仕事がえりのいつも使ってる大和駅前でお祭りがあったのですが、そこで阿波踊りが披露されていました。
道が封鎖されて帰るのがしんどかったですが、自分の生まれ故郷徳島人としての血がそうさせるのか、太鼓・笛・三味線・鐘の音で大変ウキウキしました。
（自分は育ちこそ鎌倉ですが一族を含め生まれは末弟を除いて皆徳島であり、幼少のころお盆の帰省の時に必ず阿波踊りを観に行ったのでやかましいながらも、笛太鼓のどんちゃん騒ぎが心地よくてリラックスするんです。）

阿波踊りの起源は諸説あるみたいですが、一般に言われるのが江戸初期に徳島城が落成した折に蜂須賀の殿様が（徳島藩主は秀吉の家臣であった川並衆・蜂須賀小六を初代とする蜂須賀家である。）どんちゃん騒ぎを解禁したのが始まりとされています。
阿波踊りの名称が定着したのは昭和初期あたりらしいんですが、現在本場徳島の阿波踊りは毎年１３０万人の見物人を動員するといわれる日本３大盆踊りに数えられるまでになっています。

阿波踊りは連という単位のグループで集団で踊るものなのですが（中にはにわか連と言ってなにも用意してない見物人が加われる連も存在します。）
母から聞いたところによると数十年まえには一企業やサークルごとに連を作ってお盆の阿波踊りに参加したとのことであり、（母の場合は登山サークルや勤めていた病院の連で阿波踊りに参加してたそうです）本場徳島では無数の連が存在するようです。

そういった日本有数のどんちゃん騒ぎの阿波踊りは海外でも知名度が高く、お盆の頃には阿波踊りに参加する為に来日した外国人も子供の頃度々見かけました。
その阿波踊りは戦後になって徳島出身者によって全国に広められ、有名な東京高円寺の阿波踊りは本場・徳島に匹敵する１２０万人を動員する大祭りになっているそうです。
今日帰りに見てきた大和の阿波踊りもその１／３の４０万人を動員する関東３大阿波踊りと言われているとのことであり、あの小さな町でのこの動員数は、驚異的に思います。

今日見た大和の阿波踊り。自身は鎌倉育ちの鎌倉人を自負していますが、阿波踊りを目の当たりとすると徳島人の血を引いてることを改めて思い知らされます。（阿波踊りに限らず、徳島の大地に足を踏み入れ、その空気を吸っただけで血がざわめくのを感じます。）





ちなみに徳島というと親戚一同も異口同音で有名人をあまり輩出しないと言います。（歴史人物を観ても細川勝元以前の細川氏や織田信長に滅ぼされた戦国大名・三好氏なんかが思い当たりますがやっぱりマイナー…）
口調からして穏やかな印象が（徳島弁は大阪弁と距離が近い為部外者から見るとそっくりなのですが、徳島弁はやんわりした穏やかな口調なんです。正月に数年ぶりに親戚一同と会って改め思いました。）そういった突出した人物を出しづらい雰囲気になってるのかもしれませんが、
自分が真っ先に徳島出身者と言うと
坂東英二（「世界ふしぎ発見」に代表される代表的おやじタレントですが元プロ野球のスター選手であり、ピッチャーとして甲子園で打ち立てた三振記録はいまだに破られてない名選手なんですよ!!ちなみに坂東英二は戦前の満州生まれで徳島の鳴門育ち。）
なんですが、
最近坂東英二についで深夜アニメで大活躍している声優の
豊崎愛生
を挙げるようになっています。（「けいおん!」の主人公・平沢唯の人の方が判りやすいか？今ヒロインの声をやってる「ココロコネクト」毎回欠かさず見てます!）
ただの徳島出身の大人気声優だったらこうも注目しないのですが、
自ら「徳島親善大使」自称するほど徳島に対する郷土愛が強いことで知られているということで大変印象に残ってます。