ハッピーバースデイ ディア 織田信長 あと俺
- カテゴリ：日記
- 2019/05/12 18:08:21
今日5月12日は戦国の覇王・織田信長の誕生日なんですよね。
宣教師ルイス・フロイスの「日本史」によると本能寺の変の記述において信長は誕生パーティの19日後に本能寺の変で斃れるとあるため、本能寺の変の当日である天正10年6月2日から逆算して5月12日となるわけです。
ちなみにこのお誕生会は日本人がやった最初の誕生パーティだそうです。
明治以前の日本人は満年齢ではなく年が変わる正月に一つ年をとる数え年で年齢を表していたため誕生日を祝う習慣自体が無かったんですよね。(正月が誕生パーティ的なもん。一応現代の天皇誕生日である天長節は奈良時代からあるみたいだけど、あれは現代人のイメージするお誕生会とは感覚が異なるわけで…)
なんで信長の誕生日をここまで熱く語るかというと
私ミカサの誕生日も5月12日なんですよ。
今日で34歳と相成りました。
誕生日が一緒という事で嫌が応にも信長を無視できず他人ごとにできないんですよねｗ
ちなみに信長の誕生日のことを知ったのは大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」(92年・緒形直人主演 ・史上唯一の信長単独主役大河)から。
作中で信長は自分の誕生日を自らを神として崇める祭りにしようとしたぶっ飛んだ考えを諫めた筆頭家老林通勝が追放されるという内容でした。
なおこの5月12日の織田信長の誕生日はあくまで旧暦であり、現代の西暦に直すと6月22日になるそうです。しかしお誕生会をやった信長本人は間違いなく5月12日を自分の誕生日と認識していたはずなので、
ここはなんとしても信長の誕生日は5月12日と押し通します！(さらに言うと実は5月12日の他に5月28日が信長誕生日だという異説もあるんですがそれは置いておいて…w)
…てなわけで私ミカサは34歳となりましたがその私ミカサと同じ34歳の信長が何をしていたかと申しますと(ここでの信長の年齢はあくまで数え年の34歳。満年齢の34歳とするとあまりにもややこしくてこんがらがってしまうので…)
この時信長は稲葉山城を攻め落とし戦国大名斎藤氏を滅ぼして美濃攻めを完了させました。
時に永禄10年(1567年)
信長が美濃攻めを始めたのが桶狭間合戦の翌年の永禄4年(1561年)なので美濃攻め完了までに約7年を費やしたことになります。
信長の美濃攻めの発端は桶狭間合戦(1560年)の4年前の長良川合戦で斎藤道三が嫡男斉藤義龍に攻め殺されたところから始まります。娘婿である信長は救援に向かいますが間に合わず道三はあえなく討ち死に。しかし討ち死にする直前道三は信長に自身が治めてきた美濃を譲ると記した「国譲り状」を贈っていました。(現存三通あるも真贋の評価が分かれる。ただ信長と道三の間でその手の約束をした可能性は非常に高いらしい。)
その後信長と義龍は美濃尾張の国境を挟み小競り合いを繰り返していたわけですが、道三が滅びてからわずか5年後の1561年に斎藤義龍は何と35歳の若さで急死。その間に一族内の内乱を制して尾張を統一し桶狭間合戦と松平元康(後の徳川家康)との同盟締結を経て当面の東の脅威から解放された織田信長はこの機を逃さず道三の遺言を口実に美濃攻めを本格化させます。
それでも元来精強と言われた美濃勢を前に信長勢は苦戦し一進一退の攻防を続けます。
しかし若くして急死した義龍の跡を継いだ斎藤龍興は家督継承時点でまだ14歳の若年であり、美濃攻めの攻防の中で道三・義龍以来の有力家臣の喪失や龍興に取り入る佞臣の跳梁跋扈によって求心力が低下し家中の結束に綻びが生じていました。これを見た信長は調略によって美濃勢の切り崩しをはじめて徐々に斎藤家の家臣団を取り込んで美濃を侵食していきます。(この美濃勢の切り崩しで活躍したのが後の豊臣秀吉こと木下藤吉郎でありこの美濃攻めで記録上初めて歴史の表舞台に登場する。墨俣一夜城については信憑性が乏しいため割愛。)
そして1567年(永禄10年)に斎藤家の有力家臣であった稲葉義通・安藤守就・氏家ト全の西美濃三人衆が調略によって相次いで龍興から離反したのを口火に信長は丸裸になった稲葉山城を総攻撃。稲葉山城はあっという間に陥落し龍興は逃亡して戦国大名斎藤氏は滅亡します。(当主斎藤龍興自身は朝倉氏滅亡を決定づけた1575年の刀根坂の戦いで討ち取られるまで三好三人衆や石山本願寺を含む一向一揆勢力や朝倉氏などの反信長勢力に身を寄せて信長への抵抗を続けます。)
美濃を攻略した信長は稲葉山城を古代中国王朝周の発祥の地・岐山(「封神演義」にも出てくるアレ。)の逸話をもとに岐阜城と改名。この岐阜城を拠点に「天下布武」のスローガンのもと天下統一事業を開始するわけです。
美濃攻め完了まで信長が率いた尾張勢は海に面した港を持つために経済感覚に優れる反面弱小だったとのことであり、美濃攻めによって精強な美濃の将兵を掌握したことによって信長は初めて天下を狙えるだけの兵力を整えることができたわけです。
美濃攻めはまさに信長の天下布武の原点なのです。(断じて桶狭間合戦が原点ではない。)
そんな劇的な生涯を送った信長に対し、相も変わらずうだつの上がらない人生送ってる自分が情けなくて泣けてきます。(毎年のようにこの記事を書くたびにコレ(苦笑))
さすがに信長のようにとは思わないけどもっと充実した人生を送りたいものです。
…まあ、そんなわけで今日は信長の誕生日
ハッピーバースデイ ディア 信長～
…あと俺
ハッピーバースデイ トゥ ユ～それにしても今年の誕生日記事でやっと美濃攻め地獄から解放されたよ…
毎年この誕生日記事を書いてるわけじゃないけど7年間ずっと美濃攻め関連記事ばかりだったので最初に書いた記事をコピペしてアレンジしたものばかりで本当に味気なかったわけで…
来年からは少しでも書いてて面白い信長誕生日記事が書けるかな…？(自分の誕生日のことは完全に差し置いて…)
留守中のご訪問、ありがとうございました。
そして大変遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます！
織田信長と同じ誕生日なのですね！これは意識していしまいますね^^
美濃攻めの記念すべき歳に、みかささんにも飛躍する素敵な出来事がおこりますよう、お祈り申し上げます！^^/
遅ればせながら、Happy birthday to you!
信長と同じことをしたいわけじゃありませんがあの凄まじいバイタリティには憧れますね。歴史上の人物よりも真っ当な人生を生きてる普通の人と比べてしまいがちです。何せ劣等感が強いもので…
信長公とご自分を比べるのですか。ん～～天下布武頑張ってくさい。（そう言う事じゃないですね）
大河「信長」(92)は前年の「太平記」(91)と共にリアルタイムで見た大河の中で記憶にある最古の作品のひとつなんですよね。作中の誕生日の下りは大学時代以降にレンタルビデオで借りてきた大河総集編越しに初めて知った感じです。
信長のみならずどの時代の歴史人物のようにもさすがに生きることはできないでしょうが、少なくとも自分のやりたいことをきちんと実行できるバイタリティだけは生涯持っていたいとは思います(^_^)
私ミカサ自身は無駄に長生きしたいとは思いませんがやりたいことをやり切るまでは心身ともに壮健なまま活動できるように可能な限り頑張っていきたいと思います(^_^)
A-chan様へ…戦国時代のような波乱万丈な人生はさすがに送りたいとは思いませんが少なくとも性が面白おかしく生きれるようではありたいですね。
私ミカサはいろいろあって普通のまともな人生は遅れそうにないでしょうが、死ぬ最期の瞬間まで面白おかしくいきたいものですね。
一日過ぎてしまいましたが、誕生日おめでとうございます♪
へぇ～、信長の誕生日がわかったのってそういう理由だったんですね。
確か以前に日記でも教えて頂いた記憶がありますが、信長と同じ誕生日とは、すごい偶然です！
信長の人生と比べられてしまったら、誰もが平凡な人生になってしまいますね；；
でも、信長の人生は激動過ぎるので私は平凡のほうが良いです（苦笑）
ハッピーバースデイ ディア 信長～♪と、みかささん(*^^*)
そして信長の説明分かりやすかったです(笑)
織田信長は本能寺の変で滅びましたが
みかささんは長生きしてくださいね。
波乱にとんだ戦国武将の生き方は劇的だと思いますが、戦いの無い平和な時代に生まれて来られたみかささんは幸せだと思いますので、これからも頑張ってご自分の人生を全うして下さい。
色々勉強になりました。
信長の時代と現代とでは寿命もかなり違ってる訳ですし、
それを考えると信長34歳は現代で考えると5～60歳くらい？
みかささんもまだまだこれからですって～＾＾
記事中で触れられている、大河ドラマ 信長のシーンは覚えてます