みかささんの日記 | ニコッとタウン

つくしのつれづれノート

友だち・お気に入り

タレントよりも知識人や求道者と友達になりたい

カテゴリ：友人
2016/11/03 20:45:59

基本的にテレビでひな壇で笑いを飛ばすだけの芸能人よりも自分の進む道に向かってただひたすら一芸を研ぎ澄ませるようにして追い求める職人のような人と友達になりたいです。

タイトルにある知識人というものも自分の興味の赴くままひたすら追い求め続けて結果的に知識人と呼ばれるに至っているところがあるので、基本的はこれも求道者で共通していると思います。

この手の人間が持っているものって常人以上に奥が深く、また自分の道を研ぎ澄ませるために培った思いもよらない経験などを聞くことができることもあるため、テレビ番組のひな壇でヘラヘラしている芸能人よりも友人として話していて楽しかったりするのではないかと思うのです。

もうすでにテレビからネットへ娯楽の主要メディアが移り変わっている中こういった薄っぺらいテレビタレントはどんどん淘汰されていくと思います。

ただ、だからと言って芸能人すべてがそんなしょうもない存在というわけではなく、中には芸道のために一身に心血を注ぐことに余念のない人もいるため本当に侮れません。

私ミカサはかつて大河ドラマの総決算富うべきNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」(09～11年)のエキストラに参加したことがあるのですが、その主役・秋山真之を演じたモックンこと本木雅弘なんかはまさに俳優を極めるために全てを捧げているような求道者の印象があります。(「坂の上の雲」ではコミカルな部分も持ち合わせたキャラを演じていましたが、それ以前ジャニーズのシブがき隊も含めカミソリのようにムッツリとしてスキがなく、近寄りがたい印象がありました。)

もう故人ですが最後の銀幕スターともいうべき高倉健や私ミカサも大好きな寅さんこと渥美清もそんな印象があります。(渥美清に至っては寅さんの印象があまりにも強くなって生活スタイルも寅さんそのものに同化していったらしいと聞いているがゆえにまさに求道者だと思っています。)

芸能人に限らず

自分の大好きなこと大切にしているもののために一生懸命になれるそういう人たちとお付き合いできたら自分自身も負けるもんか、いつかあの人の様になりたいと日常をさらに一生懸命生きようとすると思うのです。

この「自分の大好きや大切なもののために一生懸命になれる人」っていうのは自分の好きな異性のタイプにも当てはまります。

改めて思い返すと「一生懸命」という要素は自分にとって最も重要な位置を占めたものなんでしょうね。

ちなみに私ミカサがお知り合いになりたい著名人は上記の「坂の上の雲」の作者である歴史小説家の司馬遼太郎のような膨大な知識を蓄えているようなお人でしょうね。

自分自身も知識量が半端ないといろんなところでよく言われますが(ウィキペディアをもじった○○ペディアなんてあだ名を付けられたこともあります。)、ある意味類は友を呼ぶ状態を望んでいるのかもしれませんねｗｗｗ

なお今日、鎌倉の映画資料館でやってる黒澤明・三船敏郎関連映画特集の「雨あがる」(00年)の上映を見ました。(この映画特集についてはもうすでに「酔いどれ天使」(48年)・「野良犬」(49年)・「蜘蛛巣城」(57年)を見ており、さらに年末年明けまでに5本以上黒澤関連映画を見る予定。)

この「雨あがる」は黒澤明が死ぬ直前まで作成し続けていた脚本を「影武者」(80年)以来ずっと黒澤映画に直接携わってきた助監督を務めた小泉尭史が監督として黒沢組を率いて完成させた黒澤明の遺作というべき時代劇映画なんですけど、

今日「雨あがる」の上映後にその小泉尭史監督のトークショーが引き続き行われるというので追加料金を払って、小泉監督が「雨あがる」をはじめとした黒澤明関連作品にまつわる貴重な話を聞くことができました。この人も黒澤映画を盛り立てるためにひたすら心血を注ぎ、黒澤明死後もそれを追い求め続ける求道者の印象を受けました。

今日はトークショーのあと小泉監督と握手とサインをもらうことができ、

「雨あがる」ほか「阿弥陀堂だより」(02年)「博士の愛した数式」(06年)と学生時代好んで小泉作品を見てきた身としては大変光栄に思いました。

このような求道者と出会うことによって自分自身の成長に繋げられたらいいなと思います。