父親の古写真見て思ったファッション問題
- カテゴリ:ファッション
- 2016/10/21 21:50:01
数日前夕方帰宅したらたくさんのアルバムが居間に積み上げられていたので何事かとアルバムを開いていたら高卒ごろから20代の父親の古写真だったのでびっくり!
父親はいまがんで療養中であり母親が今のうちに写真整理をしていたのだとか…
(只今父親はがんの進行によって歩けなくなった介護状態のところををいま杖をついてリハビリしているところである。末期がん状態だったそうだが幸いにも発症が前立腺がんだったということで去年年末の入院による治療でそれなりに奇跡的な回復を見せたということで今は深刻になる必要はないらしい。とはいえ昨年末は自分自身最悪一家心中を覚悟するほど心身ともに追い詰められたわけで…)
まあ、早い話が終活の一環なわけでそれを目の当たりにすると悲しくなってしまうのですが、20代の父親の写真は30年以上生きてて一度も見たことがなかったため、興味津々で写真を眺めたわけです。
かつて晩年の父方の祖父から(祖父も前立腺がんで亡くなっておりどうも一族遺伝らしい。自分も気を付けなければ…)
「父親と自分が並んでいると見分けがつかなくなる」
と言われたことがあったのですが、
若いころの父親の写真を眺めていると自分よりも自分より2歳年下の弟に生き写しに見えました。
一応父親は怒るとと怖い人間ながら柔和な顔をしている印象があり、直情型なのが一目でわかる自分の顔つきとは異なる印象があたわけです。
自分と当時の父親と共通しているのは体格くらいでしょうか?
まあ、自分が生まれる前の両親のことというのはまさに自分の創世神話ともいうべき神秘的な印象を持つわけでしてすごく新鮮に感じた出来事でした。
…で、以上は前置きでしてここからが本題(相変わらず長い前置きwww)
父親の中学・高校時代の学ラン姿の写真が一番印象に残ったのですが(父親は高校大学の中間にあたる工業系の高専出身で親類縁者からはそろて秀才という評価お受けている。自分の目から見た父親は「風立ちぬ」の堀越二郎同様の軍事関連の技術屋だったので否定はしない。)、
そこで一番気になったのは学ランの袖のゆったりさ
本当に袖が広く今のスリムブームで袖の細いシャツや上着に泣かされ続けている自分の目から見たら大変理想的な袖の緩さをしているわけです。
袖の緩さというのは10年近く前にNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」にエキストラ出演して明治の軍服などの様相を身にまとってからずっとこだわり続けていることなわけでして、制服などのしっかりした正装の服でも袖がゆったりしているため大変腕が動かしやすかったのが、それまでずっと制服やスーツを窮屈と感じ続けていた自分にとっては衝撃的だったわけなのです。
(明治陸軍好きの自分はその後レプリカ軍服を購入したりしてるんですが、その袖の緩さは現代人のレベルからしたら常軌を逸してるレベルなのです。)
「坂の上の雲」をきっかけに明治陸軍を中心に戦前の古写真を集めるようになって気付く、軍服をはじめとした制服・洋装の袖が共通してゆったりして動きやすい様になっているのは、「こち亀」の両津のような体格をしている私ミカサの目からしたら大変うらやましくて仕方がないのです。
両津体型では今のスリムな服って本当に拘束具以外の何物でもなくしんどいことこの上ないのです。
なぜ今のファッションは動きやすさを犠牲にしてまでしてスリムになりたがるのでしょうか?
不健康になってまで体型にこだわることに興味のない自分にとってはとても理解できません。
いろんな意味合いを込めてつくづく自分にとって今の世の中は生きにくいものなんだと思います。
いつか背広などの服を仕立てるときは上記の明治陸軍軍服のレプリカを持っていって
「これくらい袖をゆったりして下さい」
と注文しようかしら…?
身も心もゆったりする服を着てのんびりと過ごしたいものです。
とはいっても親子だから切っても切れないですし、恩讐全てを飲み込んで自分の糧にしようと今は思っています。
本当にスリム主義はやめていただきたいものですよね、本当に実用面がないのでよく動き回る自分にとっては迷惑以外の何物でもありません。
今はストレッチが効いたタイトな服もありますけど、やっぱりゆったりした服がいいですよね。
生きていらっしゃる間に、いろいろお話できるといいですね
両親の写真の整理、私も母に頼まれて行いました
風物なんかも今と違って、見ていると面白かったです
終活でなくて、もっと若い時に、両親と話しながら見ればよかったなぁと思いました
服ね Tシャツがピッチリしたのが多くて・・ワンサイズ上か 男物のS買うこともあります
骨格が両津体型なうえに高校の体操部で腕が太く、今に至る自転車乗りとして太ももが筋肉で膨れ上がってる有様なので今服を買おうにもまともに着れる服が少ないので本当に困り果てています。
そんな中で戦前の古写真を見ると本当にゆったりしながらも気品のあるいでたちをしているのでうらやましいことこの上ないです。
最近の男性物の服はほんとうにスリムなデザインが多そうです。
(見ていて感じます)
でも、もう少ししたら流行が一回りして、ゆったりしたものが流行ってくるかもしれませんよ。
私ミカサ個人としては去年父が倒れた時に涙を流せるだけ流したので、あとは今の体たらくな状況を立て直して自立し、たとえ父が身まかったあともそれを死ぬまで貫き最後の最後で「自分は父のがんに打ち勝ったと」いえるようでありたいものです。
しかし両親の若いころの写真を見るというのは本当に不思議な気持ちになりますね。
うちも父をがんで亡くしております。
がんは怖いです。
父の昔の写真見てみたいなぁ~
一度見たのは弟とそっくりでしたよ。