Nicotto Town


つくしのつれづれノート


原作より面白い「たまこまーけっと」同人誌


本家京アニやファンが激怒しそうなタイトルで恐縮なんですが私ミカサ個人の感想なので悪しからず…


「たまこまーけっと」は大人気アニメ「けいおん!」のスタッフが作った京都アニメーションのアニメ(2013年冬アニメ)。
京都の出町商店街(京都市上京区)をモデルにしたうさぎ山商店街舞台にヒロインの餅家の娘たまこを中心にした人情物で、毎回一話完結で終わるメインの話に最終回まで展開されるたまこの家に居候するデブ鳥デラ・モチマッズイによる南国王子のお后探し騒動の顛末がプラスされてるという感じ。
(ちなみに舞台になってる出町商店街は「たまこまーけっと」に限らず「小林さんちのメイドラゴン」「涼宮ハルヒの憂鬱」など京アニに作品に度々登場する商店街だったりする。)
見た時も今見ても思うのはキャラデザや雰囲気は超大好物なんですが、正直言ってまったりした起伏のあまりない日常ものとして退屈に感じるんですよね。例えてしまうと何十年も放送し続けているサザエさんを見てる感じ…
それゆえリアルタイムで見た時もその単調な退屈さに耐え切れず途中で見るのをやめてしまったのを未だに覚えてます。「けいおん!」のスタッフが共通してることと「たまこまーけっと」前のクールにやってたのが後半のメリハリがすさまじかった同じく京アニの「中二病でも恋がしたい!」(1期2012年秋アニメ)で期待が大きかった分期待外れ感が大きかったわけでもあるのですが…



…ただ、だからと言って「たまこまーけっと」がポテンシャルの低いクソアニメかと言ったらそれは大間違い。
「たまこまーけっと」は後に「たまこラブストーリー」(14年)という劇場版が公開されてるんですが、ヒロインたまこと向かいの幼馴染・もち蔵の恋愛をメインに描かれ、単調なテレビ版ドタバタ劇の雰囲気が一変して極上のピュア恋に様変わりするのです。
正直新海アニメとか大好物な人にはたまらないハートフルな内容だと思います。
(鬱エンドじゃ無いけどねwww)
正直テレビアニメ版から大きく化けるとは思っても見なかったので当時観た時は大変腰を抜かし、今でもよく見ているアニメ映画の1つだったりします。
テレビ版も南国王子のお后探騒動よりもはじめからたまこともち蔵のラブコメを作中に盛り込んでいた方が面白かったんじゃないかと思えるほどなんですよね。(もち蔵がたまこに想いを寄せている描写はテレビ版でもあるのですが全く発展することの無い脇役で片付けれれていた感じだった…)
劇場版だってテレビ版1クールに比べたら容量も小さいため、面白かった半面テレビ版にたまこともち蔵のラブコメを盛り込んでいたらどうなったろうという物足りなさがすごい出てくるんですよね…







…で、ここで私が紹介するのが本題の原作より面白い「たまこまーけっと」の同人誌なんです。
私ミカサが紹介する同人誌はももせ(サークル名hanada.)という作家さんの「たまこまーけっと」本。この作家さんはテレビ版放送以来ずっと同人誌やイラストサイトpixivでたまこともち蔵の関係をメインに描き続けている作家さんで(しかも「たまこラブストーリー」のまえからこのジャンルを書いている。)
描いてる漫画や絵のシチュエーションは付き合った直後から結婚後、果てはファンタジーや18禁と幅広いんですが、どれも単なるもちたまのイチャラブにとどまらず、原作作中の設定や各人物像をさらに掘り下げたハートフルな内容がなっているため、
恋愛・夫婦愛・親子愛と様々なジャンルで兎に角愛に満ち溢れた作品です。
もちたまメインで「たまこまーけっと」を楽しみたかったファンにとっては原作よりも面白い内容だと思います。
特にここ1,2年に発行された同人誌はそのハートフルな内容がより洗練されている感じで、正直原作を差し置いてアニメで見てみたいと思うほどの作品がいくつもあるんですよね。
ある意味ラブコメ路線にした場合の「たまこまーけっと」のあるべき姿がももせ氏の内容なんだと思います。


ただ言っておきたいのは原作より面白いと思っていても原作を越えたとまでは言いません。
あくまでこの面白さの差は方向性の違いによる差だと思ってます。ももせ氏の同人誌がハートフルラブコメ路線(「めぞん一刻」みたいなやつ)なのに対して原作テレビ版は商店街をメインにした「寺内貫太郎一家」やドリフのコント(お隣さんコント的な)のような印象があるので比べるベクトルがそもそも違うような気もするんですよね。
京アニがはじめからラブコメ路線の方向性で「たまこまーけっと」を作っていたらこのもちたま同人誌のような作品になっていたんじゃないかと思います。
(ただ京アニってオリジナル作品については恋愛を追及した作品が少なくいつも京アニのアクションやファンタジー描写ではぐらかしてる印象があります。恋愛を描いた「中二病」についても恋愛をメインに描いてるのは1期の後半のみでしたし…(今やってる劇場版はどうかな…?))
ファンタジー要素抜きでの京アニの恋愛ものをテレビで見たいですね。
(昨年「たまこまーけっと」の監督が作った劇場アニメ「聲の形」が絶賛されてましたしね。)



あくまで私ミカサが紹介したのは「たまこまーけっと」の同人誌に過ぎないので原作の関連本に比べたら結構割高であり、新刊が出たらコミケなどのイベントや委託してるとらのあななどの同人誌の店ですかさず購入しないとすぐ絶版になってしまうのですが、これについては総集編がいくつか出ており中には再版されるものもあるみたいなので、探してみたら手に入る場合もあるみたいです。

とりあえずpixivに同人誌の作家ももせ氏の「たまこまーけっと」のイラスト漫画が満載なので気になる方はそちらで雰囲気を感じ取ってみてください。
https://www.pixiv.net/member.php?id=374312

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2018/01/17 02:19
自分も「たまこまーけっと」はお気に入りだったので、嬉しく思います。
ステキな情報、有難う御座います☆彡




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