Nicotto Town


つくしのつれづれノート


2019年大河はオリンピック‼(これマジ‼)

つい先週「真田丸」が完結したばかりなんですが、すでに来年の「おんな城主直虎」再来年の「西郷どん」の翌年である2019年度の題材がすでに決定しているんだそうです。

いや~珍しい!
最近の大河ドラマは是が非でも無理やり女性主人公を登場させて活躍させるひどいあり様で大河ドラマそのもの人気を大きく傷を付けた為、翌々年の題材がぎりぎりまで決まらない状態がずっと続いていたわけですからね…

しかしこの2019年の大河の題材が前代未聞でビックリ仰天!
なんとオリンピックなんです‼

脚本は宮藤官九郎ということでありまだ詳細については不明ですが、
どうも明治末期の1912年に初めて日本がオリンピックに参加したところをスタート地点に第一次世界大戦や関東大震災を経て戦前の1940年の東京オリンピック開催決定と戦争激化によるオリンピック開催権の返上、戦後の復興を経て1964年の東京オリンピックを開催するまでの52年間の日本とオリンピックとの関わりの歴史を描くのだそうです。
ということは1940年の東京オリンピック決定に貢献した柔道の創始者・加納治五郎や映画「硫黄島からの手紙」に登場した馬術競技の金メダリストバロン西(西竹一大佐)、戦後のオリンピックの水泳に大きな影響を与えたフジヤマのトビウオこと古畑虎之進なんかは間違いなく登場するでしょうね。



要するにドラマ放送予定年2019年の翌年2020年が二度目の東京オリンピック開催の年ということで、間違いなくオリンピックを盛り上げるための政治的な意図が嫌が応にも垣間見れるのですが、
だからといって何かあるたびにオリンピックやめろと見苦しくわめきたてるにわかアナキストように歯をむき出しにして批判するわけでもなく(不祥事については腹を立てているものの五輪返上による悪影響を考えると五輪返上を無責任に唱える連中が日本を傾けようをしてる国賊・売国奴に見えて仕方がない。)、
最近のめちゃくちゃなスイーツ大河で顰蹙を買うよりもはるかに意義がある題材なんで非常に興味深く感じます。



…で、
私ミカサがこのオリンピック大河で特に注目するのは
20世紀初頭から戦後の高度経済成長期までのすさまじいまでの時代の変遷をどう描くのかということ。
実をいうとこの時代の変遷という点で一番注目して観ていたドラマが大河ではないんですが大河ドラマの総決算として制作されたスペシャルドラマ「坂の上の雲」(09年~11年)であり、明治維新から日露戦争までの日本史上最も時代の写し代わりの激しい様相をどう描くのか非常に描くのか非常に楽しみにしていたのですが、残念ながら予算の都合や(といっても大河ドラマ数倍の予算だとのこと)日露戦争や登場人物の描写に重点が置かれていたためその時代変遷の描かれ方が結構微妙で残念だったのを覚えております。
このオリンピックを題材にした大河で描かれる明治末期~東京オリンピックまでの時代変遷も明治の近代化と同等かそれ以上の変遷が激しい時代であるため、そういう時代変遷の様子が「坂の上の雲」や歴代大河・連続テレビ小説を凌駕するレベルで肌で感じられるものにしてほしいと思います。




ちなみにこのオリンピック大河のような近現代を題材にした大河はこれまでにも
84年「山河燃ゆ」(戦時中のアメリカの日系二世を題材)
85年「春の波頭」(明治から大正に活躍した日本女優第一号川上貞奴が主人公)
86年「いのち」(架空の女医の目から見た戦後を描いた橋田寿賀子の大河版連続テレビ小説)
と存在し、
連続して放送されたこれらは「近現代三部作」と呼ばれております。
内容からしてもっとも最近の時代を描いたのはオイルショック後の70年代末期もしくは80年代初頭までを描いた「いのち」であり、64年の東京オリンピックをクライマックスにする今度のオリンピック大河でもこれを超える可能性は低いかと思われます。(とはいえ最終回のラストシーンで来年は2020年東京オリンピックだ!っで終わる可能性も大いにあるかもしれませんがwww)
しかし上記の「近現代三部作」は大河ドラマ版連続テレビ小説と揶揄されて賛否両論だった「いのち」の視聴率30%以外は評判よくなかったとのことであり(当初五部作を予定していた近現代大河を三作で打ち切って87年に大河最大のヒット作となる「独眼竜政宗」の時代劇大河に戻したのは有名な話)、
上記の明治維新~日露戦争までを描いた「坂の上の雲」の評判も今一つ芳しくなかったことからしてみても今度のオリンピック大河の人気度のほどはかなり厳しいかもしれませんね。
(とはいえ話題になっていた「真田丸」の視聴率も16%前後と低く、もはや主要メディアがテレビとは限らなくなってきた今現在において視聴率で評価するのが無理と言わざるを得ないんですけどね。)


兎にも角にも前代未聞のオリンピック大河
果たしてどのようになるのか
私気になります!
(久々のきめ台詞wwwそういえば実写版「氷菓」が来年公開予定だそうですね。)

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2016/12/26 18:43
saki様へ…初めてとは言わないのですがこれまでの大河ドラマ=時代劇のイメージを覆す近現代大河の受容はなかなか難しいでしょうけど、何をやったかわからないような一般人を主人公に据えるよりもはるかに意義が大きいので、歴代の全大河系列を吹き飛ばす勢いで頑張ってほしいです(^_^)

「坂の上の雲」は放送開始の8年前の制作発表の段階から楽しみにしており、実際にエキストラに参加するなど私ミカサの青春のすべてというほどに楽しんだと思います。
もっと一般大河並みの容量で内容を充実してほしいというところはありましたが、今後の大河はこれを超えるような骨太大河を作ってほしいものです。
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2016/12/25 23:57
ほおおお、クドカンさんなんですね。
それはどうなるのか興味津々。勝負に出ましたね。
ただ、歴史物が好きなので、大河としてはどうなのかなあ。

私は「坂の上の雲」見てましたが、
とてもよかったですね。
「視聴率」って
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2016/12/24 21:31
まじあ様へ…本当に珍しいですよね。大河系列の維新以降をかじったものも含め近現代物はなかなか一筋縄に行かないものが多くて好みがわかれるものが多いんですが、
今度のオリンピック大河は激動の時代であってもみながオリンピックの栄光にに向けて奔走する希望の物語になるのは間違いないため非常に見やすい内容になると思います(^_^)

実写版「氷菓」はこの間までエキストラの募集やっていました。
実写版のロケ地は「氷菓」をはじめとする米澤穂信の看板作品共通の舞台である飛騨高山でないのが残念です…
米澤穂信作品の映画化はこれが初めてではないですが、「氷菓に」についてはただのアイドル映画にならないことを願います…
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2016/12/24 21:22
とり合絵図様へ…近現代三部作は以前ケーブルテレビでも放送されていたのでどれもすべてとは言いませんが見ているんですが決して悪いドラマではなかったですよ。
しかし視聴率が歴代上位に食い込む「いのち」でさえ大河ドラマ枠で連続テレビ小説と揶揄されるくらいで(全体的な完成度は近現代ゆえに最初から終わりまで平均的に予算配分できるため時代劇大河よりも高かったりする。)大河ドラマのアイデンティティを根底から覆しかねないという評価が多く、この間の「坂の上の雲」の時の視聴率を見ても今なお近現代大河の風当たりは強そうです。
しかし山崎豊子の「大地の子」「白い巨塔」「不毛地帯」なんかは最近もドラマ化されていますし、映画化された「沈まぬ太陽」は今度WOWWOWでドラマ化されたりと内容は重々しくとも良質な映像作品に恵まれてるので大河であるなしにかかわらず見る価値は十分にありますよ(^_^)
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2016/12/24 19:44
訪問感謝~♪
大河がオリンピックってスゲーね…
実写版の氷菓は「小説版の映画化」と思ってるから、そこまでキャスティングどうこうは
私気にしません!(単なる鈍感w

でも奉太郎の役者さんが「奉太郎は省エネ主義と言う事なので、
無駄な動きをしないようにします」と言うコメントで
「そういう意味の省エネ主義じゃ無いんだよ~w ちゃんと『長い休日』を読んでくれ~」と思ったw
何がどう転んでも面白そうなので映画は見に行く♪
福ちゃんとまやかが誰なのかの方が私気になります!w
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2016/12/24 18:45
>みかささん
>山崎豊子の小説は「山河燃ゆ」の

あまりに無知でした。原作はそこから来てたのですか。いまさら知りました。
既に視聴率的には失敗の歴史がある訳ですね。。。
確かに一年観るのは精神的に無理ですね。ありがとうござます。

何故、宮藤官九郎さんなのか理由が良く分かりました。m(__)m。
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2016/12/24 18:34
とり合絵図様へ…「不毛地帯」以前フジテレビで唐沢寿明主演でやりましたよね。
山崎豊子の小説は「山河燃ゆ」の原作となった「二つの祖国」や「大地の子」「白い巨塔」名作ぞろいなんですが、大変重々しくて一年完投して見続けるのは大変しんどく感じますね。
むしろ激動の近現代だからこそそんな大変な中でも未来への希望が見いだせるようなものが観たいです。
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2016/12/24 13:10
昭和史ならば山崎豊子の「不毛地帯」のような重厚なものを観たい気もします。
しかし宮藤官九郎さんだとするとコミカルで楽しい路線になりそうですね。。。
官九郎さんの話は好きですけれど、大河なのかな~。私も気になります。




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