Nicotto Town


つくしのつれづれノート


ビブリオ古書堂三巻目

「ビブリオ古書堂事件手帖」3巻、発売と同時に購入しました。

やはり前二巻が面白かったから今回も…ってこともありますが、一番の魅力は舞台になってる鎌倉の描写がやけにリアルで鎌倉住まいの鎌倉人ならわかる鎌倉あるあるネタが盛り込まれていることなんです。
最新刊もその例にもれず思わずあるある~と口に出してしまう場面があり、にやけてしまいました。

それが二話の冒頭で大船駅で主人公大輔が映画を見に電車に乗ろうとするヒロイン栞子さんの妹文香とすれ違う場面。
現在鎌倉市内には映画館一館も存在せず、映画観るには横浜・茅ヶ崎・横須賀まで繰り出さないといけないんです。(厳密にいえば過去の名画を上映している川喜多映画資料館は映画館とも言えなくはないんですが…)
20数年前(確か幼稚園の頃。「アンパンマン」を観たのを覚えています)には大船の中通り商店街にも1館存在していたのですがそれも小学校上がる頃にはもうなく、数年前には最も近かった藤沢の映画館も閉館してしまい(映画「ALWAYS」以降館内で駄菓子が売られており、駄菓子食べながらよく映画観たのを思い出します。)、上記のあり様となってしまいました。
元々大船なんかは松竹撮影所があって「男はつらいよ」のくるま屋の撮影もずっとここでやってるようなキネマの都だったのに…
自分が高校生のころに大船の松竹撮影所もつぶれて(最後の大船撮影所作品は山田洋次の「15才 学校Ⅳ」でした」もはや鎌倉には映画の「え」の字も見いだせないようなありさまに…
悲しきかな…



話がそれました。「ビブリア古書堂」…
今回はサブタイトルの絆をテーマにしてる為、各話それが強調されてはいるんですが結局シリーズに大した変化がないまま終わってしまったという感じで、ちょっと物足りなさを感じました。長いながらも短編が3つしかなかったのもその一つ。(各話で紹介される本の数が少なくなる為…)
ストーリーはヒロイン栞子さんと母が相見えない限り動くことはないのですが、毎度この手を使って巻数だけを稼ぐのが通用するとは到底思えないので、ストーリーを中だるみさせずに展開していってほしいですね。

次巻に期待!!

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2012/06/25 19:20
面白かった~^^
20分から話せますか?
話せたらつくしさんの家に行きますね^^




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