Nicotto Town


つくしのつれづれノート


漫画の主人公とリンクした人生観

昨日漫画「めぞん一刻」について書いた記事に関連することなのですが…

「めぞん一刻」は「うる星やつら」「らんま1/2」「犬夜叉」で有名な高橋留美子による、
おんぼろアパート・一刻館の美人管理人・音無響子とその住人の大学生・五代裕作の恋愛模様を描いたラブコメの金字塔といわれる漫画です。
90年代のトレンディドラマの原点であり、現在出てるラブコメジャンルの漫画やラノベの多くに影響を及ぼしたマンガだということは昨日述べたとおりなわけで…

ちなみにテレビアニメ版が今UHF局・TOKYO MXで金曜夜7:30に再放送しているので放送圏内で気になった方は是非観てください。(もう終盤の展開だけどwww)


高校時代に最も愛読していたマンガだったわけですが、高校時代に読んでいた時と今現在とで読んだ感想が全く違っていたので驚いた次第です。
高校時代に読んだ時は、
一途に響子を想い続ける五代と好きだけど素直になれない響子が様々なすれ違いや誤解から来るトラブルを乗り越えて結ばれる様に素直に拍手喝さいを送っていたわけですが、
今改めて読み返してみると
五代は響子以外の女の子と付き合っていた方がもっと幸せになったのでは…
なんて思ってしまったわけで…


いや~実際にこの漫画を読んでみたらわかると思うんですが、
五代が管理人・響子に寄せる恋愛を成就させるまでの行程がほんとイバラの道なんですよね。

特に恋愛関係が大きく動き始める後半の展開の五代は、正直読んでる側が絶句するほど凄惨を極めた不幸体質になってるんですよね。
大学は卒業したけど就職浪人になってしまったり、五代と響子がすれ違いと誤解の末に知らず知らずのうちに互いを傷つけ合って何度も破局寸前の危機を迎えたりと、ものすごく波乱万丈で壮絶な展開の連続となります。
正直ラブコメじゃなかったらあまりにも痛ましくて読むの耐えられないですね。

ここまで主人公が悲惨な目に遭う作品ってすごい珍しいんじゃないだろうか…

…それゆえ様々な艱難辛苦を乗り越えてめでたく五代と響子が結ばれるハッピーエンドは大号泣の嵐だったわけですが(ラブコメの金字塔といわれるのも当然なわけで…)、
響子の五代へのやきもちの元凶として序盤から登場する五代のガールフレンド・こずえちゃんに乗り換えていたら、五代がここまで凄惨な不幸体質にならなかったのではと思ってしまうんですよね。

正直五代の後半の不幸体質は、自称「不幸」を連呼する「とある魔術の禁書目録」の上条さんをそげぶしたくなるレベルなんです。ホントマジで…









…でここからが本題
そんな五代の不幸体質が今の自分が置かれてる境遇とあまりに似通ってしまっているということ。
けっしてラブコメ方面ではなく。
ハッキリ言って嬉しくないです。マジでwww

高校時代に読んでいた時と違って、後半の様々なトラブルが連続して襲いかかる五代がまるで人ごとのように感じられず、正直笑うに笑えない状況となっております。
たぶん今の時代、五代と同じ境遇の人沢山いるんだろうなあ…
(すっげぇ鬱々した嫌な時代だなぁ…)



そんな状況の私ミカサが今改めて「めぞん」を読み返して気付いたのは、今の自分と作中の五代は境遇こそ同じだけど決定的に違う点が一つあるということ。

それは一途に追い続けているものが有るか無いかという違いです。

作中の五代は管理人の響子に寄せる一途な想いを成就させる為、上記の凄惨なトラブルに打ちのめされてもめげずに乗り越えていったわけです。
どの漫画作品でも同様だと思いますが、決して曲げることのできない堅い信念を持ってる登場人物の力強さにはホント凄まじいものを感じます。
今の自分にはそれが無いのです。

かつての自分も一途に追い続けたものがありました。
それが09年~11年の3年にわたって放送されたNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」への参加でした。(司馬遼太郎原作のNHK大河ドラマの総決算に相当するドラマ)
ドラマ化のニュースが発表してからドラマが完結するまで約8年、とくに実際にドラマ撮影が始まってからの4年間は実際にエキストラとしてドラマの撮影に参加するなど、20代前半は「坂の上の雲」に全力を傾けていたと言っても過言ではありません。
(「坂の上の雲」エキストラ情報を得るため大河などのNHK時代劇にかなり無理してエキストラ参加して各地を飛び回っていました。正直「坂の上の雲」以外のエキストラの方が圧倒的に多いです。)
と同時に日常生活で周囲から被った凄まじいストレスによって精神を病んで行った時期であり、正直「坂の上の雲」に対する熱意のみが自分を支えていたような状態でした。
ハッキリ言って「坂の上の雲」に命を預けていたと言ってもか過言ではありません。

一昨年の年末に「坂の上の雲」は無事完結したわけですがそれ以降は、
それまで支えた心のたがが外れ、ボロ雑巾同様になった精神状態で体調そのものが狂ってしまっているのが今の自分です。

そういう状況の中で今改めて「めぞん」を読みかえすのは自分にとってすごく意義があることなんだと思って思います。
体調を整えて自分を見つめ直し、本当にやりたいことや信念を探して再起をかけるきっかけにするべきなんだと…
結局自分が立ちあがる為に必要なのは自分自身の意志のみだけであり、
もしそのきっかけが今この何てことの無い出来事なのだしたら、もしかしたらすごい経験を今しているのかもしれません。


いずれにしても今はっきりとしているのは
どんな目にあっても決して変わらない想いを持っている「めぞん」の五代がすごく羨ましいってこと。
(べつに「めぞん」に限った事じゃないんだけど。www)

この思いを胸に再出発を頑張れたらいいなと私ミカサは思っています。



















…で流れ的にはここで終わりなんですけど
昨日の記事に続いて「めぞん」の代名詞なはずのメインヒロインの管理人の響子さんについてほとんど触れてなかったのでここで一気にまとめちゃいますwww

管理人の響子さんといえば美人でスタイル抜群!性格も普段はおしとやかで快活で優しくて笑顔をいつも絶やさない!!
恐らく連載当時読んでいたファンにとって絶対に憧れのマドンナのシンボルだったと思うんですよ。
(単発のだドラマスペシャルになった際のPR番組で行われた一般インタビューでそういう声が非常に目立ってたわけで・・)
私ミカサ自身も高校時代に初めて「めぞん」を読んだ時、管理人の響子さんに対して同様の印象を持ったわけです。


しかし今改めて読み返して思うことは
管理人の響子さんのような人を結婚相手に選んだ場合、自分は絶対に耐えきれない地獄を見るんだろうなと思いますwww
このヒロインのヤキモチの度合いが凄まじすぎるんですよ!マジで…

一般にヤキモチというのは
①激情に駆られる(絶叫したり、物を投げたり、殴ったり…)
②言葉責め(インケン・イヤミな言葉でグサッとやる)
③無視・拒絶(口を効かない・背を向ける・バタンとドアを閉めて無言で立ち去る…)
の3パターンあると言われてるそうなんですが
響子さんはこれ全部を五代に対して凄まじい迫力でやらかしているんですよね。
まさにヤキモチのデパート!!www
その描写がすごく生々しい為、私この響子さんこそるーみっく作品中最凶(もしくは最恐)のヒロインだと考えてる次第です。

響子さんを射止めた五代は絶対に恐妻家だと思いますwww

私ミカサならこんな強い束縛をしそうなコワイ人はNGですwwww
響子さんは素敵な女性だとは思うんですけどね…

ってなわけで
以上!!

アバター
2013/11/15 20:37
奈柚様へ…五代と響子の関係をを観るとどうしても「世界ふしぎ発見」のおバカ担当の野々村誠夫妻を思い出してしまいます。あのヒト恐妻家で有名ですからwwww

五代は響子の為ならたとえ火の中・水の中と平気で飛びこむような人物なんだと思います。でなきゃあそこまで凄惨な試練を乗り越えることはできないはずだから…
たぶんこだわってるものの矛先が別のものだったらジャンルによってはどでかいことをしでかすような大人物になってもおかしくないようにも思えます。(ちょっと持ち上げ過ぎかな)

…で、今の自分にできることといえば、体調を整えて頭の中を整理してから(空っぽ)にしてから今できることをして未来を手繰り寄せることくらいですかね…(苦笑)

たぶん状況次第で今後も「めぞん」に対するものの見方は変わってくると思います。
たぶん響子さんに対する印象も…


…まあヤキモチに駆られて竹箒の柄をへし折ったり・首絞めにかかるのは絶対ゴメンですがwwww
アバター
2013/11/15 20:07
「めぞん一刻」って名前だけ知ってますけど
そーゆうお話だったんですねw
そかー 今と昔とでは自分の境遇も違うから
思い入れも変わってくると! 
確かにね~ そういうのも小説とかマンガ読んだりする醍醐味かもしれないですねw

美人でおしとやかで 性格よくてーーな女性なら大体何でも許されるんじゃないですかね?^^;
ヤキモチやいても 可愛いなぁってなるんでしょw
私はこのマンガ読んだ事ないけど
ここだけ読んで この五代さんが響子さんと結ばれても 平穏な日は無いのではないかとw
てか 五代さんは自らイバラの道に進んでいるのではないかと思います
言ってしまえば ドMなんじゃないかなw 
響子さんのヤキモチも 自分を愛する故とか思って マイナスが一気にプラスになってしまうのでは・・
なので ノーマルな人間には理解し難いのではないでしょうか

みかささんも今が大変なんかな?
自分の軸にような物が無くなった気がするのかな?
でも まずは生活する事 食べる事 生きてく事が大事です
それ頑張ってて 誰かと会ったり 話したり 
好きな物ができたり 楽しんだり 
ーーそうやってるうちにまた生きがいのようなものに出会えますって^^
楽しんでこ♫




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.