今日、自転車で鎌倉を発して小田原城の北条五代祭りへ行ってきましたよ（＾－＾）
小田原は戦国時代の関東の覇者だった小田原北条氏の拠点だったわけですが、その縁で小田原では毎年ＧＷに府城・小田原城でこの北条五代祭りをやっているのだそうです。

この北条五代祭りの目玉イベントはなんといっても武者行列とブラスバンドのパレード!!
今年は北条五代祭り50回目の節目ということで
武者行列800人を含む総勢1500人以上の過去最大のパレード規模になったということです。

わたしミカサも参加した大河ドラマの動員人数をはるかに超える武者行列を一目見ようと、9時半に自転車に乗って小田原城へ向けて鎌倉を発しました。
（どちらかといえば北条五代祭りの武者行列を口実にツーリングをやった印象が強いですね（＾－＾））

距離にして大体30キロ以上（34～35キロくらいかと…）ということで大事をとって3時間程度かけて小田原へ行くつもりだったのですが、いざ走らせてみたら2時間で付いてしまいました。
正直現在の激太りしてしまった体を見越して時間の目安たてたのですが、昔のように力んで自転車に乗っていなかった為か昔よりも無駄なく自転車を走らせることが出来たみたいです。これは嬉しい!!





そんなわけでやってきました、小田原城。

小田原城は平安末期の小早川氏（後安芸に移住し養子縁組で小早川隆景（毛利元就の3男）や小早川秀秋を輩出します）の居館から始まったとされ、戦国時代初期に隣国今川氏の客将であった（室町）幕臣・伊勢盛時（後の北条早雲）が奪ったことから小田原北条氏の歴史が始まります。
以北条氏は五代にわたって繁栄を極めた関東の覇者となり、小田原城も武田信玄や上杉謙信の猛攻にも耐えた天下の堅城として名を馳せたわけですが、1590年の小田原征伐で豊臣秀吉率いる上方22万の軍勢を前に敗北し戦国大名北条氏は滅亡します。
以降小田原城は東海道最大の宿場町を設ける近世城郭として幕末・明治を迎えます。
ちなみに小田原征伐時の小田原城は現在の小田原中心部がすっぽろ収まる規模の長大な惣構（城と街を囲った掘）を構えた
戦国時代最大の城でした。
（秀吉の晩年時の大坂城も小田原城にならって長大な惣構を築いてますが、質こそ上でも規模は小田原城より小さいのだそうです。）




そんな小田原城は明治になってことごとく当時の建物が失われたそうなのですが、天守をはじめとする各資料が大変豊富らしく、現在まともに残っている本丸と二の丸を明治以前の姿に戻そうと、なんと有名な熊本城匹敵する規模で発掘・復元活動が進行しているのです!!

その復元ラッシュで今日割りを食ったのがわたしミカサ…
自転車を留めようとあてにした駐車場全体がが発掘作業で消失していたのです!!
なんじゃあこりゃあ!?
なんでも江戸時代にそこにあった御用米曲輪の復元に向けて発掘作業をしてるのだそうですが、掘るにつれて戦国時代の石垣や障子掘に庭園遺構などが次々と見つかって大変なことになってるのだそうです。確かに発掘現場を眺めると戦国城郭の凄まじい光景が展開され確かに衝撃的だったわけで…
しかし今問題なのはどこに自転車置けばいいのかってこと!!ｗｗｗ
駐輪所探すのにお城ひとまわりしましたよ（苦笑）





ようやく自転車を留めていざ北条五代祭り!!と小田原城に入ってみれば
そこは
人!人!!人!!!
まさに大混雑!!
正月時の鶴岡八幡宮ほどではないにしろ場所が外から中へ入りにくくなっている城ということもあって、警察や警備員が誘導しているにもかかわらずお城の各区画を行き来する通路ごとに道が詰っているような状態でした。
そしてパレードまでの時間をつぶそうとやってきた二の丸の広場に設けられた各屋台はさらに大混雑!!
お祭りメニューの定番である焼きそば・たこ焼き・かき氷などを求めて物色したのですがどこも何十分待ちの大行列だったのでした。泣く泣くお祭りメニューはあきらめ屋台の中であまり人気のない地域物産展の屋台で適当にお昼を頂きました。（日光のゆばうどんなるものに・八王子の高尾山天狗サイダー・小田原の海産物で作ったてんぷら（さつま揚げの類）などを頂きました。他にも刀の鍔と柄が付いたサムライ傘がめっちゃほしかったけど我慢しましたｗｗｗ）






…でいざパレード開始!!
パレードは陸自の軍楽隊のマーチングバンドから始まりそのあと公務員系のバンドマーチや湘南ベルマーレの後進の後に城門から出てきた800人の武者行列が加わって街を回り、さらに途中から周辺地域の学校のマーチングバンドと合流して戻ってくるというものでした。
わたしミカサのお目当てだった武者行列は上記の通り北条五代祭り史上最大規模なのだそうですが、そのすべてが小田で賄われたものではなく、各学校やクラブ（手作り甲冑教室）の有志や、玉縄城（鎌倉）・川越城（埼玉）・鉢形城（埼玉）・八王子城（東京）の関東の北条にゆかりの深い城の甲冑隊が集結したものだったのです。
中でも目立ったのがわたしミカサの近所の玉縄城の甲冑隊。
なぜか全員甲冑の色がメタリックブルーでしたｗｗｗｗ
（ＳＦかいな!?）

…で北条五代祭りということだけあって早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直の歴代当主に扮した地域の政治家や芸能人が登場したわけです。
まあ、阿藤快がやった初代・北条早雲や鎧塚俊彦がやった4代・北条氏政・小宮孝泰がやった5代北条氏直はそんなに問題なかったのですが（ちなみに２代・北条氏綱は小田原市議会議長らしい…）、
問題は３代・北条氏康。
氏康は関東での覇権を握り、武田信玄や上杉謙信と戦い、民政を充実させた（あまりに見事だった為北条領を引き継いだ徳川家康の江戸幕府にその民政システムが引き継がれたのだそうです。）小田原北条氏最大の名君として名高かったのですが、
この北条氏康を演じたのが柳沢慎吾ｗｗｗ
堅実な名君とあまりにもかけ離れたギャップに腹がよじれてヤバかったですｗｗｗｗｗ
しかもパレードの歴代当主の中で一番テンションが高く、パレードの最期の城門に入る際は持ちネタの
「あばよ!いい夢見ろよ!!」
捨てゼリフを馬上で披露ｗｗｗ
ここまでに合わない北条氏康もいいものですねｗｗｗ（ドラマは嫌だけどｗｗｗ）


兎にも角にもパレードは楽しかったのですが、結果としては鎧武者なんかよりも忍者に扮した子供たちや（もろ「忍玉乱太郎」って感じ）小中高の各チームが披露したマーチングバンドの方が印象に残りました。
やっぱり純粋に物事に一生懸命取り組んでる様が大変ほほえましくて観ててい癒されるんですよね。（別にロリコンやショタこんではないのであしからず!!）
彼らに負けないよう頑張らねばって思いますよね。







…てなわけで結構大変だったけど北条五代祭りを結構堪能したわたしミカサ。
あとは小田原～鎌倉への自転車ツーリングの復路だけだったのです…


ところが!
帰り道とんでもないトラブルに巻き込まれて…