誕生日が織田信長と一緒
- カテゴリ：人生
- 2017/01/19 20:54:53
誕生日に大した思い出が無い分、タイトル通り誕生日が織田信長と一緒という事実は未だに驚いています。
私ミカサの誕生日である5月12日が織田信長と一緒なんです。
ただこの信長の5月12日の誕生日は旧暦での話であり、西暦に直すと信長の生年月日は1534年の6月21日になるのだそうです。
なお、当時の日本人は数え年といって生まれた瞬間1歳と数えて年を越して正月に1歳年を取るという考え方なので、もともと誕生日を重視する概念すらなかったので例外を除き大した問題はなかったんですけどね。
しかし織田信長は誕生日パーティーを開いた最初の日本人といわれており、
実際に宣教師ルイス・フロイスの「日本史」に本能寺の変で斃れる19日前に誕生日パーティーを開いたという記録があるんです。本能寺の変の起きた日である旧暦の7月3日から19日逆算するとちょうど5月12日になるわけです。
まあ、織田信長自身が誕生日を認識していたなら当時メジャーな暦である旧暦の5月12日で認識している可能性が高いので(っていうか履歴書書く際も元号と西暦で大変難儀してるのに西暦の旧暦の違いを認識するのは余計めんどくさいため)、
たとえ西暦に直したら6月21日が信長の誕生日だとしても旧暦でも5月12日が信長の誕生日だと堂々と言い張りますね。
(まあ信長の誕生日については他にも諸説あるのですが細かいことはこの際目をつむるということで…)
まあそんなわけで私ミカサは今年の5月12日で32歳になります。
32歳の織田信長がそのころ何をしていたかというと…
ちょうど美濃攻めの真っ最中
信長32歳時の1565年は中央の京都で室町13代将軍足利義輝が戦国大名・三好義継と松永久秀によって攻め殺させるという永禄の変が起き、戦国乱世がますます激化する有様となっていたのですが、
この時期の信長は美濃攻めに苦戦しており、美濃攻めをスムーズに進められるよう甲斐の戦国大名・武田信玄と姻戚関係を結んだりして足場固めに躍起になっていました。
1560年の今川義元を討ち取った桶狭間合戦の翌年に美濃の戦国大名斎藤義龍(マムシのあだ名を持つ斎藤道三の息子)が死んだのをきっかけに信長は再三に渡り美濃への侵攻を繰り返したのですがそのたびに美濃の斎藤勢に撃退され手を焼いていたわけです。
美濃攻め開始時信長は28歳だったので32歳の時点でかれこれ5年も美濃攻めに時間を費やしているわけです。しかし信長が美濃攻めを達成するまでにはさらに時間を要することになります。
一般的に戦国最強の覇者のイメージのある信長ですが、以外にも美濃攻め以前の信長軍の主力である尾張勢は港で潤うため経済感覚に優れている反面腕っぷしの弱い弱小兵だったということであり、桶狭間も含めたこれまでの合戦の勝利も信長の才覚と運によるところが大きかったみたいです。
信長の美濃攻めは実力行使の力攻めから裏で美濃斎藤氏有力家臣をヘッドハンティングして寝返らせる調略に本格的に転換し(この美濃攻めの調略によってはじめて歴史の表舞台に登場したのが後の天下人・豊臣秀吉こと木下藤吉郎である。)、美濃三人衆と呼ばれる斎藤氏有力家臣を引き入れたのちに斎藤氏の居城・稲葉山城を攻め落として美濃攻めを達成したのが信長34歳の頃。
「美濃を制する者が天下を制す」と巷ではよく言われていますが、弱小の尾張兵を率いた信長が精強なことで知られた美濃の将兵を配下に組み入れたことで初めて天下に覇を唱えられる実力を手に入れたことになります。
信長は稲葉山城と城下町を古代中国の周の文王が岐山を起点に天下平定した故事にちなんで岐阜と改名。
ここから「天下布武」をスローガンに天下統一に本格的に乗り出すこととなります。
…そんな信長に比べ今年32歳の私ミカサは精神障害者手帳2級所持の障害者として就職活動中の身の上。天下の覇王信長に比べると本当に泣けてきますが、信長のような天下人になりたいわけじゃ無いけれども、信長の様に自分の思うがままに生きていけるような足場固めだけはきちんと果たしたいものです。
とにかく今年も頑張らなければ…‼
ちなみに私ミカサが自分の誕生日が信長と一緒ということを知ったのは、92年の大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」(史上唯一の信長単独主役の大河ドラマ)のCSの再放送で、緒方直人演じる信長が自分の誕生日を祝日にしようと提案したのを宇津井健演じる家老林通勝に諫められたのをきっかけに信長が林通勝を追放に至るという回を見たところからでした。
それをなんとかしてしまうところですね。
普通しないですし。
おやかた様 お誕生日おめでとうござりまする とかなんとかやってたんだろうかｗ
ミスマッチ過ぎて笑いました（＾＾
家臣が「おめでと～」とか言って囲んでる姿を妄想しましたヨｗ