「宇宙戦艦ヤマト2202」3章を見に行ったよ
- カテゴリ:アニメ
- 2017/10/17 20:21:58
「宇宙戦艦ヤマト2202」第3章の先行上映を観に行きました。
秋雨前線でこの3日間外に出るが億劫だったんですが原付使って横浜みなとみらいまで観に行きました。
今更ながらヤマト2202は「さらば宇宙戦艦ヤマト」及びそのテレビ版「宇宙戦艦ヤマト2」をベースにしつつ未知の展開に持っていこうと画策しているらしい「宇宙戦艦ヤマト2199」(こちらは初代「ヤマト」リメイク)の続編。
宇宙の神秘テレサからのSOSを受け取ったヤマトクルーたちが地球側の制止を振り切ってヤマトに乗り込んで発進し、途中ガトランティスの攻撃を受けた太陽系辺境の第11番惑星の生存者の救出中にガトランティス艦隊の攻撃を受けて発信中のコスモタイガー隊(リメイク版ではヤマト航空隊だっけか)の目の前で消息を絶ったのが前回までの展開。
今回の第三章はその名もズバリ「純愛編」‼(ドォーン!)
地球に牙をむく250万隻のガトランティス戦艦群相手に11番惑星に息をひそめるヤマトはどう立ち向かうのか…!?
初めて対峙したズォーダー大帝によって11番惑星の生存者やヤマトに密航して追い返そうとする森雪の命を天秤にかけることを迫られた古代進の決断は…!?
そして古代と雪の愛の行方は…!?
ヤマトに協力するといいながら裏で不穏な動きを徐々に見せ始めるガミラスのキーマン中尉。その真の目的とは…!?
さらにテレサの所まであと一歩のヤマトに差し向けられた新たなる刺客は前作2199で倒されたはずのデスラー総統。どうなるヤマト…!?
(そこから先は4章「天命編」に続く…‼)
「純愛編」と銘打ってあるだけに作中とことん愛で満ち溢れていますwww
(いやマジで冗談ではなく)
一番の見せ場は3章中盤で描かれる避難民や森雪の命を天秤にかける展開でしょうね。
予告編を見た段階では2199で散々揶揄された古代進のコスモ朴念仁の再来と失笑ものだったんですが(古代CVの小野Dは2199後半ずっと「雪ーッ‼」を連呼するだけだったと愚痴をこぼしたほどwww)、
3章はそのレベルをはるかに超えた想像を絶するものでした。
古代を追ってヤマトに密航した森雪のあらましは「さらば」同様踏襲されているんですが(その時のいでたちは旧作おなじみのナース服♥密航がバレない為の変装のつもりなんだろうけど…残念ながらリメイクアナライザーはセクハラをせず…)、
片時も古代の傍を離れたくない一心でヤマトに密航した森雪と、ガミラスとの戦争で肉親をすべて失ったトラウマで最愛の人を戦いで失いたくない一心で雪を突き放す古代の関係はリメイク版でもやっぱり切ないです。
特に古代進の思いはさらに掘り下げられており、命の天秤の決断の末
コスモ朴念仁は宇宙の中心で愛を叫びます。
(まさにコスモ朴念仁魂の叫び。)
正直言ってこの場面を最終回にしていいほどの出来栄えでした。
恐らくこの場面は原典「さらば」ラストの古代が雪の亡骸を抱いて一人ヤマトに特攻する場面をベースにしてると思われます。(雪の亡骸を抱いて古代(CV富山敬)がささやく「雪・・・僕達は、この永遠の宇宙の中で星になって結婚しよう…これが二人の結婚式だ…」のセリフはマジで号泣モノ)
2202では1章のEDで「さらば」EDだった沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」が使われてましたが、3章のEDにこそ使われるべき曲だっただろ‼と本気で思いましたよwww
しかしこれだけの場面を前半に持ってい来られると後半の展開が失速しないかマジで心配になります。
大丈夫なのか、2202!?
そして今回愛で欠かせない存在なのが本作2202のラスボス・ズォーダー大帝。
2202スタート冒頭からやたら「愛」を連呼して全宇宙を席捲するズォーダー大帝は旧作と比べても2202の他のどんな登場人物と比べてもハッキリ言って明らかに異質です。
原典の「さらば」「2」では「全宇宙血の一滴に至るまで俺のものなのだ!」と高笑いするドストレートなまでに典型的な悪の支配者だったのですが、
ガトランティスの他の人間と比べても本当に同じ人間なのか疑うレベルで超越した神という存在にまでスケールアップしており、
(ガトランティス人の皮をかぶったテレサと同格の存在なのではと疑うほど)
このズォーダー大帝が全宇宙を席捲してもたらそうとしている「愛」が一体何なのかものすごき気になってしょうがないです。
明らかに我々の考える愛とは異質なものなので…
愛っていったい何なんだ!?
愛に飢えた私ミカサは世界の中心で叫び返しますwww
兎にも角にもこの「宇宙戦艦ヤマト2202」
2199ほどSF色は薄れたイメージはありますがより哲学的になり(旧シリーズに遭ったファンタジー要素を突きつけた結果なんだろうか…第一テレサの存在自体ファンタジーっぽく見えるし…)、
前半の段階からストーリーがフルスロットルでぶっ飛んでいます。
これだけぶっ飛んでしまうとこのテンションを最終回まで持ちこたえられるか本当に心配でなりません。
本作のスタッフは初めから続編を作ることなど一切考えずに爆走を続けているのだろうか…(延々とシリーズを続行した旧シリーズよりはマシかもしれないが、大風呂敷広げ過ぎじゃないか・・?)
2199が展開していた時の「続きが気になって仕方ありません!」というレベルをはるかに超えて、
まっとうな最終回が迎えられるか不安で目が離せません。
本当に大丈夫なのか!?
(次回の引き付けで裏方の不安煽ってどうするんだよ!まあ次も見るけどねwww)
p.s. 記事のタイトルを「ヤマト2202 宇宙の中心で愛を叫ぶコスモ朴念仁」にするかどうかですごく迷いましたwww
テレビ放送された際のブログタイトルに使うとするかwww
松本零士はもうすでに泥沼裁判で負けているので余計な手出しはできないんじゃないでしょうか…?
古代のコスモ朴念仁は森雪・山本玲に対するヘタレっぷりから2199の時点からニコニコ動画などで揶揄されたあだ名なんですよね。コスモゼロやコスモガンなど宇宙仕様にはなんにでもコスモがついてるという突っ込みでドヘタレな宇宙戦士はコスモ朴念仁となったんでしょうねwww
ズォーダーは「さらば」「2」の俗っぽ差が抜けて明らかに他のガトランティス人よりも超越した印象を受けます。そこが終盤の展開への伏線となっているのかもしれません。
それも良いかもしれないですね。あんまり後味よくないですし改善して欲しい気も。でも松本先生の動向も多少きになりますが。。。
古代は「コスモ朴念仁」ですか。なるほど。コスモというと柔らかですか宇宙規模の朴念仁ということですね。宇宙規模の朴念仁 対 神ズォーダーですか。なるほど良い勝負になりそうです。