Nicotto Town


つくしのつれづれノート


うなぎのかば焼き

今日は土用の丑の日ということもありお昼にうなぎのかば焼きを頂きました。
まあ自分は特にそのような年中行事系などにさほど関わらない方なのですが近年のうなぎ高騰騒ぎで去年全く食べてなかったこともあり、中国産ですが一尾分買ってきたわけです。(数年前の中国産ウナギの食の安全問題で母親が過敏に反応して、国産以外はシャットアウトしてしまったのです。うなぎの高騰でうなぎの代わりにあなごなんかを時々買ってくるわけですが、中国産でもいいからとにかくうなぎが食べたかったんです。)

中国産とはいえうなぎはうなぎ。
うなぎの脂がのってホクホクして、うなぎのたれがうなぎとご飯と一緒に絡まって、一クチ口に入れるだけで口がへの字曲がりの顔の表情が緩んでホクホク顔になります。

う、うまい  これはうまいよ  うま過ぎる…
(…あ、なんか川柳みたくなってる(笑))

…とミカサはミカサは感嘆の声を挙げながらうなぎご飯をほおばってみたり(笑)

まさに感動ものって感じです。
んな大げさなとは思うかもしれませんが、うなぎが高級品となって食べる機会が減ったからこそ感じる感覚なのかもしれません。

うなぎが高騰したのはうなぎの漁獲量が減ったからということですが、元々うなぎのかば焼きは高級品だったはずなのに、牛丼屋などのファーストフード店で食べられるまでの気安さでわれわれ日本人が食いまくったのが原因なのは明らかといわざるを得ないでしょう。(恥ずかしながら自分もそのお仲間なわけで…)この間国が日本の天然(野性)のうなぎを絶滅危惧種にしたわけですが、
このレベルはなんと高地に住むライチョウと同じレベルなんだそうです。

それだけでなく安価に供給するためにヨーロッパやアメリカからもうなぎを輸入していたわけですが、その地域も漁獲量が減って保護対象になっているそうです。
要するに我々日本人が食いつくしているわけです。
ならば養殖すりゃいいじゃんということになるわけですが、現在天然のシラスウナギを育てているのが養殖なわけで、完全養殖は成功しているものの今のところすごいコストがかかって商業ベースにならないのだそうです。
このまま手をこまねいてるとワシントン条約の対象になってうなぎのかば焼きが食えなくなってしまうかもしれません。



…と上でうなぎが高い高いと書きまくりましたが、元々うなぎ自体「卑しい魚」としてはぶつ切りにしてしおや味噌を付けて食べる安価な雑魚だったようです。(そう言いながらも日本人が食べだしたのは新石器時代と古く、奈良時代の文献にもうなぎを食べる記述が見られます。)現在のかば焼きが誕生するのがそれから時が流れた江戸時代後期であり(ちょうど「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵が活躍した頃の時代)、そこで代表的な江戸料理へと進化するわけです。
そしてみなさんがよく知っているように「土用の丑の日にはうなぎを…」の習慣はエレキテルで有名な平賀源内が販売促進のため作ったキャッチフレーズなわけで、根拠のない迷信なんですよね。(平賀源内は高松藩お抱えの学者で、藩を出て活躍の幅を広げようとしたものの高松藩の妨害で果たせず、酒に酔って人を二人殺したことで獄死した人物。)
これがなければ現在ここまで我々がうなぎうなぎしてないんでしょうね。

いずれにしてもこの先のずっとうなぎが食べられるようでありたいものですね。

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2013/07/25 21:11
みのりんへ…完全養殖自体は可能だということだからいずれ量産化されるんだと思います。でもしばらく藩がいことうなぎは高級品になってしまうんでしょうね。
アバター
2013/07/25 00:56
ライチョウと同じってそんな深刻なことになってるの?
でもしょうがないの。うなぎ・・・美味しいんだもの・・・(*´д`*)
蒲焼が食べられなくなるなんてそんなの嫌よ~Σ( ̄ロ ̄lll) 
みのりんが生きてるうちくらいは大丈夫かしら?(((✿ฺ≧▽≦)ノ彡☆キャッキャッキャ

土用の丑の日のうなぎ~って・・・そうなんだ!販促のためのキャッチコピーだったのね!?
しらなかった~。またひとつ賢くなった感じね。「みのりんはほんの少しだけ賢くなった」ドラクエ風~。





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