Nicotto Town


つくしのつれづれノート


「秒速5センチメートル」の舞台・栃木岩舟紀行

この間の三連休の自転車旅行で新海アニメ「秒速5センチメートル」(07年)の舞台になった栃木県の岩舟に寄って聖地巡りをしてきました。

今回行った自転車旅行は7月に断念したMT原付による南信州の城めぐりツーリングを断念した代替案として計画・準備してきたものだったのですが(原付免許取得だけではMT原付の運転が無理だったわけで…)、
当初の計画では岩舟の聖地巡礼を行う予定はありませんでした。
今回の自転車旅行は軍記物語「太平記」で有名な足利尊氏・新田義貞に縁の深い足利・新田(現:群馬県太田氏)の史跡資料巡りがメインだったわけです。

その今回の自転車旅行に「秒速」の聖地巡りを組み込んだきっかけになったのが、「君の名は。」関連イベントでたびたび出くわしたことで知り合った女の子とのメールのやり取りから。(何度かブログにも書いた私ミカサより一回り年下の女の子とのメールのやり取りが未だに続いてるわけなんです。)
メール内で新海談話に花を咲かせてる中でふと今回の自転車旅行の予定ルート上に「秒速」舞台岩舟が存在することに気付き彼女とのメールの話題も兼ねて岩舟訪問を追加することにしたわけです。

ちなみに今回は初日に鎌倉から一気に150キロ以上先の岩舟に到達したこともあって最初に岩舟に訪れたときは夜7時を過ぎており、夜間の岩舟駅周辺を散策した後自転車を言った岩舟に置いたまま電車で小山に戻って一夜を明かし、翌朝電車で小山から岩舟に戻って昼間の岩舟を散策するといった感じでした。



私ミカサが行った岩舟の様子をお伝えする前に、まずは岩舟がメインに登場する「秒速5センチメートル」の一話「桜花抄」のおさらい

小学生の時、東京でいつも一緒で両想いだった貴樹と明里だったが、小学校卒業と同時に明里は栃木岩舟に転校してしまう。それ以降文通のやり取りを続けるが今度は貴樹の鹿児島の種子島への転校が決まった。
「もう二度と会えなくなる」という思いから明里に会う約束をして貴樹は栃木岩舟に向け電車を発したのだが、大雪によってダイヤが大きく乱れ時間だけが無情に過ぎていく…
果たして二人は巡り会うことができるのか…



…で私ミカサが体験した岩舟訪問が以下の如し↓

小山から「秒速」の舞台たる岩舟駅までの距離は大体10キロちょっとといった感じで自転車なら1時間ちょっとで走れる距離なのでさほど遠くは感じなかったのですが、「秒速」作中で貴樹が乗っていた両毛線で小山~岩舟を行くと地図上で大回りで4駅越えねばいけない上に所要時間が25分と結構大変だったりするわけで、ただでさえもめんどくさいのに作中では雪で足止めを食らった貴樹の絶望的な焦燥感は半端なかったろうと思います。

 その貴樹が明里に会いに目指した岩舟自体も超のつくレベルのド田舎といった感じであり、しかも駅周辺数キロ圏内は街頭らしい街灯が皆無なため、夜になると陸の孤島状態になっていました。小山から岩舟に向けて自転車を進めたのはすでに6時前で辺りは真っ暗になっており、その為途中軽トラ一台がやっと通れる街灯のない田んぼの小道に迷い込み夜貧弱なライトしかない自転車で走るのは恐怖以外の何物でもなかったです。田んぼや用水路に落ちたらただじゃすまないですからね。(歩く分には大したことないのでしょうが、それでも怖いです。)

大好きな貴樹から引き裂かれるようにして東京からこのようなド田舎の岩舟に島流し同然に引っ越すことになった明里の無念も本当に計り知れません。

 …とは言いながら、もし自分が明里の立場で岩舟に引っ越すことになったら悲しむどころか万々歳で大喜びしてるような気もしますwww

というのもこの岩舟は「秒速」がどうこうという以前に特撮ヒーローの聖地として大変有名なんだそうです。

「秒速」作中にも登場する岩舟山の裏手には採石場があり、平成仮面ライダーやスーパー戦隊などのクライマックスアクションの撮影地として平成のヒーローファンの間で「いつもの採石場」(毎度どんな場所で戦おうが途中で場面が切り替わって必ず同じ採石場でとどめを刺されるという特撮のあるあるネタ用語)の通り名で有名なんだとか。

そのため岩舟に住んでたら採石場に忍び込んで仮面ライダーの撮影なんかを盗み見してるような気がしますwww

 なお新海アニメはとことんリアルを追及してるようにやたら言われていますが、この岩舟については通りが実際よりも広く描かれているようにも感じましたし、駅舎の待合室も実際とはだいぶ異なっていました。聞くところによると貴樹と明里がお弁当を一緒に食べたところが印象的だったあの待合室は岩舟駅ではなく、同じく新海アニメ「雲のむこう、約束の場所」(04年)の舞台になった青森県の三厩駅の待合室という指摘もあるみたいです。

 ちなみに初日の夜の岩舟駅の光景は貴樹と明里のピュア恋展開ではなく、待合室をたまり場に大声で騒ぐ女子高生と死滅したはずの昭和風味漂う暴走族のなど、

いかにもステレオタイプな田舎キャラが登場するカオスな展開となっておりましたwww

(あと自分と同じく「秒速」の聖地巡りと思われる人も一人いました)

それはそれで面白かったですけどねwww

 

翌朝宿を取った小山から両毛線に乗って自転車を置いた岩舟に戻りました。作中の舞台にも登場した小山駅は岩舟駅と違い忠実に描かれていたみたいですが、残念ながら公開から10年経過していることもあって作中登場したただ立ち食いソバ屋は潰れていました。

作中に登場するオレンジの電車は自分が高校へ通学する際に東海道線で乗っていた車両と同じものなのですごく懐かしかったのですが、驚くべきはこの両毛線の電車は作中のボタンでドアが開閉するものじゃなく

実際は駅到着時にドアロックが解除されたら後は引き戸同様手動で開けるものであり

これを目の当たりにしたときは本当に腰を抜かしましたwww

 あと両毛線に乗って小山から岩舟に戻る際に明里のものとよく似たセーラー服の黒髪ロングの女子高生と乗り合わせたのが印象に残っており、「秒速」の舞台に来た実感がすごく湧きましたね。

 

散策は結構面白かったですがやはり岩舟はド田舎というほかなく、「秒速」の聖地巡りの為だけに岩舟に行くのはさすがにハードルが高いような気もします。なので群馬・栃木観光のついでに岩舟によるというのが一番いいかもしれませんね。(上記の通り今回の旅は足利・新田がメインですからね。)

自分なんかは北関東の史跡巡りのついでに今後もまた岩舟に訪れるような気がしますwww

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2016/10/29 06:34
そうですか!
私とはレベルが違いますね•••
こちらこそ友達としてよろしくお願いします!
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2016/10/28 21:57
秒速の聖地岩舟に行かれたなんて~~~すごい!!^^
明里と貴樹、やっぱりハッピーエンドが良かった、と思う私は愛に飢えているのかしら(*≧m≦*)プププw
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2016/10/28 17:02
ここに失礼します!
コメントありがとうございます(*^O^*)
私も2回目なんですよ!!
気が合いますね♪
よかったら友達になりませんか?




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