「グルグル」が三度目のアニメ化に大変ビックリしました！

 

一応知らない若年層のための「魔法陣グルグル」概要

「魔法陣グルグル」は92年から03年まで江藤ヒロユキにより「月間少年ガンガン」で連載されていたギャグファンタジー漫画。(単行本是16巻)

おとぼけ勇者ニケとグルグルと呼ばれる魔法陣で魔法を使うヒロインのククリが魔王退治の冒険に行くという内容であり、いわゆる「ドラゴンクエスト」などのRPGをパロディ化したギャグマンガなのですが、

「ただし魔法は尻から出る」(グルグル2で本当に尻から魔法を出したwww)

「ザムディン！」(最強呪文のように見えて実は叫んだヤツのじいさんの名前)

「わきの下でおにぎり」(文字通りわきで握ったおにぎり)

カッコいいポーズ

などのギャグが連載終了後も未だに語り草になっていたりします
上記の魔方陣をはじめとする幾何学文様やテクノ系などの王道の冒険ファンタジーとは明らかに異質なシュールな要素がてんこ盛りで、しかも連載中作風がどんどん変容し(しかも意図的に)最初と最後では全く同一の漫画には見えない状態になっています。

その独特フリーダムすぎる内容で連載中に二度のアニメ化とさらに本編完結後も作中最強にして最悪の脇役キタキタ親父を主人公にしたスピンオフ「踊雄伝キタキタ」(これが単行本全7巻と本伝「グルグル」に劣らない長期連載www)・続編「魔法陣グルグル2」(既刊6巻連載中)と未だに高い人気を持っている作品なわけです。

 

 

で以下はこれまでのアニメ版と今度の三度目にアニメ化について

上記の通り連載中96年と00年の二度アニメ化されているわけですがそれぞれ特色があって面白いです。

96年版は単行本が当時4巻までしか出ていなかったため中盤からオリジナルストーリーせざるを得なかったのですが(と言いながらも実はデビルククリなどオリジナルストーリーの要素を原作に移植してたりする。)、原作同様の「ドラクエ」などのＲＰＧのパロディ要素が濃く逆作画崩壊状態の超シリアス顔ｎａなど(しかもスタッフ・声優がかかわってたアニメ「レイアース」ネタばかりだったりｗｗｗ)

↓

http://www.nicovideo.jp/watch/sm875684?ref=search_key_video&ss_pos=2&ss_id=821545b6-04eb-4307-9890-9f15dec68440

 

…とギャグアニメとしての面白さで未だに人気が高いです。

 

 対して5巻～11巻冒頭までを描いた00年版「ドキドキ伝説魔法陣グルグル」は1部キャストの変更と1作目の濃すぎるギャグ要素に虜になっている側からは人気は低いんですが(史上初の完全デジタルアニメということもあって色合いが単調であり当時すぐ飽きてしまった。)、

実は原作全16巻の中で最も人気の高い話をアニメ化しているため「グルグル」ファンとしては必見だと思います。(音楽も冒険ファンタジーとしては大変充実してていいんですよ！)

 

…で、今回の三度目のアニメ化は前作「ドキドキ伝説魔法陣グルグル」から17年が経過しさらに原作も12年前に完結してることもあるわけなので、初の原作完全アニメ化になるのではないかと期待されます。

まあ大分最初のアニメ化から考えたら20年以上経過してる為ニケやククリなどのメイン声優は当然変更ということになるだろうし、それは致し方のないことなんですが、

古参のグルグルファンとしてはぜひともキタキタ親父とナレーションの声だけは変えないでほしいです‼ｗｗｗ

キタキタ親父(CV：緒方賢一)

ナレーション(CV：横尾まり)

ニケやククリはすごいかわいいキャラだと思うんですがアニメ「グルグル」ってこの二人なくして世界観が成立しないくらい存在感が強烈なため(後者はキャラクターなしの天の声にもかかわらずwwwなお両社とも過去に作品続けて同じ声優)何を差し置いてもこの二人だけは変わらず活躍してほしいです。なんせ両者とも声優はまだ現役なんですし…

 

 

いずれにしろまだまだ詳細が不明の3度目のアニメ化ですが放送がすごく楽しみです(^_^)

…そういえば去年の大河「真田丸」初のＴＶドラマ出演ながら大活躍していた小山田茂誠こと声優・高木渉が最初のアニメ化で登場した真の勇者ゲイル役で大活躍してましたね。あのキャラ原作では1話しか登場しない超マイナーキャラなのにアニメでは毎週の様にしつこく登場してのを未だに覚えていますｗｗｗ今度のアニメ化だと出番は(ほとんど)無しなんだろうなあ…