Nicotto Town


つくしのつれづれノート


めぞん一刻

先週書いた高橋留美子の「めぞん一刻」の記事にちなんで只今UHFで再放送されているテレビアニメ版を観たんですが、
(まあ、昔何度も観てるんだけどねwwwなお「めぞん」の概要については以下をみてちょ) 

http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1032798&aid=53211453

ちょうど今日の回が五代と管理人・響子さんが結ばれる、文字通りのクライマックスでした。

まあ、あれです。
映画「釣りバカ日誌」シリーズ恒例の合体というわけで…www



この「めぞん」のクライマックスは大体こんなカンジ
中盤まで展開したドタバタラブコメから一変して五代と響子さんの関係が大きく進展していく中、作中最大の大喧嘩(やっぱりすれ違いと誤解が原因だったりするwww)の末、互いに好きなんだけど一線を踏み越えられない原因である響子の亡夫・惣一郎さんの存在を乗り越えて体を重ねるに至るというもの…



原作は性的描写が含まれている内容だったのでアニメでは自主規制なのか大分ぼかされていました。(高校の時原作読んで顔真っ赤にしたのを思い出します。なにしろ後半はシリアスでプラトニックな展開だったのでるーみっく的なドタバタコメディや単なるエロ漫画みたいな雰囲気では読めないわけで…)
そういうアニメがなんと水曜19時30のゴールデンタイムに放送してたのだから驚きです!
(しかも本放送のテレビ局がフジテレビなので「めぞん」の前の19:00からの当時の番組は無印「ドラゴンボール」だったはず…すごいメリハリの利いた番組の組み合わせだなあ…www)

まあ、描写的には「めぞん」前半に比べると大分健全だと思うんですよね。(「めぞん」前半は一刻館住人のホステスの朱美さんがスケスケ下着の全裸状態で徘徊してたり、今ならアウトな原作通りの下ネタ発言がやたら目立ったわけで…)
性的描写をぼかした分、思いつめて暗い部屋に閉じこもった響子さんが静かに口紅を指したり、キスシーンなどの雰囲気がスゴイよかったと思います。

あ、でも原作にある事後に響子さん「ずっと五代のことが好きだった…」っていう告白シーンが無かったのは残念かも…
五代への「好き」を直接言葉にした場面ってここだけだったので…(思わせぶりな仕草や
過度なやきもちは非常に多かったが…)




そんな部分的描写よりも、ストーリー全体が原作に比べて超展開だった詰め込みすぎにツッコミを入れたかったりします。
アニメは常に視聴者からのクレームで度々路線変更したそうで、途中から五代の経歴や響子さんの性格がだいぶ変化していき(るーみっく最凶レベルのやきもち焼きの響子さんの錨の沸点が以上に低くなったりしてる…そんな状態で、上記の大ゲンカで原作通りに豹変したりと結構性格がブレてる…)結果原作とタイムラグが1年以上生じる結果になっていたり…
一見チャランポンに見えてスゴイ綿密なストーリー構成な為さすがに無理が生じ、路線変更による無理が一気に祟ったのが今日観た回なんでしょう…






しかしのアニメだけでなく、原作も結構作風が激変してますねぇ…
作風が変わる漫画って長期連載してるものに関しては当たり前のことなんですが、(「めぞん」に関しては連載が終わった後も節目ごとに愛蔵版コミック・パチスロ化される度に作者が新規イラストを描いているみたいで、他の長期連載と違ってファンタジー・SF要素皆無だからほとんど無特徴で誰が誰だかわからないやつもあります。
最近書かれたものと思われる(といっても数年前だろうが…)イラストの五代と響子さんは、
「犬夜叉」の弥勒さまとヒロイン・かごめそのまんまであり、連載時とはもう別人でした。

逆に言えば高橋留美子のキャラクターの進化過程がよくわかるともいえますが…

アバター
2013/11/28 22:30
奈柚様へ…高橋留美子の「めぞん」も長屋人情ものが途中からラブコメ中心路線に変更したみたいで(後半は結構シリアス)、連載開始時は結構大雑把だったみたいです。
少しづつ設定を積み重ねていった結果なのかもしれません。

でもせっかく張った伏線をだいなしにしてしまう作品も結構多いですよね。
特に司馬遼太郎の小説なんかせっかく張った伏線を放棄してるものが目立ちます。
あのヒト、歴史作家として超一流ですが、ストーリーテラーとしては三流以下だと思いますwwww
アバター
2013/11/22 23:11
ほぉ~ そんなに変わるんだ・・
私も「リス物語」なる :なんちゃってラブコメ: みたいなのを書いてますが
大雑把にはエンディングまで考えてあるけど
話を書き始めると 細かいとこで設定に調整も必要になってくるんで
まぁ 最初からあんまり ガチガチには書いてないから
変更って言っても 自分の中だけなんだけどね
でももう 50話も書いてると・・さすがに整合性が保ててるか分からんようになってるww

マンガって 伏線みたいなの散りばめられても 回収してないのもあるからw
話を作りながら 発表して 意見を聞いて 話を作るって大変な作業だと思うわ
作家さんの好きにできたらいいのにねぇ




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