日本のサグラダ・ファミリア(笑)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2018/11/16 23:01:38
サグラダ・ファミリアといえばスペイン・バルセロナにある天才建築家ガウディによる
いつまで経っても完成しない大聖堂
として誰もが知るところだと思います。
1882年に着工しガウディが死に戦争によって設計資料が散逸した後も建築が続行しもうかれこれ130年超。当初は完成まで300年の工期を要するといわれたのですが、ここ30年の間に建築技術や資金調達が飛躍的に発展した為なのか、着工から144年目ガウディ死後100周年目にあたる2026年には完成する見通しなのだとか…
技術の発展ってすげえ…
ただこの手のいつまで経っても完成しない大聖堂というのが何もサグラダ・ファミリアに限ったことではなく、ドイツの世界最大のケルン大聖堂なんかが1248年の着工から相次ぐ戦争や変乱による中止期間を経て最終的に1880年完成という工期は何と632年‼
そんな代物に比べたらかわいいものなんですけどね…
ちなみに既に世界遺産にまでなってるサグラダ・ファミリアですが、つい最近まで違法建築物扱いされている代物だったんだとか…(サグラダ・ファミリア側が訳47億円を市に払うことで解決を見たとか…)
…さてここからが本題。
この日本に「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれるいつまで経っても完成しない建築物があるのをご存知でしょうか?
それが現在の横浜駅。
1日平均の乗降客数が230万・年間乗降客数が8億3800万人という途方もない巨大ターミナル駅なんですが
(聞くところによるとこの規模は新宿・渋谷・池袋・梅田に次ぐ世界第5位の規模らしい。世界上位5位が全部日本の駅ってどんだけ…)
この現:横浜駅はは1915年の開業以来未だに全ての工事が完了しないまま100年以上工事が続いているという有様…
しかも完成を目指して140年近く工事を進めているサグラダ・ファミリアと違って時代のニーズに合わせて作っては壊し作っては壊しを繰り返している有様…
私ミカサが中高生になるまでの横浜駅はエキナカの内装すらままならい薄汚い魔窟状態といった感じであり、現・横浜駅そのものにいい印象を持ったためしがないですね。
ちなみに今現在の現横浜駅はというと「エキサイト横浜22」という横浜駅周辺大改造計画をもとにした再開発によってまた大規模工事による作っては壊しを進めている有様。
都市計画の想像図が↓
https://www.youtube.com/watch?v=nAJ_k44wrvg
決して無駄な再開発ではないないのでしょうが、この手の作っては壊しを100年以上続けている現:横浜駅が賞賛ではなく嘲笑の意味合いで「日本のサグラダ・ファミリア」呼ばれているのが一目瞭然だと思います。
ちなみにこの現:横浜駅は3代目
元は現:桜木町駅が横浜駅として使われていました。(二代目は地下鉄高島町付近)
まあ、横浜という町が幕末に現横浜中区の関内に設けられた外人居留地から始まった港町なので当然の話なんですけどね。
明治初頭の鉄道開業時の話であり当時の横浜駅の光景がこんな感じ
↓
https://1.bp.blogspot.com/-j0wFG9_Cl0g/UwivfNO1AwI/AAAAAAAACFA/Zr_RArJ0Ixs/s1600/yst10.jpg
東京新橋停車場と同じデザインの駅舎なんですよね。
開業時の鉄道が横浜ー東京新橋を結ぶものとして作られたものなので別に不思議な事じゃありません。
観た感じレンガ造りですがその実木造建築にレンガを張り付けたなんちゃってであり(銀座レンガ街も外壁が漆喰で仕上げたものが大半で当時の日本の貧しさがうかがえる)新橋・横浜共々関東大震災によって失われています。
ちなみに開業時の新橋停車場についてはその後改名された汐留駅が1986年廃止された後発掘調査を経て現在鉄道資料館として当時の建物が再現されており、同デザインの駅舎だった初代横浜駅の様子を垣間見るにはちょうどいいかもしれません。(一度行ってみたいんだよなあ…)
それに比べたら現:横浜駅は規模がケタ違いなので比べるのも無理がありますが
まさにカオスそのもの。
ただ横浜は関内や野毛山など猥雑としたドヤ街の側面もある街なので、上記の「日本のサグラダ・ファミリア」と揶揄される現:横浜駅は良くも悪くも現在の横浜を象徴ともいえます。
エキサイト横浜22という再開発が完了すれば横浜駅周辺はだいぶ様変わりすることになりますが、それで横浜の猥雑さが失われるのだとすればそれはそれで寂しくもありますね。
…
っていうかこの再開発で横浜駅の工事は完了するのだろうか…
再開発が終わっても駅の工事がダラダラ続くような気がするのだが…www
ちなみに横浜へよく足を運ぶ割には横浜の各駅とは縁遠い私ミカサ
何故なら鎌倉-横浜は自転車で行き来することを常識にしてるわけでwww
(基本自転車で行けるがゆえに横浜へ行き来するために電車で往復600円超を使うのが口惜しいわけでwww最近まで体調不良の為原付でみなとみらいや関内を行き来してましたが、自転車乗りとしては本来それすらもプライドが許さないですねwwwあのあたり原付を停める場所も乏しいですし…)
とはいえ京都は歴史の古いばかりが注目される一方で、古くから製造業の一大拠点である事があまり認識されてないのは残念ですよね。ランジェリーメーカーのワコールや世界的ゲーム会社の任天堂をはじめとして多くの企業の本拠地がありますしね。
そういう意味ではあの京都駅のデザインはまさにうってつけだと思いますね(^_^)
私ミカサは「ガメラ3」の影響で京都駅はああでなくてはだめだと思う方ですwww
あの鳥かごのような迫力は半端ないです。
ちなみに「ガメラ3」のクライマックスの舞台になった京都駅の場面は本来怪獣と人間側の視点を共有させるために清水寺の大舞台で撮影される予定だったそうですよ。清水のロケハンの際に最初に降り立った京都駅の迫力に圧倒されて変更になったそうです。
あの駅舎の面白い所は、別料金不要エリアがかなり広い事。何となく空港っぽいんですよね。
普通に利用してると怪獣2匹すっぽり収まるほど広いとは感じないものですが(w)確かに特徴的ですねえ。
京都駅舎の建て替えは様々な議論がありましたが、そもそも京都人は「新しもの好きの生粋の都会人」という特徴を持っているのに、意外と他府県民からは理解されていないのも不幸だなあと。日本で一番長く都会やってる街なんですがねえ。
京都タワーは未だに賛否両論。蝋燭に見えますが、あれは灯台なんだそうです。
海のない京都市の玄関口に灯台を置き、空港の無い京都市の玄関口をパッと見空港に似た建物を配置してる。意外と「どないやねん」って発想でしょうw
そうそう、確かにゴジラに倒されてましたねw
その作品は、京都タワーより、清水寺の大舞台に迫るゴジラがシュールで面白かったです。
初めて会った時はみなとみらいへ行き、横浜駅改札前で解散。
動物園へ行くのに相鉄線改札前で待ち合わせ。
改札出て地下街で食事し、八景島や鎌倉方面に出撃したことも。
都心方面へ行くも仲違いし、せめて詫び入れて別れようと彼女追って行ったのも横浜駅。
よりを戻して食事して帰ろうとしたら、千葉で地震があってその方面は軒並み止まっており、帰宅に5時間かかったことも。
単に通り過ぎるだけとなった今でも甘く苦い記憶が蘇ります。
京都駅は路線が幾つも分かれてるわけじゃないのにとても立派ですよね。中学生の時に上映された怪獣映画「ガメラ3」を見るまであんな状況になってるとは知らなかったので大変驚きました。怪獣二匹がすっぽり入るあの改札前の空間はマジでヤバいです。
近未来的なので京都で似合うスタイルかは微妙ですが、私ミカサは京都駅よりも駅前にある京都タワーの方が景観的には圧倒的にミスマッチだと思います。ゴジラ映画で京都が出てきた際真っ先にぶっ壊されてますから全国的に評判がよくないのではないでしょうか…
名古屋もダンジョン状態ですか…
大都市はどこもそんな感じですね。あんなところで迷子になりたくはないですよね…
その点、我が京都駅なんかは単純そのものの歴史。
まあ、初代は今より北側に在ったり(七条(ひっちょ)ステンショと呼ばれてたとか)、二代目がわりと煌びやかなのに、それが焼失してから建てられた三代目があっさりし過ぎだったり、現四代目が建つ時の大騒動…みたいな変遷等はありましたがw
日本の鉄道が海外と比べて珍しい面として、民営鉄道が多くその種類が海外の比ではない…ってのもあるそうですね。それらがターミナル駅に複雑に乗り入れしたりしているし、運賃の計算も各社ばらばら。あれでは海外から来られた観光客が、ジャパン・レール・パスを理由にJRから離れたがらなくなるのも分からなくはないですw
それも小学生だったりした頃なんで、ゼロ系の新幹線しか
ない時代でしたし。大昔すぎて覚えてない(笑)
名古屋駅は地下がダンジョンなんで
おいでの際は気をつけてねー♪
出口間違えると大変。
横浜は幕末に列強の圧力で開国してできた外人居留地からスタートしてるので、最先端技術文化の発信地として重要視してる反面、居留地内駅を作ったら居留地の外国軍があっという間に占領して鉄道を使って東京へ攻めてくるんじゃないかという明治政府の警戒心も地理的状況から透けて見えるような気がします。
再開発計画が完了してもまた新たな不便や問題が発生してそれを克服するための工事が続くような気がしますねwww
駅が人を操ってるというのはさすがにオカルトめいていますが、横浜駅って本来横浜中心部とされてる街から離れた場所にあるうえに駅の周辺を散策してると常に不便のある窮屈な立地条件だなという印象が強く(そこは他の巨大駅と比べても異色だと思う。)、それ故に次々浮上してくる不便さを克服しようとして工事が止まらないまま成長を続けてる理由なのかなとも思いました。
戦国武将でも毛利や徳川や真田など不利な状況下から知恵を絞って克服して強大になっていくパターンが非常に多いためそれと同じなのかなあとも思っちゃったりします。
そんなに未完成な建物があったのですね。
身近な横浜駅まで…まさかのびっくりです。
桜木町駅が横浜駅だったのですか?それは知らなかったです。
完成する日が楽しみですね~(^^♪
数年前どなたかが、横浜駅有機生命体説をとなえ、そして小説書いてました。(でも読んでないッス)
横浜駅が精神感応で人間の脳に訴えかけ、奉仕させてるのでしょうか。(ありそうな気も・・・)