Nicotto Town


つくしのつれづれノート


心霊スポットIN鎌倉 ver2

 昨日のブログで心霊スポットについてちょっとつついたので、去年書いた記事にプラスαして近所にある心霊スポットについて突っ込んでいきます。


昨日の記事でつついた心霊スポットが鎌倉~逗子間のトンネルである小坪トンネルです。
心霊関連の番組でもしょっちゅう取り上げられるので(80年代の心霊番組で主役級の心霊スポットとしてたびたび取り上げられていました。)知ってる方も多いのでは…
ここはいわゆる幽霊トンネルとして国内有数の知名度を誇る心霊スポットであり、女性の幽霊がボンネットに落ちてくる、見知らぬ女性の霊が後部座席にいた、トンネル手前に佇む女性の霊、幽霊がらみの交通事故が多発するなどささやかれている心霊スポットです。
その根拠としていわれるのが小坪トンネルの真上に火葬場があること。相当古くからあるらしく、昭和28年に発表された川端康成の小説「無言」にも幽霊の出る小坪トンネルと真上の火葬場について触れられているそうで、心霊スポットとしてそれなりの歴史を持っています。
この小坪トンネル、私ことミカサが自転車による横須賀ないし久里浜(さらにそこからフェリーに乗って千葉方面へ行く為の)への重要ルートとしてよく往復しました。今は新ルート開拓のために片道楽チンスリルルートとして楽しんでいます。自分自身はここで心霊体験をしたことはありませんが夜はかなり不気味です。 (大物霊能者が舌を巻くほどの心霊スポットだとも聞くわけで…霊感の強い人は気を付けた方がいいかもしれませんね。)


あと近年まで有名だったのですが、サザエさんの家と呼ばれる廃墟が存在しました。
古民家の廃屋なのですが、ここで「一家が凶悪犯に皆殺しにされた」「一家がガス心中した」とされ、廃屋には「夜中に武者が徘徊する」「秘密の地下室がある」「特定の条件下において別の幽霊屋敷が出現する」「室内に人形が散らばっている」「実は人が居住している」などとささやかれ、多くのマニアがやってきたそうです。
種を明かすと実は上記のことはすべてガセネタであり、ネットを経て有名になった一種の都市伝説にあたるんです。
しかし噂ばかりが有名になってしまい、多くのろくでもない見学者が後を絶たず、2003年に不審火で焼失してしまい今はありません。
以前テレビの心霊番組で夜にこのサザエさんの家の前でサザエさんの歌を歌うという、マジでしゃれにならない趣向を凝らしていたのを今でも覚えています。(悪趣味すぎる…) 


ガセだったサザエさんの家に対して今度は正真正銘の歴史ある心霊スポット・泣塔を紹介します。夜この付近で亡者のすすり泣く声が聞こえるという噂からこの名がついたそうです。この泣塔のある場所は鎌倉幕府滅亡時に攻めよせた新田義貞軍と北条守時軍が激突した古戦場にあり(北条守時は鎌倉幕府最後の執権であり、室町幕府初代将軍足利尊氏の妻・登子の兄である為、足利尊氏の義兄に当たる。この合戦で守時は戦死する。91年大河ドラマ「太平記」でも描かれています。)、北条側の戦没者を弔うために建立されたとされています。
現在この古戦場の上にはJRの工場が建ち、戦時中は海軍の兵器工場となっており泣塔も元々その敷地内に位置していました。1942年に兵器工場拡張の為にこの泣塔エリアの取り壊しを図ったそうなのですが、塔を撤去しようした者が次々と謎の怪死を遂げたたため、取り壊しは取りやめになったそうです。
その後も幽霊が出たり、祟りが起こるとの噂が絶えなかった為、周辺の開発に影響が出る事態にもなったということです。

ちなみにこの泣塔、自分ちの近所にあります。

現在泣塔のエリアは歴史史跡として市の管理下にあるのですが、工場や社宅(JR工場の近代的な建物の立ち並ぶ中に取り残されたような小さな森の中にある泣塔のエリアだけが、まるで時間が止まったかのようにたたずむ様はかなり異様です。
さらにこのエリア、最近の不況の影響からか工場の廃止・縮小と共に社宅エリアがゴーストタウン化しつつあり(その為学区編成の変化が著しい)、ある意味泣き塔よりも不気味に感じます。
まるで東京の将門の首塚の如く取り壊さんとするものは何人たりとも容赦しない…
なかなかにパワフルな心霊スポットです。 
まあ個人的には大好きなドラマ(大河ドラマ「太平記」)の見せ場の舞台ととなった聖地ということで畏敬の念の方が強いんですが… 


他にも心霊スポットと言えなくもない場所としては腹切りやぐら(鎌倉幕府滅亡時に支配者北条一族数百人が自決した場所で「霊処浄域につき参拝以外の立ち入りを禁ず」という立て札あります。ハイキングコースのスタート地点の一つなんですが、体調を崩したり落ち武者の幽霊の目撃談などがあるそうです。)や釈迦堂切通し(崩落の可能性のある物理的にも危険な場所。この付近からも鎌倉幕府滅亡時の戦没者の遺骨が発掘されている。)など鎌倉の心霊スポットは歴史とかかわりが深いものが多いです。

というのも鎌倉は鎌倉幕府の開幕以来戦国時代中期まで合戦が絶えず、観光都市鎌倉の地下には大量の人骨が埋まっていると思われます。特に海の家が立ち並ぶ海水浴場として有名な由比ガ浜付近からは三千~四千の人骨が発掘されており、庶民の遺体放置の場かもしくは鎌倉幕府滅亡時の戦没者のものではといわれております。
中でも由比ガ浜にある簡易裁判所からは鎌倉幕府滅亡時の戦死者とみられる成人男性の人骨が900体以上発掘されており(発掘状況から推測される当時の様子はあまりにも凄惨を極めるおぞましい地獄絵図な光景なので伏せておきます)、ある意味心霊スポットよりも恐ろしい武家の都・鎌倉の一面を垣間見ることができます。 


以上鎌倉の心霊スポットでした。
皆さんの周りにも心霊スポットはありますか?

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2013/08/07 22:15
奈柚様へ…去年の記事にプラスαしただけなのでさほど苦労はしてませんよ(笑)
心霊スポットのいわくつきの場所は一応沢山あるんですが、個人的には上記の幽霊トンネル以外は鎌倉を代表する歴史的遺物の感心ばかりが強くて、心霊スポットとしての意識はほとんどありません。
怖いもの見たさで心霊番組結構好きなんですが(でも結構ビビりwww)、ホント霊感なくてwwww
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2013/08/07 20:20
心霊スポットのレポート ありがとうございます^^
よもや こんなに早く それもギッシリと・・^^;
鎌倉って こんなに多いんですねぇ 歴史があるからかな
落ち武者の幽霊とか見れちゃうんでしょうか? 怖いな・・w
まぁ 私が住んでる県にも合戦場はありますが こういうお話はあるのかな?
ウチの近所では 夜中に女性が娘の手をひいて歩いてる姿が真夜中に見れるとこあります^^;
んで 観音像を建てて祀ったら 出なくなったとか・・
私は見た事ないけど こういうの日本中にあるんでしょうね^^




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