キムタク武蔵よりもキムタクCMに感動してしまった
- カテゴリ:テレビ
- 2014/03/16 00:34:16
キムタク主演のドラマ「宮本武蔵」を見ました。
原作は時代小説の大家・吉川英治の代表作「宮本武蔵」なのは言うまでもなく…
吉川英治の原作「宮本武蔵」は菊池寛と直木三十五(直木賞の由来になった人よ)の文豪による宮本武蔵は強いか否かのいい争いに巻き込まれたのをきっかけに書かれた小説だそうです。
1935~1939年の戦前戦中に連載され大人気となった大衆小説の代表作であり、文体は今と変わりないので(太宰治や芥川龍之介・夏目漱石だって小中学校の教科書に載って苦にせず読めますから…)活字慣れしてれば普通に読める作品ですよ。っていうかメチャメチャ面白い!!
わたしミカサは吉川英治原作の武蔵映画の代表作である「宮本武蔵 一乗寺の決斗」(内田吐夢監督・中村(萬屋)錦之介主演の武蔵5部作の4作目)を小学生の時見てハマったのがきっかけで家にあった小説徹夜して読みました。(当時の自分はマンガしか読まなかったバカ者ですが、武蔵を日本最強の剣のヒーロー扱いしてたのでラノベ感覚でしたねwww)
この小説はそれまで講談で無敗最強のイメージが付きまとっていた武蔵を剣の強さを追い求める求道者として自己を確立するに至るまでの成長物語として描いており、現在の宮本武蔵像はこの作品なしでは語れません。
大衆小説として歴史的人気を誇った名作な為誤解されがちなのですが、
作中の武蔵はあくまでフィクションであり、実在の宮本武蔵の業績とはかなり逸脱してるので注意してくださいwww
そのため戦前から様々な形で吉川英治の「宮本武蔵」がメディア化されてますがその中で秀作は
映画
・「宮本武蔵」五部作(東映 61年年~65年 内田吐夢監督・中村(萬屋)錦之介主演)…武蔵映画で一番面白いのは多分コレ。上記の4作目「宮本武蔵 一乗寺の決斗」はクライマックスの一条寺下がり松の決闘の映像美が素晴らしく戦後のチャンバラの最高傑作といっても過言ではありません。
・「宮本武蔵」三部作(54~56年 稲垣浩監督・三船敏郎主演)…アカデミー賞外国映画賞をとったシリーズであり、海外では「サムライサーガ」の名で呼ばれています。TUTAYAで置いている武蔵映画は大体コレ。
ドラマ
・NHK新大型時代劇「宮本武蔵」(役所広司主演)…大河ドラマ近現代路線時代の準大河ドラマで、テレビ時代劇の「宮本武蔵」ドラマの最高傑作と呼ばれる。スタジオ内で撮影された一条寺下がり松の決闘は圧巻!!
・大河ドラマ「武蔵MUSASHI」(03年 市川新之助(海老蔵)主演)…キャスティングは悪くないのですが、吉川英治を原作クレジットしながらもまるで違う内容にしてしまっため大河ドラマでも特に不評が多かった作品。(他にも表現を巡って黒澤プロを裁判沙汰になったりと製作サイドのトラブルも多かった。)最近はこれよりひどい大河目立つので残念です。
・年末時代劇「宮本武蔵」(01年 上川隆也主演)…テレ東が年末十時間もぶっ通しで放送したドラマ。(最近は新春時代劇が長時間ですね。)上川の剣を極めようとする武蔵の成長物語として印象は良かった。
漫画
「バガボンド」(井上雄彦作)…佐々木小次郎をろう者として描いているため大分原作と展開が異なってきているものの(とはいうものの剣士として自己を確立する求道者としての武蔵像はそのままです。)それがどのようにクライマックスである巌流島の決闘に行きつくのか凄く気になります。恐らく21世紀の武蔵の代表となるでしょう。
…とこんなカンジ
…で今夜放送されているキムタク武蔵
歴代の映画ドラマで宮本武蔵のイメージが固まり過ぎて、細身のイケメン顔でいつものキムタク節のキムタクの武蔵はさすがに似合わないですね。(昼間放送してた山田洋二作品「武士の一分」はよかったのに、天と地の差がありますwww)
とは言いながらイケメンのチャンバラとしての見栄えはいいし、ストーリーも今のところ原作をうまく簡略した筋の通った内容になっているので、昨今の内容の劣化が目立つNHK大河ドラマよりは面白いと思います。(今年の「軍師官兵衛」は普通に面白いので省きますが…)
あ、あと又八役のユースケ・サンタマリアはハマってますねwwww
兎にも角にも物語の本番はあくまで明日放送の後編なので、いまキムタク武蔵について言えるのはこれだけ。やっぱ武蔵の見せ場は一条寺下がり松の決闘と最後の巌流島の決闘ですからね。
しかしながら、わたしミカサはキムタク武蔵よりもその間に挟んだキムタクが出演するCMの方に感動しましたwww
いわゆるトヨタ自動車の現代に生まれ変わったキムタクの織田信長とビートたけしの豊臣秀吉が出てくるアレ。
内容がトヨタ車に乗って東日本大震災の被災地に赴き「ひっこりひょうたん島」の人形劇面々と一緒に「がんばれ!」とエールを送るやつで、
あの世紀の大災害をすごい丁寧に扱ったCMにスゴイ好感を持ちました。
前から放送してますが、番組がキムタク武蔵ということでCMもロングバージョンだったみたい。
番組よりCMなんて本末転倒名話ですが、扱ってる内容が内容だけに仕方ないかもしれませんね。
兎にも角にもキムタク武蔵は明日後編、どう仕上がってるか楽しみです。
っていうか道場や書院の間の奥の壁にデカデカと家紋が張り付いているのを民放の時代劇なんかでよく見るのですが(「大奥」とかテレ朝の「暴れん坊将軍」など…)、
時代劇を見てアレが一番下品で不快に感じるんですよね。
武蔵の記録も前半生が断片的で怪しいんですよね。
っていうか武蔵系列作品については吉川武蔵以降、どの作品も吉川武蔵の二次創作ばかりで真新しいものが何も出てこない状態なのでちょっと悲しいですね。(そんな中で一番うまいと思ったのが井上雄彦の「バガボンド」かなと思うくらいなわけで…)
内容自体はそこまで悪くなかったのですが…
それに比べるとトヨタのCMはすごくよかったですwww
やはりモノクロの方が、その辺はごまかせていいのかもしれませんね。
武蔵の記録はいろいろな論がありますが、出生場所からして怪しいと思います。
小次郎の印加記録と合わせるならは、もし対戦していたら小次郎はお爺ちゃんのはずですからねぇ(´・ω・`)
(しかも、偶然にも私の一言つぶやきにもみかささんと同じつぶやきしています。
決してみかささんのブログからパクったわけではないのであしからず…)
キムタクは迫力があって演技も素晴らしい。
素晴らしいのだけれど、綺麗すぎて武蔵らしくない。(私はガサツというイメージがあるので)
でも
最終的に巌流島でどんな決着方をつけるのか。
どうドラマの締めくくりをするのか気になるので
ブーブー言いながらも見ちゃうのだな~これが。
そういえば子どものころ巌流島のその後を描いた武蔵のドラマを北大路さんが演じてたように思います。
やっぱり時代劇としては宮本武蔵や忠臣蔵の大石内蔵助とかは時代劇の花形だから演じる役者さんもそうそうたる名優さんが多いですね。
わたしミカサのお気に入りは映画は中村(萬屋)錦之助(小次郎役が高倉健でしたwww)・ドラマは役所公司ですね。
やっぱりこれまで数々の名優の演じて吉川英治の武蔵像が固まっていますので、同じストーリーでキムタク節を展開しても軽薄に感じてしまいますね。それをやりきるには吉川武蔵もこれまでの武蔵像とも一線を画したまったく違う話にしなければダメかもしれませんね。でなければ歴代の武蔵俳優を超える名演技をしなけれが無理でしょうね。
母が昔から好きで、彼の出ているものは欠かさず見てたから。
その時の佐々木小次郎は村上弘明でした。
歴史上の人物の名前を聞くと、映画とかドラマのキャストが頭に浮かぶから、
責任重大ですねw
時代劇でキムタク節が絵になる役は一心太助のようなチンピラみたいな町人くらいじゃないかと思います。(銭形平次も板につかないでしょうね。)
アクション・その他のキャスティングなど(ちょっと「バガボンド」が入ってますがは様になっており、昨日の時点でもあの長編小説を2時間ちょっとによくまとめてると感心しています。絶賛することはないですが、好奇心で最後まで観るつもりです。
ちなみに「武士の一分」は山田洋次監督の時代劇三部作の最後の作品としてよくできており、キムタクもさすがにキムタク節を展開してないので普通に時代劇として面白いと思います。
まあ個人的に好きな順位としては「たそがれ清兵衛」(真田広之主演 アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)>「隠し剣 鬼の爪」>「武士の一分」と製作された順番になってしまうんですけどねwww
なんというか、宇宙戦艦ヤマトの古代君がですね。古代君じゃなくて終始キムタクだったので、宮本武蔵も、武蔵じゃなくてキムタクなんじゃないか?と、思ってしまったものだから。←わかりにくくてすみません
別に、キムタクは好きでも嫌いでもないんですけど…。
武士の一分は、よいですか?
これは、(原作者好きなので)観ようかどうしようか迷ってました。
TUTAYAさんで借りてくる候補にいれようかな。
ただこのひょうたん島も主題歌や「今日がだめなら明日があるさ、明日がダメなら明後日があるさ…」っていうセリフに救われて一家心中を思いとどまったっという逸話があり、どんな苦しいことがあってもくじけるなってメッセージは被災地だけでなく自分自身にも響いて勇気づけられます。
やっぱり報道については一方的な為、すべてをすんなり受け入れるのはどうかとも思いますね。いろんな背景を把握したうえで情報をキチンと見ないと、すぐメディアに扇動されてえらいことにもなりかねません。
メディア側は芸能人も含めて自分がこの世の支配者になったと勘違いしてるような人もいるので(特に新聞について社を問わず全部)不快になる時があります。
だけどもキムタクの武蔵はねえなと思いました。それまでの武蔵作品だとあの手の顔は武蔵に斬り殺される悪役のチンピラに多いタイプなので…
車の名前にも深い意味が込められている感じがしますし、震災を越えて今ある姿を普通に、ありのままに映し出しているところがとても良い手法だと思います。
私のように西日本の人間は、現地を知ろうとするとまずメディアからの情報が入ってくるので、それに方向性があると、歪んでしまうんです。
遠からず、私の住む街も「※※大震災」の被災地になることでしょう。その時にして欲しいこと、して欲しくないことを、東日本大震災での報道は曝け出しました。
60秒CMでは「頑張れ」という言葉は使われてなかったですが、もっと長いバージョンがあったのでしょうか?
個人的に、「頑張れ」はナイわ~と思うのですが・・・。
後編に盛り上がるのかな?
CMは短い中に色々メッセージとか込められているようで・・・
嫌いじゃないです。