Nicotto Town


つくしのつれづれノート


藤子・F・不二雄のこと

NHKの番組「プロフェッショナル」でドラえもんの作者・藤子・F・不二雄が取り上げられてました。

「プロフェッショナル」って大ヒットしたNHKのドキュメンタリー「プロジェクトⅩ」の後継番組なのは一目瞭然。
過去の栄光を描いた「プロジェクトⅩ」がネタ切れになっために現役の各界第一人者をテーマにした「プロフェッショナル」に変わったわけですが、
その「プロフェッショナル」でさっき放送された藤子・F・不二雄で初めて番組で故人を取り上げたというのはビックリしました。
今回は特別編みたいな感覚らしいみたい…


いろいろ番組内でFに関する裏話が出てきましたが一番印象的だったのが
Fの小学生時代がのび太そのものだったということ。
藤子不二雄関連作品のどれをとってみても多趣味だったFの影響が垣間見れるのでありえない話でもないのですが、
のび太のモデルがFだったとしても絶対誇張が入ってると思ってたんです。
コンビ漫画家・藤子不二雄が誕生していく過程を描いた「まんが道」(Fの相棒の親友・藤子不二雄A作)の作中のAが出会った頃のFの印象は知恵が回りAを半ば強引に漫画化へ引きずり込んだ才能あふれる自信家の親友として描かれていますから、のび太=Fの印象は思い浮かばなかったですね。
どちらかというとスネ夫っぽいwww


…ただ「ドラえもん」なんかはポケットから出てくるひみつ道具が沢山だてくるところばかりが目にいきがちなんですが、
「ドラえもん」をはじめとしてFが描いた生活ギャグジャンルの漫画ってどれも主人公に相棒の親友が登場するんですよね。

去年新聞のコラムで

ドラえもん 話を聞いて そばにいて 
         ひみつ道具は 出さなくてもいい

という川柳が紹介されたんですが
「ドラえもん」をはじめとするFの児童漫画のすべてに上の川柳の本質である
気兼ねなく接することができる親友の存在の大きさ
を訴えるテーマが流れているのがよくわかります。
「プロフェッショナル」のエピソードを見ていじめられっ子だったFにとって親友であるAの存在がどれだけ大きいものだったということを改めて思い知らされました。



番組の主人公は藤子・F・不二雄だったのですが
藤子不二雄AがFにとってのドラえもんのような存在に感じました。





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