「秒速5センチメートル」の舞台・栃木岩舟紀行
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2016/10/20 23:43:42
小山から「秒速」の舞台たる岩舟駅までの距離は大体10キロちょっとといった感じで自転車なら1時間ちょっとで走れる距離なのでさほど遠くは感じなかったのですが、「秒速」作中で貴樹が乗っていた両毛線で小山~岩舟を行くと地図上で大回りで4駅越えねばいけない上に所要時間が25分と結構大変だったりするわけで、ただでさえもめんどくさいのに作中では雪で足止めを食らった貴樹の絶望的な焦燥感は半端なかったろうと思います。
その貴樹が明里に会いに目指した岩舟自体も超のつくレベルのド田舎といった感じであり、しかも駅周辺数キロ圏内は街頭らしい街灯が皆無なため、夜になると陸の孤島状態になっていました。小山から岩舟に向けて自転車を進めたのはすでに6時前で辺りは真っ暗になっており、その為途中軽トラ一台がやっと通れる街灯のない田んぼの小道に迷い込み夜貧弱なライトしかない自転車で走るのは恐怖以外の何物でもなかったです。田んぼや用水路に落ちたらただじゃすまないですからね。(歩く分には大したことないのでしょうが、それでも怖いです。)
大好きな貴樹から引き裂かれるようにして東京からこのようなド田舎の岩舟に島流し同然に引っ越すことになった明里の無念も本当に計り知れません。
…とは言いながら、もし自分が明里の立場で岩舟に引っ越すことになったら悲しむどころか万々歳で大喜びしてるような気もしますwww
というのもこの岩舟は「秒速」がどうこうという以前に特撮ヒーローの聖地として大変有名なんだそうです。
「秒速」作中にも登場する岩舟山の裏手には採石場があり、平成仮面ライダーやスーパー戦隊などのクライマックスアクションの撮影地として平成のヒーローファンの間で「いつもの採石場」(毎度どんな場所で戦おうが途中で場面が切り替わって必ず同じ採石場でとどめを刺されるという特撮のあるあるネタ用語)の通り名で有名なんだとか。
そのため岩舟に住んでたら採石場に忍び込んで仮面ライダーの撮影なんかを盗み見してるような気がしますwww
なお新海アニメはとことんリアルを追及してるようにやたら言われていますが、この岩舟については通りが実際よりも広く描かれているようにも感じましたし、駅舎の待合室も実際とはだいぶ異なっていました。聞くところによると貴樹と明里がお弁当を一緒に食べたところが印象的だったあの待合室は岩舟駅ではなく、同じく新海アニメ「雲のむこう、約束の場所」(04年)の舞台になった青森県の三厩駅の待合室という指摘もあるみたいです。
ちなみに初日の夜の岩舟駅の光景は貴樹と明里のピュア恋展開ではなく、待合室をたまり場に大声で騒ぐ女子高生と死滅したはずの昭和風味漂う暴走族のなど、
いかにもステレオタイプな田舎キャラが登場するカオスな展開となっておりましたwww
(あと自分と同じく「秒速」の聖地巡りと思われる人も一人いました)
それはそれで面白かったですけどねwww
翌朝宿を取った小山から両毛線に乗って自転車を置いた岩舟に戻りました。作中の舞台にも登場した小山駅は岩舟駅と違い忠実に描かれていたみたいですが、残念ながら公開から10年経過していることもあって作中登場したただ立ち食いソバ屋は潰れていました。
作中に登場するオレンジの電車は自分が高校へ通学する際に東海道線で乗っていた車両と同じものなのですごく懐かしかったのですが、驚くべきはこの両毛線の電車は作中のボタンでドアが開閉するものじゃなく
実際は駅到着時にドアロックが解除されたら後は引き戸同様手動で開けるものであり、
これを目の当たりにしたときは本当に腰を抜かしましたwww
あと両毛線に乗って小山から岩舟に戻る際に明里のものとよく似たセーラー服の黒髪ロングの女子高生と乗り合わせたのが印象に残っており、「秒速」の舞台に来た実感がすごく湧きましたね。
散策は結構面白かったですがやはり岩舟はド田舎というほかなく、「秒速」の聖地巡りの為だけに岩舟に行くのはさすがにハードルが高いような気もします。なので群馬・栃木観光のついでに岩舟によるというのが一番いいかもしれませんね。(上記の通り今回の旅は足利・新田がメインですからね。)
自分なんかは北関東の史跡巡りのついでに今後もまた岩舟に訪れるような気がしますwww
私とはレベルが違いますね•••
こちらこそ友達としてよろしくお願いします!
明里と貴樹、やっぱりハッピーエンドが良かった、と思う私は愛に飢えているのかしら(*≧m≦*)プププw
コメントありがとうございます(*^O^*)
私も2回目なんですよ!!
気が合いますね♪
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