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つくしのつれづれノート


そばかすのフィギュア…ビバ!菅浩江

作者の菅浩江と言う人はすご腕のSF作家であり、20年以上前からSF小説やラノベを執筆してきたそうです。
過去三度日本SFに対する賞の代表格である星雲賞を3度受賞しており、特に3度目の受賞作「永遠の森 博物館惑星」は星雲賞だけでなく日本推理作家賞までとっています。
正直自分はSF小説って無機質なイメージがあってあまり好きではないのですが、この人の小説に関しては登場人物に血が通って温かみのあるストーリーが展開される為、例外的にハマっています。
今回紹介する「そばかすのフィギュア」は菅浩江が92年に二度目の星雲賞をとった短編の代表作であり、国内だけでなく海外でも高い評価を受けているのだそうです。

≪以下はあらすじ≫
新作のファンタジーアニメ「ダグリアンサーガ」のキャラデザコンテストで最優秀賞を取った靖子のもとに靖子がデザインした村娘アーダのフィギュアキットが送られてきた。このフィギュアキットは最新テクノロジーによって自在に動き、アニメの設定に応じた感情まで備わっている。
アニメで失恋する運命にあるアーダと境遇が瓜二つだった靖子はアーダのフィギュアと心を通わせるようになるが、別れはすぐそこまで迫ってきており…

内容はちょっとラノベっぽいところはありますが(この人上記のとおりラノベも書いているうえに旦那様は「エヴァンゲリオン」で有名なアニメ製作のガイナックスの幹部だとか…最近ハマった「ダンタリアンの書架」のアニメ版もここが製作してるわけで驚きました。)、結構せつない話でした。菅浩江の小説にはこういう内容のものが結構多く、他のSF小説とは一線を画しています。だからこそ自分が好きなわけですが…

この「そばかすのフィギュア」は復刻された短編集の中の一編で他の話はまだ読んでいないのですが、SFでありながら結構ハートフルなものが多いみたいなので残りの話もスゴイ楽しみです。
この「そばかすのフィギュア」もふくめてまだ菅浩江作品は3冊しか手を出していないのですが、こうなると根こそぎ菅浩江作品を集めたくなります。

ビバ!!菅浩江

アバター
2012/08/26 12:29
それかい!…とツッコんでしまいたくなりますが、何となくそういうコメ帰ってくるような気がしてました(苦笑)


小説としてはSF苦手な方でもとっつきやすいのでおススメですよ!



ガイナックスは「ナディア」「エヴァ」「トップをねらえ!」などのSFやアクション関連に強い印象を受けてます。
アバター
2012/08/23 19:11
ガイナックスの幹部なんですか!!(そこ)
個人的にガイナックスさんは大好きですよ~
「めだかボックス」、「ダンタリアンの書架」・・・。
なんといっても絵が綺麗ですしね^^




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