Nicotto Town


つくしのつれづれノート


「氷菓」解決編!!

アニメ「氷菓」5話目は関谷純に何が起こったか?カンヤ祭とは?そしてヒロイン千反田えるが流した涙の理由とは…?すべての謎が明らかになる古典部シリーズ「氷菓」の解決編です。


解決編…事件の謎解きを担当する探偵が導き出した推理を発表し、事件の当事者が(犯人であることが多いですが…)真相・動機を告白するほとんど静で構成されることが多いミステリーもののクライマックスですが(その為2時間サスペンスでは解決編で犯人が暴れて人質を取る安っぽいアクションシーンを無理矢理はめ込んでいるものも多い。)、日常の謎ジャンルでは殺人事件や警察が動くことがほとんどない為に映像化してもメリハリのないものに仕上がってしまう恐れが少なからずあるように思えます。
ましてや今回の古典部シリーズ「氷菓」は日常の謎ジャンルの典型でありながら、解決編は通常ミステリー同様の展開。そしてすでに前回4話目で真相の骨組みは組み立てられていた為、5話目は当事者の事件の告白メインになることは明白であり、ただそのまま映像化するだけでは物足りなさを感じるつまらない作品(「氷菓」刊行当時売れなかった原因も版元の采配ミスだけではなく、通常ミステリーほどメリハリがきかない日常ミステリーの印象によるところもあったのではないかと思います。)に仕上がりかねなかったのですが…


実際のところ殺人事件の真相じゃないのにグイグイ引き込まれるこの解決編に大変驚かされました!!ミステリーの演出として「コナン」や「金田一少年」なんかを軽く超えています!!(原作が本格ミステリーなので仕方ないかも…)

これは原作を忠実に再現(アニメオリジナル要素は原作に支障をきたさない程度にをちょびっと加えているだけ。)した内容に独特の映像表現と演出をプラスした結果なのですが、日常ミステリーの映像化をここまで昇華できるとは思いませんでした。まさに製作サイドの努力の勝利です!!(そういえば「トリック」(仲間由紀恵・阿部寛)や「謎解きはディナーの後で」(桜井翔・北川景子)も演出・映像表現が独特であり人気が高いですよね。)

…が逆にいえば観光地との癒着が激しくてワンパターンな二時間サスペンスが、どれだけ惰性でいい加減に作っているか浮き彫りになりますよね。製作サイドよ、もっと努力しろ!!(苦笑)本格ミステリーの映像作品が少ないのがすごく残念です…)


…と今回アニメ「氷菓」(古典部シリーズ「氷菓」)を一通り観て、日常の謎ジャンルがクリエーター次第で殺人事件の通常ミステリー以上に面白くなることに大変驚きを隠せないわけなのですが(現在放送中の「7人の敵がいる」の加納朋子の日常ミステリー・サヤシリーズを映像化した「てるてるあした」は面白いですが原作ほどではなかったです。)、こうなると最高クリエーターによる他の日常の謎ジャンルのミステリー小説の映像化作品がアニメドラマに限らずにすごく観たくなります。
北村薫の円紫さんと私シリーズ・加納朋子の「ガラスの麒麟」・北森鴻の香菜里屋シリーズ
とくに「氷菓」の原作者米澤穂信の古典部シリーズの双璧をなす小市民シリーズを是非京都アニメーションで製作してほしいと思いました!!(毎度言ってる…)

そこまで自分の日常の謎ジャンルの映像作品の株を上げてしまった(ミステリー小説ジャンルとしては元々1番好きです。)アニメ「氷菓」。短編の後に控える「愚者のエンドロール」編に期待がかかります!!




しかし古典部は部活であるのだから顧問の先生が当然存在するはず…(同じく京アニが製作したアニメ「けいおん!」でもエキセントリックな顧問の存在が物語を引っ張ったりしてましたが…)
原作では名前のみの登場であり、その人物象・行動の描写は今のところ全くなく謎の存在…(「氷菓」謎解きのための読者への引っかけとして用意されている人物ということですが…)
本当に存在するの?この人!!

私すごく気になります!!


またやっちゃった…こうなった以上、もはやこの千反田えるの決め台詞は恒例ですね。(苦笑)次回「氷菓」関連の記事書くときも何かアラを探さねば…(笑)









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2012/05/21 20:45

こんばんは。コメントありがとうございます。
 すみません。その女の子が主人公です。ヒロインではありません…。
 
 わたしが中学三年のころに放送されたのを見て好きになりました。
 それから一期が終わってから、8巻を買ってそれから集めています。
 
 確かにコナンは60巻すでに超えていて、わたしも1から64ぐらい集めて買うのをやめました。

 
 
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2012/05/21 19:45
サキ様へ…「コナン」「金田一」以上というのは個人的な主観なので書くべきではなかったかもしれません

…ただ「コナン」でよくみられるテグスなどを使って密室を作り出すような「器械トリック」といわれるものが殆どである為、本格ミステリー好きからは否定的に見られることがあります。
本格ミステリーでは心理的盲点を突くものが多く、中には貫井徳郎(「7人の敵がいる」の加納朋子の旦那)の「慟哭」のように小説の構造自体に読者を驚かせるトリックが施されているものもあります。(…という風に書きましたが、自分の好みはそのどちらでもなくストーリー性重視ってところでしょうか?少なくとも観光地と癒着した2時間サスペンスは嫌いです。(笑))
「コナン」は小学生時代に好きで読んでましたが、半ストーリー・半読み切りの中途半端なまま連載が20年続いているので(要するにいつになったらコナンが新一に戻れるのか・黒ずくめの組織の正体が明らかになるのかが未だに進まないよいうこと。もう確か60巻超えてますよね。)、嫌気がさして読むの辞めてしまいました。


「謎解きはディナーのあとで」を評価してるのは推理の再現映像をアメコミ風の表現を使ったりと演出面で他のミステリーとは差別化を図ってるところが良かったです。(「トリック」の場合も独特活コミカルな演出が魅力的ですがかなりエスカレートしてますね。他だと「富豪刑事」とか…ハッなんかキワ物ぞろい…)他推理物とはジャンルが違うかもしれませんが「踊る大捜査線」シリーズにしても「相棒」シリーズにしても他の基ときちんと差別化が図られているから何年たっても人気なんだと思います。アニメ「氷菓」もそういった他とはきちんと差別化が図られてるように見え、今後日常ミステリージャンルの映像化の指標におなるかもしれません。
他との差別化…これは人気が出る創作作品の鉄則でしょうね。

ちなみに自分の所でのアニメ「氷菓」の放送は月水なのですが(TOKYOMXとtvk)日曜日深夜に放送されたものが(千葉テレビ)動画サイトで登校されてたりするので我慢しきれずに観てしまいました(苦笑)あまり褒められた行為ではないですね…
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2012/05/21 18:51
作品の面白さで観てるので(ジャンルに自分の琴線に触れたものが好きであり、アニメだけにこだわっているわけではありません。「氷菓」は大学時代に読んだ小説だったので観てます。)製作元に特にこだわっているわけではありません。

ただ京アニ作品だと「涼宮ハルヒ」シリーズ・「けいおん!」シリーズ(なんか3期シリーズ製作がささやかれてますがこのまま垂れ流し状態に続いてしまうようだと観ないと思います。)・「日常」(毎週変わる合掌ED目当てでした)は観てます。「氷菓」も含め作画能力が高く、実写さながら(もしくはそれ以上)の演出で好んでみる割合が多いかもしれません。

他深夜アニメで必死になってみてたのは「とある魔術の禁書目録」シリーズ(原作も含めて、ただ新約以降は蛇足的に見えて読んでないです。)です。魔術関連の設定が歴史好きをうならせるほどのリアルな設定なのが最大の魅力です。

今は「氷菓」以外の深夜アニメは観てないですが(新作「ルパン3世」・再放送されている「へうげもの」は興味ありますが…)来年以降放送予定の「宇宙戦艦ヤマト2199」には注目しており、先行上映会には行っています。

もし贔屓にしてる製作元・シリーズがあるとすればNHKの大河ドラマ系列作品おいてほかないでしょう。断片的なものカウントすれば50年分の作品中七割方は目を通していますし、実際に大河ドラマ系列作品にエキストラとしてロケ参加してますので…(ただしいくら自分が出たとしてもつまらなければダメだしのの烙印を押して観ません。)
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2012/05/21 18:34

こんにちは。
 こっちの方では、水曜日に放送されるので早く見てみたいです。
 
 コナンとかを軽く超えてしまうんですか!?
 すごいですね。
 コナンは小学生の頃から好きで現在も見ていますから、それを超えるとは驚きです。
 
 あと、「謎解きはディナーのあとで」。
 わたし、その原作1・2と持っています。ドラマも見ました。
 とても面白かったです。爆笑しました。
 3とか出ないかな~なんて思ったりなんかしています。
 
 
アバター
2012/05/21 18:13
氷菓早くアニメ全部見たいな・・
面白すぎですよね・・^^
つくしさんって京アニ好きですか?




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