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つくしのつれづれノート


「真田丸」 改造人間・藤岡弘の大立ち回り


猛将・本多忠勝こと藤岡弘はアクション俳優である。
「仮面ライダー」の撮影中の事故で瀕死の重傷を負ったが
名医ブラックジャック(ww)のムチャ振り手術と不屈の闘志により
改造人間としてよみがえったのだ!



すみません、あくまでもこれは「真田丸」の記事であって
断じて「仮面ライダー」ではありませんwww



昨日の「真田丸」とうとう秀吉が逝ってしまいました。
今まで様々な俳優が秀吉を演じてきましたが今回の小日向文世による天下人・秀吉はとことんどこまでも人間臭い印象を受けました。
今までが最下層出身の人間が究極の権力をにぎったが故に、好き勝手し放題の狂った暴君へと変貌していく印象が多かったのですが(「独眼竜政宗」(87年)の勝新太郎や「秀吉」(96年)の竹中直人なんかは共に実力派なだけあって怖いくらいに迫力があった。)、今回の小日向秀吉はそこに人間の弱さというものを加えて、どうしてこんな残虐なことができたのかを見てる人間にある程度納得できるような演技になっていたのではないかと思います。
個人的に秀吉役は大河「秀吉」が好きな故に圧倒的に竹中秀吉が一番なのですが、今回のような秀吉も大変新鮮で大変面白かったです。
今までの大河の中で秀吉の最期に至るまでが余りにも長かったので(歴代でも「徳川家康」(83年)の様に原作が長大過ぎる為一話分に秀次と秀吉の最期を一片にぶっ込んだものもあった。ちなみにこの時の秀吉役は武田鉄矢。)
「まだ死なねえのかよww」
とツッコみましたが
いざ最期を迎えてみるとやっぱり切ないものです。


…で秀吉の死というものは当時の日本にとって何を意味していたのか?
結論から言うと事実上跡継ぎのいない秀吉の死によって空位になった天下人の座を巡って天下が再び大動乱になることを意味しました。
一応秀吉には秀頼という後継ぎがいましたが所詮はまだ五歳のガキンチョであり、まともに政治ができるはずがないのは誰が見ても明白。
秀頼かわいさにきちんと成人して政務もこなせる甥っ子の関白秀次を粛清したことで秀吉にはまともな後継ぎが皆無になっており(しかも秀次の関係者をことごとく粛清したことで関係する大名からも恨まれてしまっている。)、秀吉が死んだらどうなるのかはさすがに秀吉自身もうすうす気づいていたのではないかと思います。
案外死の間際関白・秀次を殺したことを後悔していたのではないのでしょうか?
「取り返しのつかないことをしてしまった。」と…
それ故「真田丸」での秀吉の最期はもうそこらじゅうの大大名に土下座までして頭を下げて
「秀頼を頼む」
と哀願してたのは本当に居た堪れなかったですね。
(ここまでの演出は見たことがない。)

こうして天下人・秀吉はこの世を去るわけなんですが、
事実上天下人が空位になったことで豊臣政権で最大の勢力を誇る250万石の大大名・徳川家康が動き出しそれを阻止せんと石田三成らの反徳川勢が立ちはだかるという、
天下の大動乱「関ケ原の役」へ一気に突き進んでいくのです。
(あくまで勝敗を決したのは「関ケ原合戦」なのですが、この戦いは関ケ原だけでなく同時期に全国各地に飛び火していったため一括りに「関ケ原の役」と呼ぶ場合も多い。)

秀吉の死によって一番大変なのは
安穏とした平和から一気に乱世のサバイバルに放り出された吹けば飛ぶような小大名たち。
負けても余力のある大大名とは違い一歩判断を誤れば一気に滅亡に至ってしまうひ弱な存在故、生き残るためにはあの手この手と死力を尽くして奮闘していくわけです。
関ケ原の役によって小大名が翻弄される様子は06年の大河ドラマ「功名が辻」でも詳しく描かれておりましたが(主人公・山内夫婦はこの時掛川5万石の小大名。徳川に圧倒されて軍門に下った堀尾吉晴・中村一氏などの同僚や徳川に進んで組した結果妻を殺された細川忠興などを見ながら苦渋の決断を下した結果、関ケ原後土佐20万石の大大名となる様は見ててすごく面白かったです。)、
今回の「真田丸」で描かれる関ケ原の役の真田家は「功名が辻」の山内家よりもさらに過酷な運命の荒波にもまれていくことになります。
次週から本当の意味で真田幸村の大河ドラマ「真田丸」が始まりますね!
本当に楽しみです‼








…でここまでが前振りでここからが本編www
今回話題にしたいのが秀吉臨終の日に父・真田昌幸が仕掛けた秀吉の暗殺騒動!
家康暗殺を喜々として買って出た昌幸終生の友であった家臣出浦昌相が家康の暗殺を謀りますがちょうど居合わせた長男・真田信幸に感づかれて失敗し、信幸の舅である猛将・本多忠勝との激しい斬り合いの末壮絶な最期を迎えることになるわけです。(なんかだんだん「真田十勇士」的展開になったぞ!今後ますます楽しみ(^_^))
その本多忠勝こと藤岡弘の立ち回りがマジでスゴイ!
あの人最初の「仮面ライダー」で2号登場までずっと旧1号として(仮面とライダースーツを纏った文字通りの仮面ライダーとして)アクションをこなした日本を代表するアクション俳優ですが、
今年で70歳ですよ!
しかもその「仮面ライダー」の初期の撮影中にバイク事故で左足が皮1枚をのこしてもげるという瀕死の重傷を負ったこともある身でもあり、
(この時の重傷が原因で藤岡弘は回復まで一時降板、その穴を埋める為急遽仮面ライダー2号が登場する。藤岡の回復による復帰の結果ダブルライダーという一番組に複数のヒーローというそれまでに前例のない展開となって爆発的な人気を呼び、今に至る仮面ライダーの長寿シリーズ化やスーパー戦隊シリーズの誕生につながっていくという日本のヒーロー番組を語るうえで欠かせない伝説となっている。しかも藤岡弘はその時の瀕死の重傷の際の粉々になった骨とつないだ針金が今も左足に埋め込まれたままの文字通りの改造人間なのだ。その時の事故と復帰過程を描いた番組映像が以下のごとし↓)
https://www.youtube.com/watch?v=9GgE-q-m8FY


その事故の影響で今でも古傷がもとで障害が出る可能性があるのだとか…
(古武術のデパートともいわれる達人でもある藤岡弘はそれ故日々の稽古を欠かさないという…)
私ミカサは「仮面ライダー」も大好きですが藤岡弘については「仮面ライダー」のイメージよりも「藤岡弘探検隊」「川口浩探検隊」の後継番組。大げさなヤラセ演出が好きになれなかった。確か藤岡弘に代わってから死亡事故が起こって打ち切りになった。)の変なおじさんのイメージが強く、
最近は随分太ったなあ…微妙に感じていたのですが、
昨日の立ち回りを見たら
あらためてアクション俳優・藤岡弘のすさまじさを思い知らされました。
藤岡弘演じる本多忠勝は今後描かれる関ケ原の役でも大活躍する猛将なわけで、あくまでメインは真田家が上田と沼田と東西に分かれて争い第二次上田合戦に至るところなんですが、主人公・真田幸村こと信繁の兄・信幸の舅でもある故どんな活躍をするか非常に楽しみです。
(この「真田丸」は従来の戦国大河に比べ非常に合戦シーンが少ないのですがすごい面白い。)
藤岡弘も御年70にして30キロ超(‼)の戦国甲冑を纏って参加してるというので
甲冑を纏って勇猛に槍を振るう藤岡忠勝活躍を期待しております。
(でもこれってある意味「仮面ライダー」よりもすごいことなんじゃ…)




なお、冒頭部分は「仮面ライダーⅤ3」の冒頭ナレーションをパロってみましたww(あれは藤岡弘主演じゃないけどねww)

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2016/09/03 19:00
十数年前に、NHKとはっきり覚えてないんですが
藤岡弘さんがブラジルへ行ってされたこととか色々紹介してた番組内で
馬に乗って走らせながら長槍を左右に振るパフォーマンスを
正面からカッコよく獲っていました
スゴイなーと思いました
狭いセットの中での刀の太刀廻りより、藤岡さんにはピッタリと思いますが
今回は予算の都合で無理みたいですね
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2016/08/13 08:06
毎週、真田丸を楽しみにしながら見てますよw
藤岡弘さん演じる本多忠勝がこれまた面白い。
娘・子に対するデレさ。
主君に対する忠誠さ。
義息子に対する威厳さ。
そして、先週の戦闘シーン。
かっこいいと思いましたわ。

重症の出浦殿はどのように登場するのかも楽しみ。

日曜夕方は大河が気になって遊びにいけない。
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2016/08/10 22:45
ロー様へ…65年の「太閤記」の秀吉は緒形拳さんの出世作ですからね。
ローさんがおっしゃってるであろう78年の「黄金の日々」の緒形秀吉(と高橋信長)は上記の「太閤記」で伝説となった緒形拳と高橋幸治のダブルカムバックでしたから当時の反響もすごかったろうと思います(^_^)

小日向文世の天下人秀吉は一番人間らしかったかもしれませんね。実際の秀吉がここまで天下人として人間らしかったかは微妙なんですが「真田丸」の秀吉は決していい加減なものではなく観ていて大変新鮮でした。

「真田丸」はこれからが本番ですからね。第二次上田合戦からは見逃したくないです(^_^)
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2016/08/10 22:37
saki様へ…藤岡弘のアクションにも驚いたのですがそれに互角に立ち会う出浦昌相こと寺島進の殺陣もすごかったですね。
出浦昌相の最期はまさに忍者そのものであり「真田十勇士」を彷彿とさせるものだっただけに、今後佐助を中心に猿飛佐助を筆頭とする「真田十勇士」的展開をしてくれると面白そうですよね。三谷幸喜なら意外と史実っぽくこの要素を組み込んでくれそうな気がします(^_^)

ちなみに実在の出浦昌相は忍者ではないそうで(小田原征伐の忍城攻めの活躍か忍者と誤認され広まったらしい。)作中の様に関ケ原以前に壮絶な最期を迎えたのではなく大阪の役終結数年後の1623年に78歳の天寿を全うしたようです。
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2016/08/10 08:00
僕の中での秀吉は、
緒形拳さんです。

秀吉の若い頃の人懐っこさ、
老いてからのスゴみ

小日向文世さん、これもありですね。
みかささんのおっしゃることわかります。

ただ、ここのところ「真田丸」とびとびでしか見れてないので、うう。
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2016/08/09 07:10
本多忠勝はかっこよかったのですが、
やられちゃった出浦昌相が渋くて好きだったので、死んじゃって残念!!
秀吉は、よかったです。多くの名優が演じている役だけに大変だったと思うけど、
新鮮でしたね。




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