超合金Z誕生?
- カテゴリ:勉強
- 2012/09/27 22:37:30
悪の天才科学者Dr.ヘルは機械獣と呼ばれるロボットを駆使して世界征服を狙う。その野望を打ち砕かんとする高校生・兜甲児はレア鉱物ジャパニウムから抽出された超合金Zで作られたスーパーロボット・マジンガーZに乗り込んでDr.ヘルの機械獣との戦いが始まった!!
…えー、初っ端からめちゃくちゃなようで申し訳ありませんが、
このブログはマジンガーZの記事ではありません!!
ニュースで日本の研究所が新元素発見を確実なものにしたということであり、
新元素の命名にジャポニウムを候補にしてるとういうことなのです。
マジンガーZのジャパニウムと一字違いなんですよね~
元素というと科学の授業で習った元素記号を思い出しますが、この元素の命名って発見者が自由に命名されてるわけで、発見者にちなんだ名称の他に発見国にちなんだフランシウム(フランス)・アメリシウム(アメリカ)・健康グッズでおなじみのゲルマニウム(ドイツ ちなみに健康効果に対する科学的根拠はないとのこと。)があるのですが、もし日本が発見したという新元素が公式に認められれば、日本どころかアジア初の快挙となるそうです。
実を言うと日本は明治40年(1908年)にニッポニウムなる新元素を発表するも研究体制の不備で却下された過去があり(このニッポニウムは後に発見し公式に認められたレアメタル・レニウムと同種の元素だったことが判明)、日本の新元素発見って100年越しの悲願とも言えます。
この新元素、ロシア・アメリカの共同研究チームも発見を主張しているということであり、どちらに命名権が与えられるかは今後の国際学会の判断に委ねられるということなのですが、研究内容は日本の方が充実しているとのことでジャポニウム実現がかなり現実味を帯びているようです。
さて、このジャポニウムになるかもしれない新元素はいかなるものなのかというと、加速器の中で人工生成される超ウラン元素と呼ばれる放射性を帯びた金属でして、生成に成功してもすぐに別の物質なってしまうそうです。(未確認元素としてウンウントリウムという仮名称がつけられてるとのこと。)
なのでこれを使ってマジンガーZの超合金Zを作ることはできません(笑)
(せめてニッポニウムが認められてればそれを混ぜてリアル超合金Zと言いはれたかもしれないのに…(笑))
ちなみに私つくしは「マジンガーZ」を全く見たことがなく、科学分野は苦手分野だったりします。(中高の科学科目は赤点スレスレでした。)
以前サブカル本の空想科学読本シリーズでマジンガーZの超合金Zの注釈に明治の幻の元素ニッポニウムの記述があったのが印象に残り、今回のニュースと絡めて題材にしました。
グレンダイザー…なんか洗剤みたいなネーミングですね。