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つくしのつれづれノート


大河ドラマ「平清盛」 保元の乱!!

大河「平清盛」はとうとう保元の乱!!

両陣営の軍議で双方夜討ちによる奇襲を主張するのですが、兵法書「孫子」の解釈の違いから崇徳側はNG・後白河側はGO!と決断が分かれ、ここが保元の乱の明暗の分かれ目になります。そのやり取りが交互に映し出される様は見事であり、思わず息をのみました。

…が合戦シーンは自分が期待したかつての大河「北条時宗」(鎌倉を舞台にした初回の宝治合戦)や「太平記」(鎌倉幕府滅亡の回)のような通り両軍がぶつかり合う押し合い圧し合いの市街戦ではなく、大将格である清盛・忠正の一騎打ちを部下がずっと観戦しているだけの光景が中心でかなり異様に思いました。当時の合戦は名乗り上げ→それぞれの悪口→集団の矢の射かけ合い一騎打ち→乱戦の順序でおこなれている感じで、それを踏襲しているのと思われますが、実戦なのにK1・ボクシングの観戦みたくずっと棒立ちで見てるのはいくらなんでもあり得ないと思います。後半乱戦となってましたが密度が低くて全体的にのんびりした感じがありました。

あと保元の乱を題材にした「保元物語」の主人公である鎮西八郎こと源為朝も馬に乗って最強部隊為朝二十八騎を率いた騎射戦で門を守っておらず、格好も粗暴ものを表現するために度を超えた汚さ(為朝着用の巨大な大鎧がなぜか厳島神社に奉納されています(義経ハンターである平教経のものという説もありますが…))と粗暴な演技はやり過ぎに思え、とても源氏の武将には思えませんでした。そこがすごく残念!!

ドラマを観るに合戦シーンの大半がスタジオ撮影のようであり、奥州市ロケは去年のクランクインロケ時に撮影されたものと推察します。もしかしたら次の平治の乱も同様で奥州市ロケはもうないのかもしれませんね。


さて、これとは別に保元の乱の激戦区を戦った鎮西八郎こと源為朝の戦いの特集記事も書きますので、よろしかったらご覧ください!!

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2012/05/28 12:24
なるほど、大河も最近はあたりがないものねえw
松ケンはいいのにね~w
もう少し歴史に忠実だと面白いと思うけど
作り過ぎな所が気になるのよね~




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