Nicotto Town


つくしのつれづれノート


月がきれい

誰もが経験したであろう恋愛青春ものということで春アニメで特に注目してます。



自分がこのアニメに注目したきっかけは2月末にpixiv上でキービジュアルの発表からでした。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=61621789

これはキャラクター原案を担当したLounddrawさんによるもの。
Lounddrawさんは小説の表紙挿絵やCDのジャケットを多く手掛けてるイラストレーターであり、新海アニメのようなピュアで繊細な作風が大変印象的で、昨年の初夏にLounddrawさんが表紙挿絵を担当した天沢夏樹の青春小説「拝啓、十年後の君へ。」を呼んで以来私ミカサはこのイラストレーターさんの大ファンなんです。
「拝啓、十年後の君へ。」は内容もイラストの雰囲気も新海アニメ「秒速5センチメートル」のようでありながら全く正反対の結末に至る青春小説であり、上記の「月がきれい」のキービジュアルの雰囲気が「秒速」や「拝啓、十年後の君へ。」に大変似ているため嫌が応にも期待しちゃっているんですよねwww

「拝啓、十年後の君へ。」の表紙イラストがこちら
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=57563358

「拝啓、十年後の君へ。」についても以前記事にしてるのでよかったらどうぞ
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1032798&aid=62293012





兎にも角にもあらすじはこんな感じみたいです。
中学三年生のクラス替えで初めて同じクラスになった文芸部の小太郎と陸上部の茜は春先の運動会の用具係でLINEを通じて仲良くなり、互いに距離が近づいていく。行事続きで浮きついた初夏の空気の中、茜に思いを募らせた小太郎は…
二人の関係はずっと茜に思いを寄せている陸上部の拓海と親友の茜を通じて小太郎に興味を抱く千夏を巻き込み展開していく…









…で今週で2話目。
初回で用具係の為のLINEアカウントの交換、
二話目の運動会でのトラブルをきっかけに茜と小太郎がLINEのやり取りを頻繁にし始める
(EDに至るまでLINEづくしであり、LINEのダイレクトマーケティングだったりしてwww実際LINEのやり取りを軸にして展開するアニメみたいだし…)
話が動いたのはこれだけで、他はそれに至るまでの展開が結構牛歩並みの遅さなので退屈に感じる方も結構多いんじゃないかと…
(しかも2話目でもう本編切り詰めてED後におまけ短編やってるしwww)
というか作中で起こる出来事が中高生の時に誰もが体験した恋愛あるある話を淡々と映像化しているようなアニメなので(おそらく確信犯)、おそらく今後の展開もストーリーが大きく動いても起伏の無い描写のまま淡々と最終回に至るのではと思います。
ある意味リアル一直線なわけですが、1クールぶっ続けでこの調子だとこのアニメの人気が出るかは正直微妙なとこかもしれません。
(昨年「君の名は。」で注目された新海アニメも実は短編であるほど強烈な一方長編であるほどダラダラする傾向にあるわけで…)
しかしそのストーリーが動くわずかでさりげない日常描写が実はリアルに恋愛感情を抱くトリガーになるんですよね。初回ラストの小太郎の制服の埃まみれを払う茜のシーンが、自分が中高生の時に異性を好きになる瞬間とものすごくデジャブっていたのでものすごくドキドキしました。
こうした日常のさりげないときめきをこの淡々としたアニメの中で楽しめたらいいなと思います。

舞台は川越。
かつて京アニ作品「らき☆すた」で舞台になったことでも有名であり、作中の光景も「らき☆すた」と重なる気がします。っていうか舞台の学校「らき☆すた」のそれとスゴイ似てる気がするんだけど実はロケ地が一緒だったりしてwww

ちなみに現状私ミカサはこのアニメについては本編よりもEDの方が印象に残っている有様です。
EDタイトルはアニメのタイトルと同じ「月がきれい」で川嶋あいの作詞を声優・東山奈央が歌います。
作中の雰囲気にぴったりマッチしており、もしかしたらEDに全話の名場面を総集編にして組み合わせたMADの方が本編より面白かったりしてwww
(東山奈央は作中小太郎・茜のクラス担任の美人教師の役。小太郎の天真爛漫な親友にドキドキする描写があり、この担任を主役にしたら教師が生徒を喰う禁断の恋愛物になるのでは…www)

主人公が文学少年の為か各話サブタイは全て近代の文豪の作品タイトルから採っており
(初回が宮沢賢治の「春と修羅」、2話が石川啄木の「一握の砂」)
そのうち夏目漱石の「こころ」や二葉亭四迷の「浮雲」、樋口一葉の「たけくらべ」なんかがサブタイで登場しそう…



兎にも角にも個人的にいろいろ賛否両論なところがあるのですが、自分の初恋体験談と重ね合わせながらこのアニメ最後まで楽しみたいですね(^_^)






以下は展開によってネタバレになる可能性があるので注意























まだ始まったばかりなので何とも言えませんが、
もしかしたらこのアニメは「秒速5センチメートル」の「桜花抄」と同じ転校によって両想いの二人が引き裂かれる展開になるのではと予想しています。
というのもキャラクター紹介で茜の両親の紹介記事から茜の家が転勤族と思われるわけで…(このアニメのキャラ設定は特に小太郎と茜のそれぞれの両親の設定が馴れ初めなどをはじめやけに細かく、しかも小太郎は川越の土着・茜は転勤族と対照的な立場を強調してるようにも感じられるわけで。)
終盤晴れて両想いになるも父親の転勤による茜の転校によって二人が引き裂かれるのではないかと、「秒速」の貴樹と明里の展開をなぞるのではないかと嫌な予感がよぎるんですよね…
できれば「拝啓、十年後の君へ。」の様に引き裂かれたところからのハッピーエンドを期待したいところですが果たしてどうなることやら…

アバター
2017/04/16 15:55
春アニメ、面白いと良いですね!
私は恋愛アニメは中々見ないですねー。
何か他のジャンルで、恋愛が絡む感じのものは好きなのですが。




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