Nicotto Town


つくしのつれづれノート


関ヶ原ルートの旅

先週正月明け2日働いた後にさらに4日の連休ができたため、正月休みの関西徳島旅行から帰って3日ほどのブランクで京都・滋賀・岐阜・愛知(犬山)までのお城巡り旅をしてきました。

このルートは私ミカサが自転車旅行でこの辺りを走る際に「関ヶ原ルート」と呼んでいるもの。
とりあえず旅の概要が以下の如し

1/7…横浜から深夜バスで京都へ
1/8…夜明け前に京都到着。土産買って西本願寺・本能寺跡をブラブラしながら二条城を堪能後、電車伝いに安土(安土城址・観音寺城)・彦根(彦根城)・長浜(長浜城・海洋堂ミュージアム)と進み長浜で一泊
1/9…長浜北部の小谷城を攻略後に大垣(大垣城)・岐阜(岐阜城・岐阜市立博物館)・犬山(犬山城)を攻略後名古屋に南下しその日のうちに深夜バスで翌朝鎌倉へ帰るはずだった…

結論から言うと犬山城攻略までの過密スケジュールはほぼ滞りなくミッションコンプリートしました。
ところが帰りのバスの予約日が1日ズレてることにバスがおり、翌日早朝に新幹線に乗って鎌倉まで変える破目となりました。それだけならまだしも疲労でまともな思考が働かないまま鈍行で少しでも東に距離を詰めようと名古屋から終電に乗ったために車両基地以外何もなさそうな駅で足止めを食らい始発まで外へ締め出されることとなり、一歩間違えば凍死しかねない結果的に最も凄惨な旅行になりました。(一応コンビニがあったので助かりましたが何時間も長居できないので基本外で朝を待ちました。)
今回はその時の消耗がすさまじく、さらに弱ってるところにそのあとの冷え込みと乾燥で喉をやられ体調を崩してるのが今現在の有様です。(それでも大分マシになりましたが…)
全ては正月に間髪置かずに二連チャンの旅行の計画を同時進行で立てたことによる混乱とミスから始まった大惨事なのですが、自転車や原付旅行を基本とする身の上としてバス電車旅行は「点と線」の時刻表トリック並みの精密スケジュールで自由度が低くいざトラブルが起きた時の絶望感が半端なかったです。(まあ電車に乗りっぱなしの旅行は楽なんですけど今回は小刻みの途中下車が多くてきつかったです。)
100名城攻略については通常自転車や原付で乗り回せる距離の攻略の範囲を超えているため今後はバス・電車・飛行機・船に依存しなければならない為余計神経使わねばならないと思うとちょっと頭が痛くなりますね。
それ以外のトラブルでは長距離を歩き回った結果靴擦れで足の裏の皮がズル剥けになりました。(同じくバス電車メインの南東北旅行程距離は多くないもののより重症。既に大分治って痛みもないけど)今後足回りの対策を強化しないと今後の100名城巡りは成り立たなくなるでしょうね。
兎にも角にも課題ばかり残った旅行でした。



…で今回の旅行の成果
京都府…二条城
滋賀県…安土城
    観音寺城
    彦根城
    長浜城
    小谷城
岐阜県…大垣城
    岐阜城
愛知県…犬山城
※あくまで100名城スタンプがメインなので安土城・観音寺城・小谷城については城山までは登っていません。
城巡りの記事は後日記事にするので今回はそれ以外の観光先の概要

・京都府(二条城開くまで時間があったのでルート上の施設を巡りました。)
西本願寺(京都市)…信長との10年に及ぶ石山戦争後の江戸初期になって二つに分裂したうちのひとつであり、何度も火事にって大半が明治以降の建物になってる東本願寺に対して、秀吉時代の伏見城・聚楽第の移築という俗説が飛び交う程の安土桃山・江戸初期の建物群のオンパレードなこの寺は現在世界遺産となった「古都京都の文化財」の一角を占める。個人的には隅にあった太鼓櫓がお城の櫓そのものだったのでくぎ付けになった。

本能寺跡(京都市)…ご存知信長が討ち死にした「本能寺の変」の舞台。現在の本能寺は信長死後天下統一を成し遂げた豊臣秀吉による京都の区画整理で別の所に移転したものであり、今回行った所は本能寺の変が起きたまさにその場所です。古い町屋も入り混じる住宅街の一角にあります。
本能寺の正式表示は能のヒの所が「去」になってるとのことでこれはこの寺が本能寺の変に限らず幾度も変乱の火災の被害に遭ってるため(幕末の禁門の変でも焼焼失。あろうことか75年位1度の割合で焼失してたとか…)、「能」の字にヒ(火)が入るのを嫌った結果だとのこと。
そんな本能寺跡の上に現在建ってるのが消防団施設(老人ホームと併設)な所からしても火に対するトラウマが徹底されてる印象も受けましたw


・滋賀県
沙沙貴神社(郡上八幡市安土町)…源平合戦の佐々木高綱・南北朝の佐々木道誉をはじめとする佐々木源氏(近江源氏・宇田源氏とも。支流に六角氏・京極氏・朽木氏・尼子氏など。)の発祥の地に建立された神社であり全国に散らばる近江源氏の末裔の氏神として信仰を集める。
安土駅の近くにあるため寄ってきたのですがその為に安土城・観音寺城関資料館の時間を割くことになってしまいスケジュール的に地獄を見ましたw

海洋堂ミュージアム(長浜市)…チョコエッグ等の食玩やガチャポンなどの精密フィギュアで有名な海洋堂の歴代フィギュアや所属する造形師の原型フィギュアがなど展示されてる好きな人にとってはたまらない博物館。入館すると専用コインを手渡されガチャポンが一度回せます。それとは別にミュージアム限定のドラゴンフィギュアのガチャガチャをやってきました。


・岐阜県
岐阜市歴史博物館(岐阜市)…岐阜城の金華山麓岐阜公園のそばにある歴史博物館。今回の旅行では時間が足りないと除外していたものの蓋を開けてみたら岐阜城を行った後に大分時間に余裕があったので行きました。2階が古代から戦後までの歴史展示となっており、中には楽市楽座再現した町並みで時代劇コスプレや当時のおもちゃで遊べるなどの体験型ミュージアムとなってます。
今回行った時は1回特別展が明治~戦後の各時代の道具展示(実態は各時代の住居の部屋・戦後初期の小学校教室・昭和30年代の街並みのを原寸大で再現とかなり大規模な展示企画)だったため体験型ミュージアムとしてさらに拍車がかかった感じになって面白かったです。
歴史展示としては岐阜城と岐阜城の天守を移築した金華山麓の加納城の復元模型が面白かったですね。





正直現地にいた2日の期間内で回った場所の数としてはあまりにも過密しけジュール過ぎました。当初これを同期間内で自転車で回るつもりでいました(ただしその際の決行予定は三月末)。距離にしてみれば200キロ未満と現地における1泊2日程度の自転車旅行でも大した距離ではないのですが、これだけたくさんのスポットを回りながら進むのは事実上不可能だなと改めて感じました。
特に滋賀県は私ミカサが旅をする上で最も好きな土地であるため、今度こそ適切な季節・期間を費やして自転車旅行で楽しみたいところです。今回100名城(新スタンプ帳の再攻略)の面倒事は片づけたので、次はそんなものにとらわれずに湖畔をゆったり走り回りたいものです。

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2019/01/21 17:22
みかささん。

そう、原付旅行なら、
過密な道路より風景まで楽しめるような道路の方が快適でしょうね。
滋賀は琵琶湖があるから道路沿いを原付や自転車で走るとストレス解消になるかもね。
彦根城も時間あれば立ち寄りたいです。
岐阜も高山あたりの方が旅情的ですよね?
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2019/01/21 13:45
saki様へ…海洋堂ミュージアムは前行った時と微妙に場所が移動分裂しててガチャポン中心の分館の展示がまだ完成していない印象がありました。以前の海洋堂ミュージアムでは最初の「ジュラシックパーク」で登場した病気のトリケラトプスのアニマトロニクスの実物(ミイラみたいになってたけどwww)が展示されてて度肝を抜かしました。
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2019/01/21 13:18
りす。様へ…結局のところ滋賀・岐阜がメインで京都・愛知はおまけに過ぎないという感覚でしかないので、京都-名古屋間という印象はないんですよねこれが自転車旅行だ大垣からスタートするのは間違いないので名古屋はスルーし、たぶん京都も目的を達成すれば素通りになる可能性がより高いです。
彦根城は良かったですヨ(^_^)
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2019/01/21 13:12

いちにぃ~様へ…100名城については新旧スタンプ帳共々50以上残ってます。
全部を制覇するのは大変ですが制覇したら制覇下でそれまで取り組んできた目標が消えてしまったと無気力症候群にならないか心配ですね(苦笑)
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2019/01/20 22:41
あ、海洋堂ミュージアム、いいですね。
行ってみたいです。
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2019/01/20 21:52
関ヶ原ルートって、
新幹線で名古屋・京都間ですね。
彦根城はなかなか良いですね〜
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2019/01/19 22:19
100名城、あとどのくらい残っているのでしょう。
全部まわったら悟りが開けそうですね
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2019/01/19 21:44
ロッくん様へ…そちらは水族館巡りだったのですね。名古屋港水族館は自分も行ってみたいんですよね。すぐ傍に二代目南極観測船ふじが博物館船としてあるので一粒で二度おいしいって感じ気になります。
自分の城レポについてはネットや本などの他者からの受け売りを自分の言葉に直して凝縮したものに過ぎないので大それたものではないのですが、岡崎城については去年正月の原付旅行で行った際に記事にしてるのでそちらをよかったら読んでください。

https://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1032798&aid=65484772
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2019/01/19 21:31
ゆりか様へ…今回はガチで死ぬかと思いました…始発までの数時間で体験した寒さで体力がごっそりと持っていかれた感じです。雪こそ降ってなかったですがさながら映画「八甲田山」みたいな感じでした。(冬の八甲田で今回の旅行スタイルだと間違いなく即死ししてると思いますが…でちなみに小谷城周辺はガチで雪降ってました。)
ストイックというかほとんど不審者そのものだだったのと疲労で立ち続けるのもつらい感じだったため(足もかなり痛めてたので)コンビニ内でジッとしてるのがつらかったんですよね。

西本願寺は学校の歴史教科書にも登場するくらい有名な安土桃山文化の代表的建築物なんですが(西本願寺書院・飛雲閣・唐門が特に有名)、伏見城・聚楽第の移築というのは現在否定されているみたいです。
ちなみに長浜の旧市街にある大通寺(本願寺系)には伏見城・長浜城の御殿や門を移築したものがあるらしいですね。
岐阜市歴史博物館は面白かったです楽市楽座の街の中では安土桃山のコスプレコーナーもあるんですが今回は年初めということもあってかできませんでした。もっとよく調べて次の機会にやってみたいですね。

ここまでの過密スケジュールはもうこりごりですね。もっとゆとりのある無理のない旅にとどめておきたいですね。(といっても100名城遠征を前にそれができるかどうか…(苦笑))
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2019/01/19 21:05
ジャッカル北上様へ…もはや観光旅行じゃないですよねw
100名城のスタンプ集めを軸に途中立ち寄れる場所をあらかじめピックアップしてどれだけ旅で計画通りコンプリート出来るかに主眼を置いてる感じなので「ラリーレース」とした方がしっくりするかもです。

ハッキリ言ってこれはやり過ぎなわけで攻めてこの半分程度に立ち寄る場所を減らして一つ一つをじっくり堪能した方が観光旅行らしかったとも思います。(ただ100名城メインになるとこれは無理かも…)
この手の旅はとても人に勧められませんね(苦笑)
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2019/01/19 21:01
こんばんは お疲れ様でしたm(_ _)m

正月休みに、ドライブで愛知・岐阜に行きました

名古屋港水族館 → 竹島水族館・竹島(ここで、2日使った) 
  → 岡崎城・大樹寺 → 犬山城 → アクア・トト岐阜

城レポートは、みかさ さんの日記を参考にしたいところです
(みかさ さんと自分では、着眼点がかなり異なると思うので・・・)
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2019/01/19 20:58
とり合絵図様へ…多少アレンジを加えてるみたいですが佐々木氏の流れをくむ家の多くが四つ目の家紋を使い続けてるらしいですね。
日露戦争で旅順要塞を陥落させた乃木希典(第三軍司令官・陸軍大将)も佐々木氏の末裔らしいですね(宇治川先陣争いで有名な佐々木高綱の子孫らしい)

大河「太平記」で陣内孝則が演じる佐々木同誉はカッコよかったですね。(もっとも陣内が大河で演じる役柄は似たようなキャラが多いですけどね。)。京極氏の一族であり本名が「高氏」と高氏(道誉)が生涯にわたり戦友として付き合う室町初代将軍・足利尊氏(最初は高氏表記)と同名だからややこしいですよねw
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2019/01/19 20:16
こんばんは、みかささん。

お城巡り旅、お疲れさまです(*^^*)
関ケ原ルート、いいですね。目ぼしいお城がたくさん!私も巡ってみたいです。
今回は本当に大変だったみたいですね。
真冬に朝まで野外って…想像してた以上に凄惨な旅じゃないですか~;;
それは体調も崩してしまうでしょうし、ゆっくり休んで英気を養ってください。
コンビニがあって本当に命綱でしたね。
ホッカイロや暖かい飲み物とかで少しは凌げましたか?私だったら店員さんに事情を話して、頼み込んでずっと中に居させて貰いますけど、みかささんはストイックなのですね。あまりご無理をなさらぬよう。

西本願寺は修学旅行で行った記憶がありますが、他の所は行ったことがないです。
秀吉時代の建築物が移築されてたのですか?えー。全然知らなかったです。もっとよく見ておけば良かった。
本能寺の字が違うのは、TV番組でもよく紹介されていますよね。よほど火にトラウマなのでしょう。
岐阜市歴史博物館は興味深いですね。
楽市楽座を再現した町並みはこの目で見てみたいです。ただの展示より体験型のコーナーのほうが面白そうですね~♪

次回はスケジュール調整に気を付けて、ゆったりとした旅を楽しんでくださいね。
お体が回復しましたら、城レポの記事も楽しみにしております(*^-^)
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2019/01/19 19:51
ヾ(o゚ω゚o)ノ゙  すご~い!! 実質2日でこの観光地巡り・・・・(,,*゚Д゚)

私は、日程に凄くゆとりを持たせ『過ぎる』悪癖があって、午前中1箇所 午後2所 18時には宿へ
って日程を立てちゃうので、見れない場所が多くて同じ場所(地域)に何度も行くハメに!
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2019/01/19 19:33
遠征お疲れさまです。
大河「太平記」の佐々木道誉が如何わしさ満載でよかったです。
佐々木、六角も家紋が隅縦四ツ目系。尼子は平四ツ目。
四ツ目はいろいろ・・・。




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