Nicotto Town


つくしのつれづれノート


「君の名は。」監督舞台挨拶に行ってきたよ

今日「君の名は。」を見てきました。
7月より新海アニメフィーバー状態でしたのでもう待ちくたびれましたよwww
(7月前半の映画ジャンルでの記事は新海アニメで一杯なのでそれを見ればうなずけるかと…)
本来ならこの間の「シン・ゴジラ」の様に封切当日の昨日観に行くところなんですが、
今日はタイトルの如く上映後新海監督の舞台挨拶が近場の横浜の映画館であるということだったので情報をキャッチした一週間前に舞台挨拶イベントの上映回を予約して今日に至ります。



舞台挨拶の光景は後にしてまずは「君の名は。」のあらすじから(ネタバレにならないようにしていますが、不安な方はオミットしてください。)




主人公は東京に住む瀧と奥飛騨の山村に住む三葉
住む所も素性もお互いに知らないはずの二人はある日突然人格が入れ替わってしまった!人格入れ替わりは一時的なものだが頻繁に起こるため二人はそれぞれのスマホをを交換日記の様にして乗り切ろうとしていくが、そのうちに二人は徐々に互いに惹かれあっていく…
しかし二人は絶対に出会うことのできない絶望的な壁で隔てられていることを思い知らされる。
それでも互いを求めあって必死でもがいていく瀧と三葉。
そして…
果たして二人は巡り合うことができるのか…
あなたは誰?
君の名は・・・?





…ネタバレにならないよう配慮したつもりですが、一応要約すると話は大体こんな感じ。
ストーリー自体は長編アニメーションとしては比較的単純な展開です。
私ミカサは昨日の「君の名は。」の封切二月前に刊行された新海監督自身によるノベライズ版読んでおり映画の内容は見る前から知っていたわけですが、感想からすると結構ありきたりな超展開な話であり、それを長編アニメ映画として引き延ばすのかというようなちょっと微妙な印象があったわけなのです…(強烈な短編作品と異なりこれまで新海監督が制作した「雲のむこう、約束の場所」「星を追う子ども」の両長編アニメが結構間延びしていた感があった)

しかし百聞は一見に如かず
正直すでにネタバレ状態だったことすらもまるで問題がなかったかのように映画は巧みな演出で度肝を抜かれ、しかも後半タキとミツハが巡り合うために必死でもがくクライマックスの超展開があるにもかかわらず、
新海監督がこれまでずっと一貫してきた
「僕と彼女・私とあなたのすれ違いによる心の葛藤」
のテーマが前作「言の葉の庭」よりもうまく溶け込んでおり、
ラストで思わず涙ぐんでしまいました。
しかもこれまで多くの新海アニメの男女が涙を呑んで引き裂かれていったすれ違いの壁を「言の葉の庭」以上に思い切りぶち破っていったわけで…
ものすごく面白かったです!

音楽も人気ロックバンドRADWINPSが担当するという、これまで天門などのピアノを基調とした音楽を一貫して使っていたこれまでの新海アニメとは180度違う雰囲気だったため当初は本当に大丈夫なのかと心配していたのですが、
映画がまるでRADWINPSの曲がまるでミュージックビデオの様に絶妙なマッチングで展開し
一気に「君の名は。」の世界観に一気に惹き込まれていきました。
ノベライズの同じ内容の単純なストーリーなのに(しかも私ミカサはネタバレ状態)、
ここまで映画がノベライズ版とは比べ物にならないほど面白かった理由はここにあると思います。
そもそも新海アニメって綺麗で精密な絵と音楽の巧みな組み合わせで出来上がるリアルで切ない情感に定評があり、
今回の「君の名は。」上映後の舞台挨拶の新海監督のインタビューでも完成した動画をどのように配置していくかに特に力を注いでいるという旨を言っていました。
その絶妙な組み合わせがあってこの面白さが実現したのは本当にスゴイです。



正直ここまで面白い作品を作風が変わった新海アニメでこんなにも満足のいく作品が早く見れるとは思いもよらなかったので本当にに驚いています。
今回の「君の名は。」は新海監督の代表作「秒速5センチメートル」をはじめとするそれまでの最強クラスの鬱アニメとして有名な初期の新海アニメとは対極にある作品。
「秒速」の後の「星を追う子ども」から作風が変わり「言の葉の庭で」ラストがそれまでの鬱展開がはっきりと一変していったわけですがまだまだ「秒速」以前に匹敵するまでには至っていない感じであり、
それと同時にこれまでの長編作品が今一つだったこともあるので、
さらに何作も試行錯誤を重ねたうえで大衆に受けるハッピーエンドの新海アニメの長編作品が大成するんだろうなと思っていたので、こんなにも早くそんな満足のいく作品が生まれるとは思いもよらず本当にビックリです!
「シン・ゴジラ」同様大満足できる映画に連続してお目に書かれて大変幸せです(^_^)
短編長編関わりなく新海アニメの次回作にも大いに期待したいですね!





…しかし私ミカサとしては実は映画と監督舞台挨拶後起こった出来事の方がより衝撃的でした。
7月の新海アニメ特集記事の続報にもなるこのサプライズについては次回書きます。





ここで新海アニメ関連記事恒例の
「君の名は。」のメディアミックスの紹介

「小説 君の名は。」(新海誠)
…角川文庫で刊行された新海監督自らの手によるノベライズ版。上映開始二か月前に刊行されていることもあってすでに内容はネタバレしている感じなんですが、
はっきり言ってそれで映画の内容を知ったと思っていたら大間違いです!
今回のノベライズはこれまでの新海アニメをさらに補足した内容とはまるで逆で、映画は同じ内容ながらも音楽や編集の関係上同一作品に思えないくらい見違える表情をしている為、ノベライズでネタバレしていたとしても実際に映画を見に行かないとその面白さを体感することは不可能なんです!
二か月も前にネタバレ状態になっていた私ミカサが実際に体感してとおり、
ネタバレしてたとしてもぜひこの「君の名は。」は観に行くべきだと思います。
観たらそれがきっと実感できますよ!
…しかし「秒速」「言の葉」「君の名は。」と小説版はもろにラストがかぶってますねえwww(ラストの印象が対極だったりして異なるためにあまり違和感ないけど)


「君の名は。Another Side:Earthbound」(原作:新海誠 執筆:加納新太)
…ライトノベルレーベルである角川スニーカー文庫で刊行された脇役キャラクターの視点からミツハを描く特別篇。「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」(新海監督による「小説 秒速5センチメートル」とは別作品)のノベライズを担当してきた加納新太による執筆。
この人のノベライズ版はアニメ版よりも上回る強烈な切ない鬱展開の作品が存在するのですが今回はそんなことはなくあくまで本編の捕捉に徹しており「君の名は。」の世界観をさらに掘り下げるのにはもってこいな小説であり
「君の名は。」の映画を観た後なら上記の新海監督のノベライズ版よりもおススメできる小説だと思います。


…その他にもコミカライズ版が連載中だったり関連書籍がこれまで以上にいくつも出回っておりまだまだ楽しみがいのある状態の「君の名は。」
映画自体も「シン・ゴジラ」同様もう一度観に行きたいですね(^_^)









※前作「言の葉の庭」を見た人が「君の名は。」を見たら気付くと思いますが作中の登場人物に明らかに「言の葉」のヒロインの雪野先生が登場してましたねwww
エンドロールで名前ぼかされてたけど声優が同じなので丸わかりでしたwww

アバター
2016/09/08 23:16
今晩は♪ブログコメありがとうございます。
君の名は 確かに良かった。また見たいなと思いながらも、物足りなさものこりました。
初期作品のインパクトはやはり大きいですね。
君の名は、大成功作品なのは間違いないでしょうね。
時間を絡めたタイムパラドックスなストーリーは大好物♪笑える作品も大好物♪切ない作品は徹底的に容赦なくが好きです♪
それぞれの要素がイマイチ昇華しきらなかったのかな~(^_^;)
大変な意欲作だと思います。本当にあともう少しなにかという感じです。
言の葉の庭はまだ見ていないのですが、作風が凄く変わっているようですね。今後の新海誠監督作品をより楽しむため見てみようかとおもいます。
次回作にも期待です。
ちなみに君の名はの小説を購入しました♪映画を見る前は情報遮断してましたので♪小説を読んだ後もう一度映画みてみようかな♪新たな感動があるかもです。


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2016/09/05 22:28
ゆー様へ…いえいえ、前作「言の葉の庭」まで小規模上映でありしかも「言の葉の庭」からそれまでの鬱展開で有名だった新海アニメの作風が決定的に変わったわけですから新海アニメを見たことがない人が多いのは当然だと思います。
これまでの鬱展開の作風が変化すれば新海アニメの大ヒットは間違いなしとずっと思ってたわけなんですが、まさか「君の名は。」が「シン・ゴジラ」を超え今年最大の方がヒット作に踊り出しかねない状態にまでなろうとは思いもよらなかったので大変ビックリしている次第です。
「君の名は。」を機にこれまでの新海アニメを見ようとする人がこれから倍増しますよ!
アバター
2016/09/05 20:48
コメント有難うございました!
席は満席状態で、ここまで人気があるのかと
驚いたものです。

秒速5センチメートルで深海アニメの存在を知り、
ずっと見たいと思っていたのですが、見ずじまいで...
今回、君の名は。で出会えて良かったと思える作品でした。
ファンの方なのに、気分を害されたらすみません。

長文失礼しました。
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2016/08/30 01:12
KOKO様へ…これまでの新海アニメは小規模上映が多かったので今回に「君の名は。」が新海アニメが初っていう人がものすごく多いと思いますよ。
これまで新海アニメ鬱描写からの作風が変化しこんなに早くここまで泣けるアニメに昇華していったのに大変驚いてます。
他の新海アニメも大変せつなくて泣けますよ。特に「秒速5センチメートル」なんか「君の名は。」と真逆な意味合いで涙腺崩壊ものですwww
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2016/08/28 15:25
君の名は、見に行きたいと思ってます。
泣けそうな予感(ノ_<)
アバター
2016/08/28 10:40
❀桜和❀様へ…コメントありがとうございます。
アニメ業界では02年の「ほしのこえ」から注目されてはいたのですが、「言の葉の庭」までの新海アニメはは小規模上映であり「言の葉の庭」の異例のヒットが原因で今回の「君の名は。」の大規模上映につながっているらしく、今回が新海アニメが初めてという人が多いんじゃないかと思います。
しかし監督舞台挨拶のイベントに参加した観客はその日の他の映画館の監督舞台挨拶をはしごしてきたコアな新海ファンばかりでビックリです。自分も人のこと言えた義理じゃないですがwww
アバター
2016/08/28 01:28
『君の名は。』良かったですね~!
私が新海誠監督の作品に触れたのはこの作品が初めてなんですよね。

『言の葉の庭』も気になってはいたのですが、みにいく機会がなかったんです...(' ';)

彼と彼女の心の葛藤には心にぐっときましたね...!
映像、風景の描写や挿入歌...全て素敵でした。
この作品は私の中で忘れられない作品になりましたね笑

長文失礼しました。こちらのブログへのコメントありがとうございました*




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