「彼女と彼女の猫」のメインテーマ
- カテゴリ:音楽
- 2016/11/14 22:12:35
「彼女と彼女の猫」(99年)は「君の名は。」の新海誠の監督による最初のアニメ作品であり、当時ゲーム会社に勤めながら自主制作した5分ちょっとの短編アニメです。
モノクロ作品なんですが、それゆえにその後の新海アニメ以上に光と闇の陰影のメリハリがすさまじく、ある意味最強の鬱アニメと評される「ほしのこえ」(02年)や「秒速5センチメートル」(07年)よりも心をえぐられるかもしれません。
このアニメについては新海監督自らYouTubeに公開しているので気軽に見ることができます(^_^)
↓
https://www.youtube.com/watch?v=8-ANtYTLMIY
なお今年の春先に深夜アニメとして8分・全4話のテレビ版の「彼女と彼女の猫」が放送されましたが、あれはオリジナルのリメイクではなく最終回でオリジナルとつながっていることがわかる作品であるため、興味ある人はぜひ見てみてください(^_^)
…で
アニメの説明はここまでにしてここからが本題
この「彼女と彼女の猫」は自主製作の5分の短編ゆえに使われている曲はメインテーマ一曲のみなのですが、
このメインテーマがすごいんです!
作中の生活していくことの漠然とした寂しさ・微かな痛み・ささやかな温もりなど、言葉では伝えにくい感情をこのメインテーマ一曲でモノクロの映像と絶妙にマッチングさせているため、大変強烈で切ないんです。
曲の雰囲気は映画「涼宮ハルヒの消失」でも使用されたサティのジムノペディ1番を彷彿とさせます。
サティ ジムノペディ1番
↓
https://www.youtube.com/watch?v=Ka9SMD-TSP4
(聞くところによるとジムノペディ1番は「彼女と彼女の猫」以前に新海監督が新津誠名義で自主制作した習作短編「遠い世界」のBGMでも使われてたりする)
「遠い世界」
↓
https://www.youtube.com/watch?v=c_To80_L39U
新海アニメは精密な背景と音楽の絶妙なマッチングに昔から定評があるのですが、それが「彼女と彼女の猫」の時点ですでに確立されていることがわかります。
「彼女と彼女の猫」のメインテーマは「ほしのこえ」~「星を追う子ども」(11年)までずっと新海アニメの音楽を担当してきた天門による作曲であり、
淡々とした切ないピアノオンリーの旋律が大変心地いいため、実は先日記事にした「秒速5センチメートル」のサントラ(これも天門による作曲)以上に私ミカサが繰り返し聞く頻度が高い曲だったりしますwww
ある意味「秒速」以上にリラックスできるやもしれませんwww
「星を追う子ども」以降の「言の葉の庭」(13年)や「君の名は。」は別の人間が音楽を担当しているのですが、新海アニメのファンの中で天門の音楽はものすごく人気が高く、もし今後の新海アニメで天門の音楽が賦活することがあるのなら大変うれしいですね。
ここにコメント失礼します。
コメントありがとうございます!!(人''▽`)
時かけ、出てらっしゃるんですか!!
すごい、びっくりしました(笑)
すごい…✨✨
昭和も時代劇に入るんですね(笑)
酔っぱらってる人ですね!
わあああちょっともっかい観てみます!!!!www
エキストラ…すごい✨
憧れます!!
ちなみに、俳優目指されたりしてる方ですか??
ご紹介ので改めて見直しましたが、シーンをシーンの移行というか組み合わせが絶妙なのか。
良いモノクロ写真集を観る感じと似ています。 ネコが。。。面白い演出です。