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つくしのつれづれノート


風林火山館(庄内映画村!!続編)

現在放送中の「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」でロケ地として露骨に毎回使いまわされている山形県庄内市の時代劇オープンセットの庄内映画村。
昨日の回で去年山梨から移築された武田信玄居館セット・風林火山館がとうとう登場しました。

この風林火山館の歴史はかなり古く、88年のNHK大河ドラマ「武田信玄」(中井貴一主演)の時に山梨の現・北杜市に建設された武田信玄の躑躅ヶ崎居館セットがそのはじまりみたいです。
余談ですが、80年代末期~90年代の大河ドラマのオープンセットは作品ごとに広大な敷地に当時の街が作り上げることが多かった為、大変ゴージャスなんです。(画面作りは大規模なアナログ撮影にものを言わせた現在よりダイナミックな印象があります。その上、脚本も骨太な感じだったので今の大河より明らかに面白いです。)
大河「武田信玄」の躑躅ヶ崎居館セットはその先駆けとなる大規模なものでした。

長らくこのセットがどう扱われたかよく知らないのですが、大河「武田信玄」から19年後の07年大河「風林火山」の際に改修を受け信玄の躑躅ヶ崎居館セットとして復活!!
名を風林火山館と名を改めて保存され、その後の戦国大河や戦国映画の城の本丸に見立てられて撮影が繰り返されました。
戦国しんちゃんこと「BALLAD」は言うに及ばず、現在上映中の「のぼうの城」の忍城本丸としても登場してます。

しかし採算が取れる代物じゃなかったらしく風林火山館はあえなく閉鎖。去年庄内映画村に移築されたわけです。

昨日の「勇者ヨシヒコ」の回では30分まるまる移築された風林火山館内で武道会をするという内容であり、低予算冒険活劇の名に恥じずにセットに大した手を加えずに撮影されてたので、移築された現在の状況が大変わかりやすく垣間見ることができました。

残念ながら移築された建造物は正面の城門一面のみで信玄の御殿はなし、城門もあまり手入れされてないせいか、変色してみずぼらしくなってしまいました。
映画や過去の大河などに映った在りし日の風林火山館とは天と地ほどの差があります。
あのままろくな撮影をしないまま野ざらしにされていたら確実に朽ち果ててしまいます。

願わくば再び撮影に使用してグレードアップさせたうえで、他のセットとあわせて大河ドラマロケの新たなるメッカになってほしいですね!!






庄内映画村については以前記事にしてますので是非ご覧ください!!

http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1032798&aid=45301136

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2012/11/18 22:34
タマ様へ…忍城をはじめとする関東の城って土盛りの城なので、一般的に想像する石垣・天守のイメージと全く違うので中々想像できないですよね。
本屋に歴史読本なんかで土盛りの城の復元イラストが入ってる本が結構ありますよ。
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2012/11/18 21:49
のぼうの本文庫本の下巻真ん中まできました
忍城を想像しようとしても城自体があまり思いつかないので
やっぱり映画観てみたいです~
今、城は水攻め中です(`・ω・´)




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