宇宙戦艦ヤマト2199 第二章
- カテゴリ:アニメ
- 2012/07/02 20:58:18
2013年以降の放送を目指し、現在随時DVD・映画館で先行公開されているリメイク版「宇宙戦艦ヤマト」である「宇宙戦艦ヤマト2199」。
おとといから映画館で限定先行上映が開始された第2章を今日皆とみらいまで行って観てきました。
前回、希望の星イスカンダルを目指して地球を発信したヤマト。此度はワープ・波動砲
を実験しながら、遊星爆弾の差し向ける冥王星のガミラス基地の攻撃を開始するヤマトに、ガミラス側の切り札・反射衛星砲が立ちはだかる「太陽圏の死闘」編!!
非常に戦闘色の濃い話になってます。
その感想としては依然第二章のPVを観た時に書いたブログのとおり大変迫力のある戦闘描写にマジシビれるのですが、その戦闘場面で流れる新たに書き起こされた新曲(ヤマトのメインタイトルのアレンジ)がうまく戦闘描写のシリアス面をひきたてており、
ハラハラドキドキの大迫力でした!!
正直言うとOPのメインタイトルが思わずダンスを踊りだしてしまいそうな妙なテンポ(自虐的に「ハルヒダンス」ならぬ「ヤマトダンス」が誕生しそう…(苦笑))でがっかりしてただけに、原作を迫力を超えそうな勢いの新曲の登場には大変驚かされました。
ヤマトの最大の魅力は劇中音楽にありということを改めて思い知らされました。
リメイク版とはいえ昔そのままではただの二番煎じとして意味がない為、ヤマトの根本的なところはそのままにしながらも、あらゆる分野において新要素をプラスしてバージョンアップを図ってもらいたいとことです!!
本作を観て気付いたことといえばヤマトクルーの面々がヤマトシリーズでおなじみの握りしめたこぶしを胸に当てるヤマト式敬礼ではなく、旧日本海軍式の敬礼で統一されていること。
今回のヤマトはユニフォームと言い専門用語(数字の読み方に単語のアクセントなど。たとえが艦長のアクセントは通常の「かんちょう」ではなく旧海軍の「かんちょう」。現在の海自も同じ)といい日本海軍を思わせる印象がすごく強いですね。
そしてヤマトの艦載機。
原作のブラックタイガーがコスモファルコンに改称されてますが、すごく意味深に感じました。
ブラックタイガーの出撃というとその名称からどうしても海老フライが宇宙を飛び交ってる印象がすごく強かったのですが(笑)、
名称が虎から隼に転じた結果、WWⅡ時の日本陸軍の一式戦闘機「隼」を彷彿とさせ、日本海軍の戦闘機・ゼロ戦の宇宙版であるコスモゼロに相対する印象が強くなった感じがあります。そして一式戦闘機「隼」はエースパイロット加藤健夫が率いる「加藤隼戦闘隊」で有名である為、航空隊長の加藤三郎はコスモファルコンから離れられなくなりそう
…と本当は書きたいのですが実は加藤三郎のネーミングは陸軍エースパイロット・加藤健夫と海軍のエースパイロット・坂井三郎をミックスしたものである為、そうは書けないのがメチャメチャ残念!!
コスモファルコンは旧ブラックタイガーと同じくヤマトの尻のハッチから出撃しますが、今回は外に尻を向けた状態でカタパルトから射出するという演出に変わりました。
旧作の艦載機の出撃シーンは昔からすごくいびつに感じていましたが(あのジグザグな方向転換はありえないような気が…)これならスムーズでスッキリ❤(でもヤマトが排便してるっぽくも見える気が…波動砲にしろなぜヤマトには下ネタがこうも付きまとうのだろう(笑))
…しかし帰る時どうやって回収するんだろう?
私、すごく気になります!!(あ、「氷菓」の千反田える出張版だ(笑))
…と今回の第二章は前回以上に大満足だったのですが、これはここまでに至る原作のストーリー構成がしっかりしている為、ある意味当然なのかもしれません。
原作ヤマトはここ以降当時の視聴率不振からどんどん内容が削られ(元々52回分の放送を予定していたのを39回で製作し、さらに視聴率不振で26回で打ち切りに…裏番組の後のジブリのルーツになる「ハイジ」と「フランダースの犬」の大人気が原因であり、ある意味ヤマトはジブリに屠られた印象が強い)、ストーリーもそれに比例して回が進むごとに飛び飛びになっているわけで、その補填の為に張り巡らせた伏線や新キャラなどの新設定が今後どのように展開するかが「2199」成功のカギとなるはずです。
次の第三章「果てしなき航海」は10月中旬公開。
次こそ「2199」の真価が問われるときであり、すごく注目しています!!
コスモファルコンは仰るとおり、隼から取っています。
「センチ」を「サンチ」と言うのも海軍ですし、「艦長」や「右舷(みぎげん」なども。
つくしさんの世代の方も楽しんで下さってると知って、嬉しいです。
私も早速観に行ってきましたよ。実のところメカはよく判らないので
キャラクターと声優さん重視ですが^^;
それでも、今回のは至る所がリアルにかっこ良くて実際にも
建造出来るんじゃないかと思っちゃいました。
南部君が私の様な短絡的思考の人間の意見を代弁してくれて
嬉しかったです。(そしてちゃんとそれに答えをくれた艦長も素敵v)
これからも彼はこういう役どころかな?古代君より気になってます^^;
10月、楽しみですね。