数年前に映画にドラマなど様々なメディアミックスで一世風靡した小説（?）なので、今更ハマっても「古！」って思うかもしれませんが…
私ミカサは周囲の流行に流されてのめり込むのを非常に嫌う性格なので流行に遅れてハマるのも別に大したことじゃないわけで…

要するに私ミカサあれこれ持て囃されるブーム時は見かけ倒しの評価やＰＲがあまりにも飛び交っているので敬遠する傾向が強く、あくまで自分のペースで楽しめる環境になってから堪能することが多いってことです。
（どの分野でも単に流行の熱に浮かれて判断を見誤るようでは話にならないわけで…）


で今更ながらなんですが
「電車男」の概要は２ちゃんねるの独身男性掲示板（通称：毒男板）で現実にブームとなった電車男とよばれるユーザーに関する恋愛実況型レス関連の書き込みををまとめたまとめサイト「男達が後ろから撃たれるスレ」を本にしたところ、大ヒットして様々な媒体にメディアミックスしていったというものなのだそうです。
「電車男」の著者が中野独人という名義となってますが、コレは書き込みを展開したスレ住人一同を意味してるそうで（中の人をもじったもの）、特定の個人を指しているものではないそうです。


電車男とエルメスとの恋愛物語が実話か否かに関しては議論があるそうですが、いずれにしろ現実に電車男を応援する熱烈なレスによって生き物のように急成長して成立した物語なので、
電車男による恋愛談よりも、それをスレ住人のレスで純愛物語に成長した末にネットの垣根を越えて大ヒットするに至る過程の方が学問的に非常に興味深い現象のような気がします。
（電車男の恋愛談自体はすごくありふれたなんのひねりもないものなので、実話ともとれるしど素人のでっち上げともとれる。
だからこそリアリティが感じられ、多くのネット住人が殺到した末にメディアミックスで大ヒットしたのではないだろうか・…）


まあハッキリしてるのは、私ミカサが「電車男」が一世風靡した当時に堪能してたら、流行熱に浮かされてこの記事のごとくいろんな角度から物語を見つめることなど絶対にしなかったということぐらいでしょうかｗｗｗｗ









…で、ここからが本題!!ｗｗｗｗ
「電車男」って2ちゃんねるの雰囲気を再現するために、書き込み掲示板の表示をそのまま紙面にしているわけで、
普通の本に慣れている人間にとってはすごい読みづらいんですよ。

そんなわけで今回私ミカサはＣＤドラマ版を聞きながら本の方を読み進めました。
このＣＤドラマ版は電車男とエルメス以外の応援レスを書き込んだネット住人を4人のキャラクターに振り分けて簡略したもので、物語のあらすじを堪能するうえで大変わかりやすいものでした。

っていうか、とある動画サイトでこのＣＤに「電車男」のスレッド画面を付けて判り易くしたヤツを観たのが「電車男」にハマったきっかけであり、
それなしに私ミカサが「電車男」に触れることはまずありえなかったと思います。ｗｗｗ


とにかくこのドラマＣＤの主要ＣＶがスゴイ!!

・電車男…平川大輔（「Nice boat.」こと「School Days」の≪誠氏ね≫くらいしか思い浮かばないｗｗｗ）
・エルメス…島本須美（宮崎アニメのクラリスとナウシカ・個人的に「めぞん一刻」の管理人さん）
・スレ住人…古谷徹（「ガンダム」のアムロ・「ドラゴンボール」のヤムチャ）
　　　　　　　　三石琴乃（セーラームーン・「エヴァ」のミサトさん）
　　　　　　　　緑川光（「ガンダムＷ」のヒイロユイ）
　　　　　　　　渡辺久美子（ケロロ軍曹）


特にスレ住人役の声優さんのおかげで、
まるで各声優さんの持ちキャラが「電車男」のスレッドに書き込みをしてるかのように聞こえてマジで笑えますｗｗｗ
(絶対にワザとやってるだろ、コレｗｗｗｗ）


ってなわけで非常に珍しいハマり方だったと思います。
これ以上「電車男」にのめり込むかどうかはわかりませんが、
少なくとも脚色性がやたら強いドラマ版（伊藤淳史・伊東美咲主演）を観ることはまず無いと思います。

いずれにしろ、面白かったです。














なお、すべての始まりである2ちゃんねるの電車男のレスは、本に収録されている最後のレスの翌日に電車男がエルメスとの性行為に関する投稿をしたことからバッシングを受けそのまま途絶えてしまったということです。（ブログ炎上みたいな?）

なんとなく最近社会問題になったバカッターの先駆を行く顛末だったので驚きました。（っていうか呆れた?）
この手の悪ふざけっていつの時代も普遍ってことなんでしょうね。（苦笑）