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つくしのつれづれノート


細田守の「時をかける少女」を観てきました

ただいま期間限定で全国でリバイバル上映してるということで観に行きました。

「時をかける少女」はアニメ映画監督細田守の名を一躍とどろかせた代表作といえる作品です。
2006年の作品でありもうだいぶ前になるんですねえ…

「時をかける少女」といえば筒井康隆原作のジュブナイル小説の傑作であり、1983年公開の大林宣彦の尾道三部作「時をかける少女」(原田知世主演)があまりにも有名なわけですが、
それがためにその後リメイクされた作品がことごとく失敗するというある意味リメイクの鬼門といえるような題材になっていました。
この細田守の「時をかける少女」がほかのリメイク作と大きく違うのは
尾道三部作版の「時をかける少女」の20年後を描くという続編になっていることであり、
原作及び尾道三部作版の主人公である芳山和子の姪を主人公にして物語が進むため、尾道三部作版のファンにも大きく受け入れられ
それでいてそれでいてきちんと単品の映画としてすんなり観ることができることもあって幅広い年齢層から支持される名作アニメとなったわけです。

それでも公開当時は無名のアニメ監督によるリメイク作の成功例が乏しい題材ということもあってか全国6か所の映画館のみでの小規模上映されました。
しかしいざ公開されるとネットの口コミで評判が広がって大量の観客が詰めかける結果となり、小規模上映用の14本しかない上映用フィルムを全国で使いまわす形で上映規模がどんどん拡大し、最終的に全国100か所の映画館で上映・9か月のロングランになり国内外から高い評価を受けるというまさにシンデレラストーリーともいうべきヒット過程を経ることになりました。
今でこそ細田守は著名なアニメ監督となっていますがこの「時をかける少女」こそその地位を確立させる第一歩になったわけです。

そうした名作ということもありこれまで何度もTVで放送されたわけで自分も何度もこのアニメ映画を見てるわけですが、
今回のリバイバル上映で初めて大スクリーンで鑑賞することができました。
暗い上映室の中で上映される映像にひたすら没頭できる環境の中で「時をかける少女」を鑑賞できてとても感激でした。
アニメ実写にかかわらずこの手の名作のリバイバルの機会はこれからももっと増やしてほしいものです。

…でこの「時をかける少女」ですが昨日の金曜日から2週間限定で全国100か所の映画館で期間限定上映してるとのこと。さらに7月28日(金)からは細田守のもう一つ代表作「サマーウォーズ」(09年)が2週間限定でリバイバル上映されます。
細田守作品のツートップともいえるこの2作品を映画館の大スクリーンで観れる機会ってなかなかないと思いますので気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?



「時をかける少女」「サマーウォーズ」のリバイバル上映する映画館の一覧は以下のサイトで確認できます。
↓↓
https://filmaga.filmarks.com/articles/243160/

アバター
2023/07/09 22:15
セツナ様へ…かなり大規模にリバイバル上映やってるみたいですね。奥華子の挿入歌「変わらないもの」はEDの「ガーネット」よりも印象に残ってます。
アバター
2023/07/09 18:09
こんばんは、自分は時をかける少女を金ローで見て、名作だと思い、DVD買いました。6月30日に映画館で、インディージョーンズと運命のダイアルを観て来たんですが、その際同映画のリバイバル上映を知りました。良い取り組みだと思います。挿入歌の「変わらないもの」も名曲ですね^^




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