Nicotto Town


つくしのつれづれノート


大河・軍師官兵衛が激怒した秀吉祭り

この間の「軍師官兵衛」を見ました。

5000の毛利軍を1000にも満たない黒田軍が破ったものの、畿内の木津川で毛利遠田の水軍が激突した海戦で織田軍が惨敗したことで播磨各地で動揺が走り、それでも織田の中国攻めの下準備を続け、早期の秀吉の中国方面軍を出陣を再三要請する官兵衛。
ところが秀吉は参加した対上杉謙信戦で北陸方面軍の大将・柴田勝家と喧嘩別れに戦を前に軍勢を引き上げて長浜へ帰ってしまう。あとに待つのは信長による切腹あるのみ…
この大危機に急いで長浜城に来た官兵衛が見たものは
秀吉一同のお祭りさながらのどんちゃん騒ぎwww
あまりにデタラメな展開に官兵衛も激怒するのだが…




今回も注目すべきこと目白押し

・まずは信長が大惨敗を喫した第一次木津川海戦のこと。
少しなれどCGで俯瞰した光景が描かれていました。ここまで描くということは次の織田軍が快勝する第二次木津川海戦が描かれることへの期待がかかります。今回の大河「軍師官兵衛は」の今後の展開は従来の大河以上に織田の中国計略が中心になってくるので出てくる可能性が高いと思われます。
この第一次では海戦戦術に優れた毛利方に圧倒されましたが、第二次では信長が作った鉄の装甲を装備した鉄甲船(鋼鉄の軍艦としては世界最古らしい)で毛利軍を圧倒した大変有名ながらも映像化されることが少ない合戦なので楽しみですね。


・新キャラの登場!!
なんといっても宇喜多直家!!隙あれば平前と策謀を巡らせて相手を屠るこの中国三大智将(尼子経久・毛利元就・宇喜多直家)の一人を演じるのがわたしが最も好きな91年大河「太平記」で裏切りも平然と繰り返すバサラ大名・佐々木同誉をエキセントリックに演じた陣内孝則なわけで、もうめちゃくちゃ興奮してます。
しかもその演技は「太平記」の佐々木同誉の不敵な演技さらにレベルアップさせており、こんな宇喜多直家を官兵衛はどう秀吉軍へ取り込んでいくのかすごく気になります。





・秀吉のどんちゃん騒ぎ
対上杉謙信戦については上杉軍を正面対決したい柴田勝家と近江まで上杉軍を引き込んで挟み撃ちにしたい秀吉の喧嘩の末に勝手に兵を引いたことで信長に謀反を疑われたのを、長浜城内でどんちゃん騒ぎをすることで謀反の疑いを晴らすというもので、太閤記もののドラマでは必ずと言っていいほど取り上げられる内容。

竹中秀吉が主人公だった96年大河「秀吉」では


殿の戦の 七重八重~♪ 
九重いずる 御手柄(おんてがら)~ 御手柄~♪

勇み進める 若武者の~♪  
紫綾の 幌(ほろ)かけて~ 幌かけて~♪

御大将(おんたいしょう)のお装束は~♪ 
金糸赤地の 鎧召し~ 鎧召し~♪

御馬(お馬)の先の幟(のぼり)だしは~♪  
黄金(きん)の瓢箪(ひょうたん) ぴかぴかと~ ぴかぴかと~♪

御馬の足音高らかに~♪ 
天晴れ大将 御大将~ 御大将~♪


という長浜に伝わる田植え唄(秀吉の長浜城入城の様子を唄ったもの。)を笛太鼓を鳴らしデタラメな振り付けで裸になって踊り狂う様が大迫力だったのですが、此度の「軍師官兵衛」では竹中秀吉以外は大分テンション低くてちょっと残念でしたね。(96年「秀吉」の際はこのような踊りの際はかららず秀吉がふんどし一丁になるストリップショーが展開されてたので未だに強烈に覚えています)


しかしその代わりに田楽の歌が91年「太平記」で使われたものと同じものが使われてたのにはさすがに驚きました。(この曲おととしの12年大河「平清盛」でも登場してました。)
「太平記」中盤のクライマックス鎌倉幕府滅亡の回では、
この北条高時(只今官兵衛の主君をやってる片岡鶴太郎。「太平記」は俳優片岡鶴太郎を開花させた出世作です。)が育てた田楽一座が演奏する田楽をBGMに、新田義貞の軍勢が鎌倉を席巻して北条勢を虐殺していく鎌倉幕府の滅亡が見事に描かれているため、強烈に覚えているんですよね。
わたしの大河最古の記憶が「太平記」の鎌倉幕府滅亡の回なんですよ。この回については大河ファンにとって歴代大河最高の映像描写と大変高い評価を受けている回なのです。


こういう往年の大河ファンへのファンサービスともとれるにくい演出の数々のおかげで「軍師官兵衛」が毎週楽しみでしかたないですねwww



そんなわけで「軍師官兵衛」、いよいよ次回から秀吉軍の播磨攻めが始まることになります。そして後の軍師・黒田官兵衛の受難も一緒に…

ますますヒートアップしてきた「軍師官兵衛」次回は如何に!?

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2014/03/22 23:47
クレア様へ…さすが刃傷ドラマの竹中秀吉って感じです!!この人たらしの竹中秀吉が物語の後半どのようにして悪逆の限りを尽くす暴君と化していくかすごく楽しみです(^-^)
これからいよいよ秀吉の中国計略が始動し、官兵衛の運命が大きく動き出していきますね。
あと数話後には官兵衛が生まれ育ったボロ砦にすぎない姫路城が生まれ変わると思われます。
「軍師官兵衛」はますますヒートアップしてますね!!(^-^)
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2014/03/22 22:31
「命がけの宴」見ました。官兵衛に謝ってる秀吉がいい人でしんみりしてしまいました。^^
おねとの漫才みたいな夫婦喧嘩はお約束なんでしょうかね^^今後の展開が楽しみです。
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2014/03/20 14:50
ましろ様へ…父親がずっと大河を見てることもあって半ば無関心がら観てるうちにハマっていったという感じでしょうか。最近はソフト化やケーブルテレビの再放送もするようになったこともあって歴代大河を観やすくなり、すべて余さずというわけではないですが、1962年の初代大河「花の生涯」(井伊直弼が主人公)から今年の「軍師官兵衛」までの大体8割以上の大河は何らかの形で目を通しています。

なお「坂の上の雲」についてはある意味熱狂的なファンということもあり、NHKスペシャル大河「坂の上の雲」にエキストラとして出演しました。(このエキストラ情報をゲットするために「風林火山」「篤姫」「天地人」のエキストラにも参加してます。)
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2014/03/20 14:20
こんにちは。昨夜、深夜よんで、再読。

よく覚えてますよね~CGとか、かつての大河のこととか。楽しませてもらってますよ。
わたしは、ひさびさに見てますね。かつて「坂の上の雲」を見逃した年が、悔やまれます。




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