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つくしのつれづれノート


スチームパイレーツ ㊙明治海賊征伐記 あらすじ2

時は明治、東南アジアの海を荒らしまわっていた謎の海賊船の正体は、洋上で消えた日本軍艦・畝傍だった。秘密裏に畝傍を闇に葬ろうと出動した日本秘密艦隊だったが、逆に返り討ちにされ大敗北を喫してしまった。
さあ、どうする…?
(
あらすじにあらすじを付けても仕様が無いのですが要はこれだけwww)




…明治24年(1891年)、東南アジア・シンガポール港
日本秘密艦隊の旗艦・浪速はここに寄港している。
浪速の艦橋は畝傍の砲撃による生々しい傷跡が付いており、港を行き交う様々な人々の目を引いた。列強諸国に海戦の傷跡と悟られてはまずい為、弾薬の暴発事故というタテマエを通している。
船自体の損傷は大したことない。しかし艦橋にいた艦隊幕僚はことごとく死傷、僚艦の海龍は撃沈・鳴門も大破して商船に曳航されて日本へ帰ってしまった為、艦隊は事実上全滅していると言っても過言ではなかった。
やむなくシンガポールの日本領事館を通じて状況報告し、本国からの指示を待つことになった。
今のままでは何もできない…
その現実に誰もが悔しさをあらわにした。






…巡洋艦・浪速がシンガポール港で足止めを食らって地団太を踏んでいる中、本国から領事館を通じて送られてくる情報などから、海賊船となった巡洋艦・畝傍の消失事件の驚くべき真相が少しずつ明らかになってきた。(他にも艦隊から離れて情報収集していた登場人物も重大情報をつかんでいたはずである。何にも設定していないので省くwww)

巡洋艦・畝傍はの乗員による反乱で乗っ取られて海賊船になったのである。

畝傍の乗員リストの経歴を洗った結果、乗員の中に幕末動乱さながらの攘夷思想を持った人間が多数存在したのである。(大尉クラスの人間が頭目という設定。)
海賊船・畝傍中心的を動かしているのは日本人。彼らの目的はマラッカ海峡を通行する列強船舶を狙った攘夷活動というところでまず間違いは無い。

いずれにしろ、日本海軍の将兵が列強相手に海賊を働いていることが白日の下にさらされたら、日本は確実に列強諸国の強大な軍事力によって滅ぼされるのは火を見るより明らかだった。
いずれ、列強諸国の主力艦隊が畝傍の討伐に乗り出すであろう。そうなれば最悪の事態が現実のものになるのは時間の問題であった。
事態はまさに一刻一秒を争う状態だったのだ。





…そうしたさなか、領事館を通じて本国から新たなる命令が発せられた。
「ヨーロッパ・中東方面に展開していた3隻の友軍艦船が本国へ帰投中である。それと合流して艦隊を再編成し、海賊船・畝傍を撃滅せよ。」
というものであった。

ほどなくしてシンガポール沖に3隻の日本軍艦が浪速の元に集結した。
この3隻の軍艦は金剛・比叡・千代田という。

金剛と比叡はこの頃、士官候補生を乗せて和歌山県沖で沈没したトルコ軍艦・エルトゥールル号の乗組員を送り返す遠洋航海でトルコ・イスタンブールに出向いており、帰国の途についていたのである。共に旧式艦ではあるが先の海戦で落伍した海龍・鳴門よりもすぐれた防御力と速力を誇る為、やや心強い。(ついでにデカイ。)
そして千代田。
この艦は今や海賊船となった畝傍の消失で発生した保険金を使ってイギリスで建造した最新式の巡洋艦であり、今まさに完成したばかりのこの軍艦を本国日本に向けて回航している最中だったのである。(その為、畝傍の存在自体あってはならないことだったのである。)大砲の大きさはやや小さいものの、武装・スピードなどの能力は浪速・畝傍より一歩先へ抜きんでている。

何より千代田には浪速・畝傍には無い物をを持っていた。
それは船の鎧とも言うべき装甲である。
浪速・畝傍にはこの装甲が付いていない。要するに千代田の防御力は圧倒的ということである。

すでに3隻とも合流するまでに立ち寄った寄港先で本国からの電信である程度状況を把握して準備が整っており、いつでも艦隊を組んで戦うことができる。





しかし、いくら数頼みで攻撃力で圧倒していたとしても、海賊船・畝傍は浪速・千代田と同等のスピードを誇る新鋭艦である。もし艦隊と遭遇するなり、不意を突いて全速力で逃走を図られればたとえ浪速・千代田が単艦で追いかけたとしても補足することは難しいであろう…
これ以上海賊征伐を長引かせることが危険な為、大変頭が痛いという有様であった…






…そんな中、軍艦・比叡に乗艦していた乗員の1人がでしゃばってとある作戦を意見具申した。それは当時の海軍の常識からみれば、暴挙とも言うべきシロモノであった。
「自殺行為である。」と艦隊の士官は口をそろえて反対しその意見具申を一蹴しようとした。
ところが、このとんでもない作戦案を支持した士官がいた。昼行燈と陰口を叩かれていた浪速の艦長である。先の海戦で艦隊幕僚が全滅した為、生き残った浪速乗員の中で最高階級だったこの男が、先任で再編成された艦隊の提督代理に就任していたのである。
賛成した人間が艦隊の長である為さすがにあからさまな反対ができなくなったが、「どう見ても無謀な作戦を何故裁可するのか…?」とだれもが思った。
それを察して浪速の艦長はこう答えた。
「かつて自分が参加した戊辰の海戦で、まったく同じ作戦を敵艦隊から仕掛けられて大苦戦したからだ。」
この男、一見昼行燈のように見えるが、戊辰戦争の頃からキャリアを重ねてきた叩き上げの歴戦の海軍士官である。普段めったに感情をあらわにすることは無いため地味であるが、常に冷静沈着な人間であった。
「それに今の我々には千代田がある。この作戦を実行するためにこれ以上の好機は無い。」
そう浪速の艦長は付け加えた。

「このような作戦を考えだしたものは誰か?」
浪速の艦長が尋ねたところ、「私であります。」と士官候補生が名乗り挙げた。
「君はいい作戦家になるだろう。」
浪速の艦長は無表情で士官候補生に声をかけた。


…この浪速の艦長は東郷平八郎(当時大佐)、士官候補生は秋山真之(当時少尉候補生)という。
この二人は後の日露戦争でそれぞれ連合艦隊司令長官・作戦参謀として共にバルチック艦隊に立ち向かうことになるのだが、それはまた別の話。
(この物語では脇の脇役に過ぎないのであしからず。)






…すでに探索によって海賊船・畝傍の潜伏先を割り出している。
(この潜伏先を割り出す為に主要キャラクターが間違いなくこの物語のメインとなとなるべき大冒険を繰り広げているはずなのであるが、なにせこの段階においても主要キャラクターの創造がなされていない為省かざるを得ないwww)

今こそ反撃の時!
再編成された日本秘密艦隊は今度こそ海賊船・畝傍を撃ち果たすべく、再び立ち上がった…!!























本当は1話完結のはずだったのにあらすじ2になっても終わらないのはこれ如何に…www
次回こそ本当に完結!!
もはやクライマックスだけなのであっという間に終わってしまいそうなのでマジコワイ…

アバター
2013/12/11 15:07
蘭丸様へ…申し訳ありませんwww
そのまま一気に終わらすつもりでしたが時数の問題の展開的に歯切れが悪いので、
次回へ持ち越しました。
そのおかげで次回はあっという間に終わるのではないかと逆に怖いですwww
作戦についてはヒントをこの話に入れているつもりです。
この話を盛り上げるならどうしてもこの作戦しか思い浮かばないのですが…
アバター
2013/12/10 23:03
一体どういう作戦を使ったのか
くるかくるかと期待したのにまさかの次回へ続くですと!!
次回こそ完結!?楽しみにしています!!
アバター
2013/12/08 23:57
奈柚様へ…あらすじなのになかなか難しいですね。
なんかいつもの説明調が強くなっちゃって物語じゃなってる感じがしますwww

ちなみに東郷はともかく秋山は今後登場予定はありませんwww
アバター
2013/12/07 21:17
お話ってそーゆうもんだよね^^;
あらすじとは言え 3000字 6000字では足りないんよね

秋山キタ━(゚∀゚)━!
完結編 待ってますね^^




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