「Just Because!」じゃいられない‼
- カテゴリ：アニメ
- 2017/10/29 15:12:55
「ジャスビコ!」4話目です。
聞くところによるとタイトルの「Just Because」は「なんとなく」という意味の英語らしいですが、
これまで「なんとなく」ぬるま湯状態に甘んじてきた関係がいよいよ限界に来てしまったようです…
陽斗への片思いを拗らせたまま協力する羽目なって追い込まれる美緒。
その美緒への想いを燻ぶらせてる故に八方ふさがりの美緒にいら立ちを隠せない瑛太。
彼らを巻き込み瑛太の様子から複雑な人間関係を把握してさらなる一石を投じる恵那。
年明けの初詣に葉月に告白しようとする晴斗を眼前にますます追い込まれていく美緒にイラ立ちが頂点に達した瑛太は…!?
兎に角恵那が写真部の起死回生の為に引っ掻きまわします。
その結果3話まで「なんとなく」ぬるい展開だったのが噴火寸前の火山のような状態にボルテージが上がっています。
まさにもはや「Just Because」でいられなくなっています。
(「Just Because」でいられないからこそ「!」の付いた「Just Because!」というタイトルだったりして…)
各話サブタイも
・初回が各キャラの顔合わせである全ての始まりの「On your marks!(位置について!)」
・２回が瑛太と美緒が埋もれていた燻った恋愛を自問し始める「Question」
・３回が歩くような速さで緩やかに話が進む「Andante」
・4回目でストーリーが動き始めた「Full Swing」(タイトル通り空振りだったわけで…)
…と物語は確実に加速しているのを暗示してます。
そういう意味でまさに小宮恵那は物語が動く起爆スイッチを押したトリックスター的ポジションと言えます。
ただ恵那は主要キャラ4人の中では美緒と関りが深いのですが、自分の最高の写真の被写体であるネクラ少年瑛太を起点に動き回っているため、途中からトリックスター的ポジションから自分が掻きまわした人間関係の渦の中に巻き込まれていくのでしょうか…？(例えば瑛太を巡ってとか…)
ニコ動なんかでの感想では5人の主要キャラの中で一番活発に動き回る恵那が1番人気みたいですね。
私ミカサも同感で恵那が一番好きです。
ただ私ミカサの場合は恋愛対象みたいな感じというよりも、好きな事の為に全力疾走するこうありたい自分の理想の体現者として惹きつかれます。
反面5人の中で最も受け身キャラとして動かないキャラの葉月。ビジュアルが「月曜日のたわわ」のヒロインに近いがゆえに(「たわわ」作者によるキャラ原案だし…)恵那に次ぐ人気を誇っているのですが、兎に角時の流れに身を任せてばかりなので個性が薄くてもどかしい！
それゆえに陽斗との関りでどう変化していくのか想像がつかず続きが気になって仕方ありません。
そして陽斗と葉月への告白をきっかけに事態は思わぬ展開に流転しそうで…!?
兎にも角にも波乱の展開が予想される次回、
わたし、気になります！
…で以下は恒例の「ジャスビコ!」で特に気になった地元舞台の解説
・犬嫌い克服の特訓をした公園…美緒や陽斗が歩いて移動できる範囲で犬が思う存分走り回れる広い公園というと鎌倉中央公園としか考えられません…(ただ背景は似てるものの違和感があって確定できない…)
鎌倉で最もデカい公園で池あり犬が走り回れる広大な広場あり田畑あり蛍が見れる水辺ありという自然公園となっています。
この鎌倉中央公園、陽斗や美緒の家以上に自分の家から近いです…
この公園が出来上がる前の小学生の頃、「双子池」の名称でよく工事中の公園に忍び込んでザリガニや魚(ブルーギルとか)を取っていたのを思い出します…
・白幡神社(藤沢)…作中陽斗が葉月に告白する際に一緒に行った神社。
源氏を祀る白幡神社は大半が鎌倉幕府及び武家政権の創始者・源頼朝を祀ったものなんですが、藤沢の白旗神社で祀られてるのは源義経。
元々は寒川神社の系列らしいですが、平泉で非業の最期を遂げた義経と弁慶の首級が腰越で実検された後、神社の近くに葬られたことから鎌倉時代の早い時期に合祀されたとのこと。その為神社の周辺に義経や弁慶の首塚などの史跡があるとのこと。
作中の初詣の時のようにかなり人が集まる神社のようでお祭りの際に屋台が並ぶのを目にします。
・瑛太と美緒が初詣に行った神社…4話ラストの問題になった美緒にいら立つ瑛太が激昂した場面の神社なんですがコレ、源氏山公園の中にある葛原岡神社のようです。私ミカサは鎌倉での初詣は鶴岡八幡宮(あと横須賀戦艦三笠内の神棚「三笠神社」)以外行かないので源氏山や葛原岡の山道は行くのですが判らなかったんですよ。一応源氏山公園は鎌倉の小学生のプチ遠足の格好の休憩地点なため私ミカサからも大変馴染み深い場所なんですが…作中吊るされた提灯から特定。
最近葛原岡神社は縁結びのパワースポットとして注目されてるらしいのですが、
この葛原岡は鎌倉時代の処刑場として歴史的に有名な場所なんです。
この葛原岡神社に祭られているのが鎌倉幕府滅亡直前に葛原岡で斬首された公家・日野俊基なんですよね。(大河ドラマ「太平記」でも榎木孝明演じる俊基が葛原岡で公開処刑される場面が描かれています。古典太平記の絵巻にも描かれており、葛原岡での処刑された人間の代表格。)
故に桜の名所である源氏山公園は「首を刎ねられた人間の血を吸って美しく花が咲く」など冗談交じりでささやかれていたわけなんですが、
そういう心霊スポットになってもおかしくない血なまぐさい場所がどうしてパワースポットになってるのか私ミカサには理解できません。
縁結びのパワースポットを求めてやってくる女の子のどれだけが葛原岡の本質を把握してるか本当に気になるところです。
鎌倉は鎌倉時代から戦国時代まで武家の都として成立している間は前時代通じて戦乱が絶えなかった地域なので
鎌倉に合戦と関わりのない地域なんてないと思います。私ミカサの生活圏内である「ジャスビコ!」のメイン舞台深沢も鎌倉幕府滅亡時に洲崎合戦という最後の執権・北条守時(ただし分家出身なので北条家のトップではない)が戦死するほどの激戦地だったりします。
源氏山公園は山を登ったうえにありますからね、晴れてればきれいなところですが雨の日は当然ぬかるんで悲惨でしょうね(苦笑)
大河ドラマ中ではいろいろ暗躍してた記憶。（あまり憶えてない。）
鎌倉はいまはのどか（というか何時も渋滞）ですが昔は血の海。
ん～～成仏するよう供養しないとイケないですね。
PS.源氏山公園は昔訪れた時に前日の雨でぬかるんでて靴がグチャグチャになったような記憶が、
何か訴えていたのか。。。。
自分のような鎌倉で育ったものとしては源氏山公園は小学校のプチ遠足のお弁当休憩の場所として大変身近な存在なのですが、処刑者の血を吸った桜が美しく咲き誇る名所のイメージが先行していただけに、縁結びのイメージが全くわかなかったんですよね…
病室の脱走騒ぎを幾度も起こして看護婦の手をものすごく焼いたことを今でも覚えていますよｗｗｗ
武家の都としての鎌倉は鎌倉～戦国まで常に大小の合戦が絶えなかった場所なので大変血なまぐさい場所なんですよね。陽斗の住む三菱の社宅方面は鎌倉幕府滅亡時の合戦の激戦区でそれに由来した供養塔が心霊スポットとしてあるくらいですからね…
今はどこもディズニーランドのようなテーマパークみたいな有様で当時の人間が見たら腰を抜かすでしょうね…
犬嫌いの克服って難しそう。
私の友達もそうですが、トラウマになっているからなぁ・・((+_+))
白旗神社は、私の通勤経路の途中です（笑）渋滞の名所。
すぐそばに市民病院がありますね。