天皇さんの生前譲位意向のニュースにビックリ仰天
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- 2016/07/13 21:45:32
帰宅してうとうとしながら急にこの速報が流れてきてビックリしました。
今上天皇さんの生前譲位の意向‼
(決して現時点で平成天皇と呼んではいけない。〇〇天皇という呼び名はこれは天皇の退位後や死後に追号(諡号)されて初めて成立するというのが代々の習わしなので大変失礼なのだ。なので生前からや追号名を決めていた南北朝時代のの後醍醐天皇などの一部の例外を除きどの時代のどの代の天皇も在位中は今上天皇(もしくは陛下・当今・聖上など)と呼ばれるのが正確なのだ。)
まあ、天皇さんも御年82歳。
今もテニスやジョギング(ウォーキング)などを続けてこの年代のお人としては大変元気な方だとは思ってはいるのだが、その反面前立腺がんなどの病気も年相応に患ったうえに、この年になっても聞いてるこっちが絶句するくらい精力的に公務で全国だけでなく世下記各地を飛び回るという激務を担っていただけに(しかも公務の半分くらいは企業からの要望で引っ張りまわされている印象のものが多いらしく、健気過ぎて仕方なかったわけで…)、
一般論で考えたらいずれこういうことが起きても別に不思議ではなく、今までこれだけ日本のために働き続けてきた天皇さんの希望なのだからここで引退しても誰も文句は言わず、
むしろここまで日本のために働いてくれてありがとうという感謝の言葉と共に日本人全員から表彰されても当然だとも思うのです。
(正直って正直言って歴代の天皇の中でここまで国民のために働き続けた天皇さんは他にいないんじゃないかと思います。)
ただそういう感情的理由でなかなか了承しづらいのが天皇さんの天皇たるゆえんなわけでして…
なぜなら天皇の生前譲位自体が日本の歴史を揺るがすレベルの歴史的大事件なわけです。
普通に学校で歴史を勉強してたら明治になって一世一元の令というものを聞いたことくらいはあるでしょう。
これは天皇を終身制にして一代の天皇さんに付き昭和・平成の元号は一つのみにするというものであり、これによって近代以降は明治・大正・昭和・平成とわかりやすく時代の区分けができたわけです。(その4代の天皇のうち明治と大正の天皇さんは間違いなく心労のための過労死と呼ばれる死因だった。大正天皇は即位早々に体調を崩して公務に対応できなくなって当時皇太子だった昭和天皇が崩御まで摂政を務めた。)
実際はWWⅡの敗戦の際に昭和天皇が退位して当時皇太子だった今の天皇さんに生前譲位して天皇制の維持を図る構想もあったそうですが、幸いにして様々な大事件や大戦争を経験しながらも一世一元制が滞りなく続いてきただけに、
生前に退位したら平成の元号とかどうなるんだろう?
そして退位したら天皇さんは上皇さんと呼ばれるのだろうか?
(さすがに今の時代に上皇という称号もないだろうと思いながらも…)
私、気になります‼
(久々の千反田える。冗談ではなく本当にどうなるんだ!?)
まあ大河ドラマ「平清盛」(11年)とか「葵 徳川三代」(00年)を見ると昔は生前譲位どころか様々な理由で即位してすぐに天皇辞めちゃった人や、中には一度辞めた後再び天皇に返り咲いた人もいる(奈良時代の孝謙天皇/称徳天皇。女帝です。)など様々な例があるんですが、
今回のニュースで気になって明治の一世一元の前の天皇の退位譲位状況はどうだったのかさかのぼって調べてみたところ
なんと前回の生前譲位は江戸時代の1770年になり
(女帝の後桜町天皇→後桃園天皇。公式上は次の後桃園天皇か→光格天皇なのだが実際は後桃園天皇の崩御後二日の即位による空位期間の実在を否定するための建前な為あえて含めない)
もし数年内に実現したら約250年ぶりの生前譲位になるとのこと
(上記の上皇や法王という称号も当然ここを境に使われてないんだろうなあ…)
それ故決して前例がないわけではないのですが、あまりにも古いのでやっぱり前代未聞といっても差し支えない日本史上の大事件になるわけです。
聞くところによると天皇さんは加齢の為にだんだん現状の公務をこなせなくなっている為「憲法で定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」の信念で前々から生前譲位を考えていたところはあるみたいなのですが、やっぱり天皇というものが確実に1500年以上さかのぼれる世界最古の王朝と言われる凄いものなため、いなかなか決断するのが難しかったんだろうなとお察しします。(天皇という立場に関係なくその心構えが立派過ぎる。もっと柔軟に考えてもいいと思うのだが…そういえば数年前にも天皇さんは自分の死後のお墓をどうするかについて意見したニュースが報じられていましたが、生前譲位の件も含めて天皇さんが今流行りの終活の一環としてやっているのだとしたらこれもまた時代の流れなんだろうなあ…)
これを伝えるだけで心中大変だったんだろうなあ…
兎にも角にも一世一元制が一応滞りなく今まで続いている為、さすがに天皇さんの希望でもすぐに生前譲位することはできず、国会・政府が皇室典範を改正したのちに晴れて天皇さんが皇太子さんに生前譲位することができる環境が整うため、
生前譲位の実現は数年先になるようです。
正直平成という時代は昭和が64年とあまりにも長く続いたために対象の様にそう長くは続かないだろうと子供の頃からずっと思っていたのです(64年の元号・在位期間・昭和天皇の年齢89歳も合わせ実在性が未確認の神話上の天皇を除き歴代最高。私ミカサも昭和60年の昭和生まれ。)、気づけばもう28年も続いています。
個人的希望としては天皇さんには最短でもあと二年は天皇を続けていただいてぜひ平成30年を実現させてほしい。
そう願ってやみません。
(そういや閣僚を経験した作家・堺屋太一が二十年前に現在の状況をシミュレートした「平成三十年」という小説があったな。「団塊世代」の造語で有名なこの人のブラッキーな未来予想はあまりにも的確過ぎて笑えないんだよなあ…)
なお私ミカサは天皇陛下のことを終始「天皇さん」と呼称いますが、もっと誰にでも親しまれる存在になってほしいという願いと親しみを込めて「天皇さん」と一貫して呼称している所以であり決して侮蔑ではありません。
もし天皇を引退されることで自由になれるのだとしたらもっと人間らしい表情で日々を穏やかに過ごしていただきたいものです。
昭和は1925年の切りのいいところで始まったおかげで元号と西暦年号が比較的覚えやすかったんですけど、平成は1989年からと中途半端なところで始まってるおかげで毎度履歴書描くのに苦労してるんですよねwww
さすがに天皇さんにそこまでサービス精神旺盛なところを見せてほしくはないですけどwwww
個人的には、元号が急に変わって混乱しないで済むから良いかなと思ってしまいます(^^;
昭和天皇の時は、昭和64年で印刷しちゃったよ~(TT
・・・ってのがあちこちであって大変だったからなあ。
スミマセン実務的な話でw
かつて雅子さんの人格否定宣言で皇太子さんがマスコミに向けて異議を訴えたときの様に、皇室の方々だって人間ですから行き過ぎてはいけないと思います。
もし行き過ぎがまかり通るのであれば
かつての南北朝時代の世に
「天皇(原典では上皇の意を持つ院)が必要なら木彫りや金の像で作り、生きているそれは流してしまえ」
と合理的に言い切ったバサラ大名高師直の発言が現代にもまかり通りそうな気もします。
いずれにしても事実であるならば少しでもそういう環境を作ってあげるのがこの国の為に身を粉にして働いたひとに対する恩義だとも思います
あのお優しい笑顔が曇る結果にだけはなってほしくありません。
でも、こういうヒトって職務引退後の気の緩みっでポックリ逝くケースが結構あるのでちょっと心配だったりもします。
皇室のことは国が決めることだし皇室典範に
関わることは天皇自ら意見することはあり得ないと
言うのです。
そろそろ譲位しても良い考えはあるけど
実現まで一波乱ありそうです。
数年後って82歳なので早くしないとうちの爺さんと比較すると
10年は長生きしているので心配です。
思いが成就するといいなぁと思います。
仕事がこなせないなら引退すべきとの思いからなのかしら
真意は解りませんが、優しさと思いやりと責任感の強い
人柄が解りますよね^^尊敬です(*^-^)ニコ