね?

裏切りドロドロって、それだけでもお話にはなるけど、テレビってさ、愛とか友情なんてもの求めるじゃん?

まあ、面白く仕上げれれば見てみたいのですがねww




Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.