武田信玄の自筆書状が見つかったというニュースが新聞で報じられていました。
要するにお手紙。メールです。

戦国大名として最大級の人気を誇る武田信玄ですが、自筆書状は確認されてるもので50点程度、うち半分が神社に奉納した願文だということで貴重なのだとか。（現存している信玄発行文書は1500点ほど確認されてるのですが、身分の高い人は字のうまい右筆に手紙を描かせている場合多いので自筆書状は少ない場合が多いのだそうです。）
しかも今回発見されたお手紙のお相手は信玄の弟・武田信繁ということで、信玄研究資料としては一級資料になるということで大変注目度が高いのだそうです。

武田信繁はかの有名な川中島の合戦（第4次の激戦）で戦死した信玄の弟であり、信玄が父・武田信虎の不和の末の追放した際にも信繁は信玄の代わりの跡継ぎ候補に目されておきながらも兄・信玄を支持し、常に兄信玄を補佐した信玄に最も信頼された人物です。
真田幸村の本名・信繁もこの武田信繁にあやかったものなんだとか
（なお、黒澤明の「影武者」に出てくる信玄の弟は信繁よりも年下の弟の武田信廉という人。顔立ちが似ているということで信玄の影武者を務めたそうです。）

…で今回発見されたお手紙をの内容は長野の小諸城攻略に向けて兵馬を整えるよう促した内容ということで、生涯一族の内紛に悩まされていた武田信玄が（信玄は嫡男・義信を不和の末幽閉・自刃に追い込んでいる。）弟・信繁と強い信頼で結びついてたことが垣間見れるのだそうです。



今回書状が見つかった先は長野の旧家。
なんでも掛け軸に表装して大事にされていたそうです。
甲斐武田家は戦国大名として滅亡した一族なので、明治維新まで存続した大名家と違って資料が乏しくなるのはいた仕方ことなのですが（まあ信玄の子孫自体は旗本になったり上杉家を頼って米沢藩士になったりして今もいるそうですが…）、
正直言うと信玄が活躍した地域のローカル資料を探してみればそれなりに見つかるだろうとは思ってました。
実際、実在自体が疑わしかった信玄の軍師・山本勘助だって、信玄が進出した長野群馬方面のローカル資料によって少しづつ実在が明らかにされてる例もあるので（名前は山本菅助だけど…）、
旧家の蔵を調査すればまだまだ新発見の可能性は無限大だと思うのです。

こういうニュースは毎度すごいワクワクします（＾－＾）







ちなみに武田信玄の手紙として一番連想するのは
恋人の男の子に浮気の釈明をしたラブレター
いわゆるボーイズラブですｗｗｗ

以下は私ミカサが意訳したしたラブレターの内容



・弥七郎（浮気相手）に何度も迫ったんだけど結局ふられちゃったの。
これマジだから!信じて!!
・だから弥七郎とイチャイチャチュッチュした事実は無いんだからね!!
・一番好きなのＫＩＭＩ☆だけなんだから!この想いどう伝えたらいいか…
はるのぶ　もう困っちゃう♡（はるのぶは信玄の本名・武田晴信）

以上は絶対神に誓ってホントのことなんだからね!!