創作時代小説 兄弟2
- カテゴリ: 自作小説
- 2018/01/15 00:22:35
源頼朝と源義経。後世に名高いこの兄弟の人生は初めから順風満帆だったわけではない。幼少の頃に父源義朝が平清盛によって平治合戦で滅ぼされ、兄頼朝は流刑先の東の辺境の伊豆へ、弟義経は北国の覇王藤原秀衡を頼って奥州平泉へ逃れた。栄華の極みにある平家の陰に隠れて生きていくより他なかったのである。その間はおろか...
つれづれなるままに自由に書いていきます
源頼朝と源義経。後世に名高いこの兄弟の人生は初めから順風満帆だったわけではない。幼少の頃に父源義朝が平清盛によって平治合戦で滅ぼされ、兄頼朝は流刑先の東の辺境の伊豆へ、弟義経は北国の覇王藤原秀衡を頼って奥州平泉へ逃れた。栄華の極みにある平家の陰に隠れて生きていくより他なかったのである。その間はおろか...
とある兄弟がいた。 弟が母の胸に抱かれながら戦で混乱する都を彷徨っていた時、兄は今まさに首を刎ねられようとしていた…
この戦はこの兄弟の父親が起こしたものだった。先の合戦で武功を挙げたものの宮中から優遇されなかった父親が一時的に空白地帯となった都を挙兵してクーデターを起こして一挙に...
結局サエに諭されていきなり告白するという勇気までには至っていない。思いが通じればその後はバラ色の様な日々が待っているのだろうけど、断られてタダシ君に寄せる恋が終わってしまうのがとても怖く、ならばもう少しだけ今のぬるま湯のような状態に使っていたいというのが私の本音だった。けれどそのまま卒業までぬるま湯...
「はい、撮りま~す。笑って~」とカメラマンがシャッターを切る修学旅行の集合写真の順番が、いよいよわたしのクラスの番に近づいてきた。
どうしよう、すごいドキドキする…
別にわたしが写真に写るのが恥ずかしいというわけじゃない。確かに前に出て目立とうということが得意というわけじゃないんだ...
夕方の学校の帰り道、彼と一緒に家に帰る。
夕日に照らされてる中、私のとなりで黙々と歩いているのがわたしの彼氏だ。
イケメンじゃないけど、何かを考えふけっている時の彼の横顔がかっこいいとわたしは思っている。
友達は彼のことをボサっとした間抜けづらというけれど、
わたしはそんな彼が大好きだ。
告白し...