青春ブタ野郎聖地巡り(という意識はないが…)
- カテゴリ：レジャー/旅行
- 2018/12/09 00:54:00
只今放送中のアニメ「青春ブタ野郎～」の聖地巡礼をしてきました。
これは鋼の無神経の持ち主である高校生咲太がそれぞれ悩みを抱えた少女たちが引き起こす思春期症候群なる不可思議現象に遭遇するという内容のラノベを原作にした青春アニメです。
雰囲気としては筒井康隆の(というよりは大林宜彦の尾道三部作で有名な)「時をかける少女」のような作品って感じか…(実際にアニメ4~6話の原作2巻に相当する話はまさにそんな内容)
アニメの評価としては原作を全く読んでないので比べようはないのですが、1クールのアニメに5巻分の内容をぶっこむ展開になっており、ラノベ1冊分の内容を2~3話でアニメ化するのはさすがに乱暴だなと思う感じです。(原作が駄文を重ねた内容の無いものだったらそれでもいいのかもだけど。)
本来は2クールでやるべき容量だよな…
まあ内容よりも私ミカサが最も関心を寄せてるのがこのアニメが鎌倉・藤沢の自分の生活圏を舞台にしてることこの一点に尽き、同じく鎌倉・藤沢を舞台にした昨年の秋アニメ「Just Because!」のパート2的な感覚で見ています。(実は作者が同じ)
とは言いながらこのアニメ基本舞台が七里ガ浜高校(鎌倉)・藤沢駅前・御所ガ谷藤ヶ丘(藤沢)に集中しいずれも自分が日常往き来したり縁の深いところばかりなためもはや聖地巡礼になってるかどうかさえ怪しいレベル…
その中で注目した場所が以下の如し↓
・藤沢市総合市民図書館…藤沢駅から遠い内陸湘南台にある中央図書館で私ミカサが出没するエリア最大の図書館として日常的に自転車・原付で行き来している場所だったりします。(図書館提携で鎌倉市民でも本が借りられる)
物語はこの図書館で主人公・咲太がバニーガール姿のメインヒロイン・舞と出会うところから始まります。その為只今図書館内では「青春ブタ野郎」のコーナー展示や館内の作中登場スポットの紹介を大々的にやってる感じでした。
コーナーで展示されてた新聞切り抜きによると藤沢市は聖地巡礼による経済効果を狙ってアニメなどの舞台誘致に躍起になってるらしいです。(記事には「つり球」とか「TARITARI」とか「君の声を届けたい」などを例に挙げてた)
なおこの図書館で私ミカサの愛読書「堂々日本史」を発見。あれ？代わりに書籍版「その時歴史が動いた」が無くなってる気がするのは気のせいか?
・御所ヶ谷・藤が岡…藤沢駅から北にある高台の上のベッドタウン。主人公・咲太とメインヒロイン・舞のマンションがある地域として登場。
ここは私ミカサが幼少時通ったとある保育施設のある場所として大変縁の深い場所で、今回アニメをみて実に30年ぶりに訪れました。保育施設に通ってた当時は大変緑の深い地域だったのですが、今はベッドタウンとしてマンション・団地がひしめく状態に開発されもはや浦島太郎状態。作中登場する御所ヶ谷公園などの近隣の公園のみが当時の面影をかろうじて残すのみでした…
高台のベッドタウン中心の地域なため買い物とはめんどくさそうだなと思いました。(自分ちも大概だけどｗｗｗ)
・サミット藤沢駅前店…藤沢駅北口正面の通りにあるスーパー。元々この場所には駅前のデパートさいか屋の駐車場がありスーパーはおろか通りすら存在しない有様だったため、今回このアニメを見るまでその存在を全く知りませんでした。
その為もはや聖地巡礼そっちのけの実用面でこのアニメで最も注目してるスポットになってますｗｗｗ(特に自分の母が車で藤沢へ行くための駐車場確保の観点で注目しているわけでwww)
作中描写及び散策から御所ヶ谷・藤が岡の住民の最寄りのスーパーみたいです。あの高台をわざわざ上り下りして買い物するのはしんどそうな気が…(自分ちも大概だけどねｗｗｗ)
・藤沢総合市民病院…作中8話(原作3巻終盤か?)終盤で主人公がぶっ倒れた末に担ぎ込まれた病院。藤沢最大の病院。
幼少時にサルモネラ菌の食中毒で入院したことがありその際に何度も脱走騒ぎを起こしてるため嫌が応にも特に印象が深い(苦笑)
…結局作中舞台が日常行き来するありふれた場所か幼少時に縁の深い場所かのいずれかであり、今回はもう聖地巡礼はそっちのけで幼少時の想いで巡りと個人的な日常の用事で行き来してしてる感じです。
同じく自分の生活圏を舞台にしときながら自分の住む裏鎌倉を尻がむずかゆくなるほど細かく再現してたがために逆に注目した「Just Because!」とは扱いが対照的です。
ちなみに今回「青春ブタ野郎~」を口実に幼少時の思いで巡りとして次いで訪れた番外ともいえる場所が大庭城址公園。幼少時よく遊びに行ってた場所だったわけで…
この地域は平安時代の武士団鎌倉氏(梶原氏や長尾氏を派出する一族)の領有した大庭御厨の中心地であり鎌倉氏の嫡流である大庭氏(源頼朝に滅ぼされた大庭景親が有名)本拠地だったようですが、現在の城跡自体は室町後期に太田道灌が築城したものとのこと。(ただこの大庭城の城山は縄文時代から集落がずっと続いており各時代の遺物が出土する総合遺跡だったりする)北条早雲の鎌倉の玉縄城の築城により利用価値が低下し戦国北条氏滅亡と主に廃城。
現在遊具も設置されている公園になっている一方で城跡としての保存状況がかなり良好であり主郭部なんかは素人でも把握できるほど。
そんなことは幼少時つゆ知らずで頻繁に遊びに来てた場所だったのですが(そのため城跡というよりも公園の意識が今でも強い)、子供の頃と様子が大分異なっていて戸惑いました。藤沢駅中心部からかなり距離があり30年前の藤沢在住時でもよくこんなところへ頻繁に遊びに来たなとただ驚くばかりです。
ちなみに大庭城址公園の近くに図書館があったので寄ったのですがそこでも「青春ブタ野郎～」推しが露骨で館内に「青春ブタ野郎～」の旗指物(描かれていたキャラは原作2巻アニメ4~6話のヒロイン)がおいてありました。大庭は登場しないのに…
そんな感じです。
とにかく藤沢市の「青春ブタ野郎～」押しが半端ないですｗ
「Just Because!」の時のように「青春ブタ野郎～」も聖地巡礼のスタンプラリーをやってくれるともっと面白いんですけどね…
「ガールズ＆パンツァー」の舞台になった大洗町のような経済効果を家でもといって様々な自治体がこの手の誘致運動をやってるとも聞きますが、あんな水物の経済効果に依存してたら絶対に痛い目に遭うなと自分は思っています。
鎌倉の方は歴史観光地として確立してるためかこの手の誘致活動はあまり関心ないみたいで(どちらかというとむこうからやってくるのかも)、大河ドラマ関係者からは大河舞台の中で最も非協力な街だというのを聞いたことがあります。世界遺産の顛末を見ても鎌倉氏自体が鎌倉の歴史そのものをぞんざいに扱ってるようにも見えて腹立たしくもあるのですが…
ちなみに藤沢は全国でトップクラスの住みやすさを誇る街なんでアニメの舞台誘致なんてわざわざする必要あるのかとも思いますけどね…
ライトノベルでも、藤沢、鎌倉を舞台にしたものを見かけますね。
書いている人が自分の住んでいる街を
舞台として使っているのかなあ、なんて思っていました。
そういうものも多いんだろうけど。
戸塚について舞台になった作品は知らないのですが大船については「ビブリア古書堂の事件手帖」で地元人には馴染み深いスポットがピンポイントで度々登場してますよ。
あとは「男はつらいよ」です。あの映画の柴又の団子屋とらやの内部などはすべてかつて存在した松竹大船撮影所のスタジオで撮影されたものなので寅さんの第二の故郷なんですよね。渥美清が亡くなった際のお別れ会は大船撮影所で行われ今でも伝説になるほどの賑わいになりました。
現在の城跡の体裁を整えたのは太田道灌で間違いないですが(後に北条氏によって手が加えられてるらしいです。)上記の通り大庭城は縄文時代からずっと集落があった場所なので、源平合戦初期の戦場になった三浦半島の衣笠城のように平安鎌倉期に大庭氏が城を形成してた可能性はあるかもです。
横浜の博物館行きましたか！やはり鎌倉室町の中世の東日本の中心地なだけあって中世関連の展示は特に濃かったと思います。個人的には趣味の問題で江戸時代の旅人道具に一番釘付けになったのですがｗｗ(短刀拵えの財布マジで欲しい‼)
検索してみたら作者の鴨志田さん随分活躍されてるんですね。
PS. 藤沢市ですか。大船や戸塚あたりもやって欲しいです。（適当すぎるコメント）
アニメの映像と実際の風景は全く同じなのですか？面白そうです(*^^*)
幼少期の思い出の場所も巡れて楽しそうですね♪
私も藤沢に行ったことがありますが、大庭城址公園というのは初めて知りました。
太田道灌が築城したのですか？！それはぜひ行ってみたい！
そうそう、神奈川県立歴史博物館にも行ってみました。中世の部屋が一番面白かったですね(^^♪