※昨年末の「八重の桜」スタート前に書いた記事なのであしからず…
会津人・新島八重を主役にした来年度大河ドラマ「八重の桜」の登場人物とキャスティングに大変驚かされています。
時代が時代なんで当然ともいえるのでしょうが意外な人物キャスティングなんです。

・まず登場人物
まず新撰組三番隊組長・斎藤一（ドラゴンアッシュの降谷建志）…明治を中心にする大河ドラマに幕末もののスターと言うべき新撰組の登場に驚きを隠せません。しかも今回はその妻である高木時尾（貫地谷しおり）まで登場！この人「るろ剣」のギャグネタになってましたよね。（笑）キャスティングがキャスティングだけに食い込んで登場しそうで釘づけになりそうです。

そして会津藩家老職を務め、明治は多くの著名教育者を輩出した山川一族が団体さんで登場！
会津戦争時家老の一人だった山川浩（ドラマでは山川大蔵。陸軍少将・貴族院議員・後の筑波大学学長。演：玉山鉄二）と姉の・山川二葉（女子教育者の草分け。演：市川実日子）などの登場がすで判明しており、主人公・新島八重が教育畑であることからもし彼らが絡んで登場するなら、弟・山川健次郎（教育界のトップである帝大総長）と妹・山川捨松（岩倉使節団の留学生にして陸軍元帥・大山厳の妻）の登場する確率が相当高くなると思います。


・次にキャスティング
維新三傑の西郷隆盛を吉川晃司・西郷隆盛のいとこである大山厳（後の元老・陸軍元帥・日露戦争時の陸軍総司令官である。この人の登場で山川捨松の登場の確立がぐっと上がるわけで…）を反町隆史がなんと演じるということです。

似てねええええ!!!!
いくらなんでも細すぎる!!
まさかデブる気ですか？吉川さん、反町さん!?


…と悪ふざけはさておき、実は西郷隆盛は会津戦争には従軍しておらず、本来このドラマにさほど登場する人物ではないんです。（対して大山厳は会津戦争時に官軍の砲兵部隊の隊長として鶴ヶ城に大量の砲弾を撃ち込んだ張本人であり、山川浩の妻を死に至らしめている為、山川家から恨みを買っている。）
しかし、上記の斎藤一・山川浩・西郷隆盛・大山厳にはとある共通する事件に係わっているんです。

それは西南戦争

西郷隆盛を首領にした薩軍が起こしたこの日本最後の内戦に政府軍の将兵として斎藤一（別動第三旅団こと警視隊の一等巡査（陸軍の下士官クラス）・抜刀隊隊員）・山川浩（当時中佐・別動第二旅団参謀）・大山厳（当時陸軍少将・複数の旅団長を兼任）が従軍しており、
恐らくこの大河ドラマ「八重の桜」の前半の代表的な見せ場になるのではないかと思います。
だってそうでもないと斎藤一が妻時尾を伴って明治の大河ドラマにわざわざ出ないでしょう。


私つくしとしては主人公が新島八重であるため大河ドラマ史上最も不安要素を抱えた大河として（個人的には新島八重より山川捨松を主人公にした方が絶対に面白いと思ってます。）大変心配しているのですが、上記の登場人物の登場で「八重の桜」のストーリーがどのように化学反応していくかすごく気になります。
以上!!