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つくしのつれづれノート


実写版ヤマト!

今実写版ヤマト「SPACE BATTLESHIP ヤマト」放送中!

「ジュブナイル」「ALWAYS三丁目の夕日」の山崎貴監督作品ということで、封切り初日に観ましたがこの映画を簡単に評価すると絶望的な制作環境(製作費・原作の絶対的知名度)の中最後まで諦めずに健闘するも武運つたなく討ち死にしたまことに惜しい作品の一言に尽きます。

 この映画のベースになっているのが最初の26話分と映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」の一部みたいですがそれを2時間18分に凝縮すること自体無謀でありその結果完成した映画が原作レイプと罵倒されるものになったとしても仕様がなかったはずです。(実際山崎監督が監督を受諾した時には企画自体がオリジナルの原型をとどめていないとんでもないものになっていたそうです。)

 しかし山崎監督はオリジナルの要点をうまく組み上げそのままの実写化ではまずいところは訂正した結果、完成作品はオリジナルの世界観を見事に踏襲し筋の通ったものになっていました。その取捨選択を行った山崎監督の手腕は本当にはかり知れません。

 とはいえそれでも削れなかった熱く濃すぎるキャラクターを2時間ちょっとに収めるにはあまりにも数が多すぎ、案の定物語の後半に主要キャラが次々と戦死していくところでは全くキャラに感情移入することができずラストシーンでは時間が短かったために生かしきれなかったキャラを思って悔し涙で号泣しました。

はっきりいってこの映画についてオリジナルを実写化するには上映時間があまりにも短すぎました。個人的には「ロードオブザリング」のような3部作ないし2部作、それが叶わぬまでもあと1時間尺を長くしておけばもっと面白い作品に仕上がっていたはずです。(されど製作費がそれを許さなかったのでしょう。)それを思うととても無念でなりません。

 …とここまで否定的に書きましたが、もし他の監督スタッフがこの制作環境の中この映画を製作していたらもっと酷いものになっていたかもしれない…というよりなっていたのは火を見るより明らかであり、そのような絶望的な環境の中ヤマトの製作に果敢に取り組みオリジナルの世界観の崩壊を最小限に食い止め、筋の通った映画に仕立てたキャストも含めた全スタッフの底力はまさに称賛に値します。

それにしても、ここ最近ヤマトネタばかり、製作側は意図的にヤマトイベント固めてないか…
あんまり多いから、「宇宙戦艦ヤマト ツッコミ編」でも書いてボロクソ書いてみようかな…(苦笑)

アバター
2012/04/11 23:43
なるほど~

実写版ヤマト見逃したけどw

残念っていうことね~^^




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