Nicotto Town


つくしのつれづれノート


ヒデヨシダンス♪(96年大河ドラマ「秀吉」より)

(笛太鼓のお囃子がイントロ)

殿の戦の 七重八重~  九重いずる 御手柄(おんてがら)~ 御手柄~♪

勇み進める 若武者の~  紫綾の 幌(ほろ)かけて~ 幌かけて~♪

御大将(おんたいしょう)のお装束は~  金糸赤地の 鎧召し~ 鎧召し~♪

御馬(お馬)の先の幟(のぼり)だしは~  黄金(きん)の瓢箪(ひょうたん) ぴかぴかと~ ぴかぴかと~♪

御馬の足音高らかに~  天晴れ大将 御大将~ 御大将~♪
(そして「殿の戦の」からエンドレス…)





マイページのつぶやき欄で毎日載せてた歌詞をコンプリートしてみました!!
コレ北近江に伝わる秀吉が落成したばかりの長浜城(織田信長が浅井長政を滅ぼした後秀吉は旧浅井領の内12万石を拝領するわけですが、浅井本城だった小谷城は交通・流通観点から不便極まりないものだったために湖岸に水城・長浜城を築城したわけです。この長浜城こそ天下人豊臣秀吉の経済政策の原点になります。)へ入場したときの様子を歌った田植え歌なんです。

現時点で平均視聴率30%をたたき出した最後の大河ドラマである96年「秀吉」では、秀吉が長浜拝領後、事あるごとにこの田植え歌の笛太鼓のお囃子に合わせてお祭り騒ぎのごとく踊りだす(仮にヒデヨシダンスと呼称)場面が頻繁に登場して大変楽しく、当時小学生だった自分は「秀吉」放送日の日曜夜八時が毎週が一日千秋の思いで待ち望んでいたのを思い出します。

この田植え歌はラジオ体操やハルヒダンスのように決まった振り付けはなく、ただ笛太鼓のお囃子に合わせてデタラメに体を動かしてればOKというものであり、各人の異なったデタラメな動きが集団でうごめくさまは、百姓の実家を家出同然に飛び出して流浪し、小物身分から叩き上げで天下人になった秀吉の人生そのものを象徴してるようにみえ大変エネルギッシュです。この田植え歌とともに踊られるヒデヨシダンスは大河ドラマ「秀吉」のもうひとつのメインタイトルといえるかもしれません。
特に最終回、大阪城内で行った花見の席でのヒデヨシダンスは秀吉が発展させた桃山文化を具現化したような大変豪華絢爛なものでした。

中には秀吉たちが着物を脱ぎ捨ててふんどし一丁になって踊りだすストリップショー状態になったこともあり、秀吉を演じた竹中直人・親友前田利家役の渡辺徹(当時リバウンドして人生最大級の肥満度であるため豊満な肉体が揺れる様は大迫力(笑))・秀吉を親父様と仰ぐ石田三成役の真田広之(JACで鍛え抜かれた肉体がセクシー)がふんどし一丁で踊りだす様は爆笑ながらも大変迫力があり、観てて惚れ惚れとします。エネルギッシュで骨太ドラマである魅力ならではのことなんだと思います。

っていうかこのこのドラマは主人公・秀吉がふんどし一丁で画面を縦横無尽に駆け回るシーンが大変多く、本能寺の変による中国大返しの時には秀吉を筆頭に全軍の将兵がふんどし一丁で走り回る全裸マラソン大会状態であり笑えます。さらに初回にいたっては秀吉の緩んだふんどしから見え隠れするハミチン映像がそのまま誰も気づかずに放送されたことで話題になりました(なんと総集編でもモザイクをかけずにそのまま放送されている!!)。
ここまでストリップな大河はほかにはないと思います。しかし大変骨太な人情劇な為、その後の大河はすべてこの「秀吉」の足元にも及場ないのが現状なんです。


そんな大変印象的なヒデヨシダンスの田植え歌なのですが、当時の大河はまともなサントラCDがなかったため(毎年歴代大河のオープニング映像を納めた主題曲集は発売されており、「秀吉」の年は6曲ほど「秀吉」のサントラをおまけした豪華版となっている。まともなサントラがリリースされるのは翌年の97年「毛利元就」からなんです。)、田植え歌大河ドラマ「秀吉」バージョンのソフト化は存在しないのです。

めちゃくちゃ残念!!

今年、それまで幻の大河となってた「秀吉」のソフト化が解禁されたんだから、これを機に「秀吉」まともなサントラリリースして~!!




しかしこの記事のタイトル、アニメ墓「場鬼太郎」のオープニングテーマの「モノノケダンス」(電気グループ)みたい(笑)





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