Nicotto Town


つくしのつれづれノート


インディ・ジョーンズを観てきました


「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を日曜に観てきました。

このところあまりにも暑いので夜の回を観にったのですが上映時間がこれまでのシリーズを超える3時間近くあるようだったために映画が終わったら11時前になっていました。
ちょっと長すぎやしません?


物語はアポロ宇宙船が月面着陸した1969年を舞台に古代ギリシャの計算機(サブタイの運命のダイヤル)をめぐってインディとナチスの残党が争奪戦を繰り広げるという内容。

今回のお宝は俗に「ギリシャのコンピューター」とオカルト愛好家から注目されてきたオーパーツとされるもので、実際には機械時計やアナログ計算機の御先祖ともいうべき偉大な古代遺物がモデルなんですけが、
この映画ではその精密機械にとんでもない能力が隠されており、それが終始決して幸福とは言えない余生を過ごしてきたインディを翻弄します。


全体的にいうと基本的にはいつも通りのインディ・ジョーンズというべき冒険活劇であり、80を過ぎたハリソン・フォードがいまだにアクション映画での活躍が通用することに腰を抜かしたわけなのですが、
インディを含めたシリーズの登場人物が戦後の激動の歴史の渦に巻き込まれた流転の人生を送ってる様子が描かれてることがとてもショッキングで終始物語をビターな印象で観ていました。
人生の終盤を迎えたインディがどうこれからの余生に向き合うべきなのかをテーマにするという意味ではぴったりな内容だとは思うのですが、これまでシリーズをずっと楽しんできた身の上としてはやはり寂しいものがあります。
ラストは孤独に苛まれてきたインディの救いが用意されたものになっていましたが、個人的にはそこからテレビシリーズ「ヤングインディ・ジョーンズ」で描かれる大勢の孫ひ孫親類に囲まれながら口やかましく若いころの冒険談を語る晩年のインディ(90代)に繋がっていってほしいなと切に願ってしまいました。


ちなみに一番面白かったのは冒頭のWWⅡ末期にドイツ軍が世界各地から略奪した古代遺物を奪還する過程で偶然ダイヤルの一部を手に入れる場面。
これまでインディ・ジョーンズシリーズでは車・バイク・船(ボートも含む)・馬などのアクションはこなしてきたわけですが純粋な列車アクションはなかったわけで今回ものすごくワクワクして観ていました。
(一応3作目「最後の聖戦」の冒頭でサーカス列車のアクションはあるものの大量の人員を乗せた列車アクションではなかったため物足りなかったわけです。今回は兵員物資を乗せた装甲列車みたいですが…)
やっぱり時代的にもインディの年齢的にもこのシリーズはWWⅡまでの冒険活劇が一番面白いんだなと再認識したわけですが、
この若いインディを表現するためにCGで若いころのハリソン・フォードを合成してるとのこと改めて技術の進歩に驚かされます。


とにもかくにも本作でハリソン・フォードのインディ・ジョーンズは最後になるわけで本当に「お疲れさまでした。」という気持ちでいっぱいです。
今まで本当にありがとう‼








…でももしこの先何十年後かに新たなキャスティング・スタッフでインディ・ジョーンズ作られるのであれば古き良き冒険活劇が一番見栄えよく見える1920年代~1930年代のインディ・ジョーンズをまた見たいとは思いますね。
われながら欲張りだとは思いますけどww





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